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小林 幹子 院長の独自取材記事

小林皮膚科

(板橋区/新板橋駅)

最終更新日:2021/06/22

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2020年4月、それまで20年近くにわたり診療を続けてきた「小林皮膚科」が、新しい場所に移転。移転先は元の場所から歩いて4分ほどの商店街に面したビルの2階。エレベーターがあるのでベビーカーや車いすでの来院にