全国のドクター9,362人の想いを取材
クリニック・病院 160,997件の情報を掲載(2020年12月05日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 板橋区
  4. 新板橋駅
  5. 小林皮膚科
  6. 小林 幹子 院長

小林 幹子 院長の独自取材記事

小林皮膚科

(板橋区/新板橋駅)

最終更新日:2020/04/21

32086 top

2020年4月、それまで20年近くにわたって診療を続けてきた「小林皮膚科」が、新しい場所に移転した。移転先は元の場所から歩いて4分ほどの商店街に面したビルの2階。エレベーターがあるのでベビーカーや車いすでの来院にも不便はない。都営三田線・新板橋駅からは歩いて4分。院長の小林幹子先生は、一般的な皮膚疾患からピアスや化粧品などについても気軽に相談に応じてくれる、地域住民のかかりつけ医的な存在だ。高齢などの理由で通院が困難な患者への往診にも対応している。インタビューでの穏やかで優しい口調からは、診察の場でも患者が心を開いて話しやすいだろうということが容易に想像できた。何でも気軽に相談できる場所でありたいと語る小林院長に、いろいろと話を聞いた。
(取材日2020年4月6日)

幅広く一般的な治療を中心に、往診にも対応

こちらの場所に移転した理由と感想をお聞かせください。

1

道路拡張工事とビルの老朽化が重なっての移転ということです。建物も古く道路計画についても数年前からお話はあったので、いずれはと思っていました。前の場所で18〜19年診療していましたが、たくさんの対話を通じて築いてきた患者さんとの人間関係を大切にしたかったのと、土地への愛着もあり、板橋から離れることは考えていませんでした。近くで場所を見つけられたのは良かったのですが、すっかり動線が変わってしまって、すぐに今までと同じペースで診察できるかどうか、不安ではあります。内装はベビーカーや車いすの方でもそのまま入れるように、バリアフリーにしました。前の場所はとても日当たりが良かったのが気に入っていましたが、こちらは待合室に日が差し込まないので、極力明るくなるように工夫しました。

最近の傾向として、どのような患者さんが多いですか?

もともと特定の症例や患者層が多いということはなく、年齢では下が0歳から上は90代まで、幅広くいろんな方がいらっしゃいます。少子化といわれていますが、乳幼児や中高生も多いですね。今年の特徴は、高校を卒業するのでピアスを開けたいという女の子が多かったことです。休校になったり卒業式や外出もできなくなったりしたことが影響しているのかも知れません。ピアスに関しては、穴を開ける位置が下すぎると切れてしまうおそれがあるとか、横を向いて寝ると痛いとか、トラブルになりやすい場所を避けるようなアドバイスをしています。もちろん自費になりますが、皮膚科で開けることで安心感が得られるのではないかと思っています。こちらからのお願いとして、高校生以下の方は、親御さんの許可をいただかないと開けないようにしています。そのためお母さまと一緒に来院される方もいらっしゃいます。

診療において得意分野や特徴のようなものはありますか?

2

本当に幅広く一般的にということで、特に何かに力を入れているというものはありません。特徴があるとすれば、前の場所はエレベーターがなかったので、階段の上り下りが困難な患者さんのためという理由もあって、往診に対応していることでしょうか。最近は一人暮らしのお年寄りを中心に、通院困難な方が増えているようで、往診の依頼は結構あります。それもあってエレベーターのあるビルを選んだのですが、それでも来れないという方もいらっしゃるので、今後も往診は続けていこうと思っています。往診の患者さんで多いのは、やけどと褥瘡(じょくそう)ですね。ストーブのすぐ近くにずっと同じ姿勢でいたり長時間こたつに入っていたりすることでやけどしてしまう方が多いので、暖房器具の使い方には気をつけてほしいと思います。

対話を重視し、患者の話をしっかり聞くように心がける

診療において大切にしていることを教えてください。

3

地域密着型のクリニックですし、患者さんとの対話を重視し、お話をしっかり聞くように心がけています。患者さんは自身の不調に対する訴えがあり、それを良くしたいというお気持ちで来られているので、その問題点をしっかり把握し改善できるように治療やアドバイスをします。症状については、病名はもちろん、どういうことが原因でこういう症状になっているのかを、わかりやすく丁寧にお伝えするようにしています。時間が許す場合は、プライベートなことや世間話をすることもあります。患者さんの生活スタイルやバックグラウンドを知っておくと、診療に役立つことがあるからです。

自費診療にも力を入れているのですか?

美容面での相談を受けることは多いですね。私が大学を卒業した頃は、美容皮膚科のようなジャンルはまだなかったので、そういった科目ができればいいなとは思っていました。でも医師になってから、自費診療を行っているクリニックでアルバイトをしたことがありましたが、要求水準がとても高い患者さんが多く、1人あたりの診療時間も長くかかっていたので、自身のクリニックでは少し難しいかなと思いました。ですから当院では、ハイドロキノンを含む化粧品や、日焼け止め、石鹸、ビタミンCのローションなどをご紹介するくらいで、自費診療には特に力を入れていくつもりはありません。患者さんから自費診療のご相談があれば、どういった施術方法があるか等をお話しすることと、実施している医療機関を紹介するなどの対応をしています。

皮膚科の診療を続けてきて、大変だったことはありますか?

4

開院して1年たたない時期に妊娠して、1人目を出産した後はとても大変でした。その1年半後に2人目が生まれた時は、他の大学の先生や友人のドクターに来てもらったりと、何とかやっとの思いで乗り越えました。子どもが小さい頃は、喘息で命に関わるような事態になって、長期休診にせざるを得ないことも何度かありました。近年は子育てしながら働く女性の大変さがマスコミなどで取り上げられることが増えましたが、昔からワーキングマザーは皆さん苦労されていると思います。私も患者さんやスタッフにご迷惑をかけながら、そして、ご理解をいただきながら、何とかやってきました。私のことだけではなく、そういう働く女性をもっと寛容にみていただける社会になるとありがたいなと思います。

どんなことも気軽に相談できる場所でありたい

医師を志したきっかけと皮膚科を選んだ理由を教えてください。

5

父は内科医師で母が眼科医師だったことから、自然に自分も同じ道をめざしました。親の強い希望もあり、両親が医師という環境では、子どもがまったく違う分野の仕事をめざすのも大変かなという思いもありました。そして小さい頃、よく病気をしていたので、病院に行ったり医師に接したりする機会が多かったことも、医師をめざす動機になったかもしれません。医師は人の役に立つ職業なんだと素直に思っていました。現在、診療をしていると、両親のことを懐かしく話してくださる患者さんがいて、そういうときにはうれしいですし、ありがたいなと思います。皮膚科を選んだのは、大学時代の講義がすごく面白かったんです。教授の話がまるで漫才のようで。それが理由の1つです(笑)。

プライベートな時間はどのようにお過ごしですか?

子どもが小さい頃は、家族全員で遠くまで車で出かけることもありましたが、大きくなってからは、買い物に行ったり、近場に外出することが多いです。私自身の趣味として、大学生の時一時期やっていた声楽を最近また始めています。また子どもがが飼いたいというので犬を飼い始めました。私が一番世話をしているので、まるで私の犬のようになってしまっています。でも散歩に連れて行くようになってから、私自身体調がちょっと良くなったような気がしますね(笑)。

それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

6

今、化粧品は非常に多くの種類があって、皆さんが試してみたいと思う気持ちはとてもよくわかります。でも化粧品は塗れば塗るほど肌が良くなるわけではなく、使い過ぎると肌トラブルにつながることもあります。人それぞれ肌のタイプがあり、それによって塗ったほうが良い方と塗らないほうが良い方がいます。そういうことを皆さんに知っていただきたいと思います。私自身が、実際に試してみて肌への負担が少ないと感じた化粧品を紹介することもできます。そういったことも含めて、一般皮膚科診療のクリニックとして、何でも気軽に相談できる場所でありたいですね。どんなことでも、困ったことがあったらぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ピアスの穴開け/片耳3000円~、両耳5000円~

Access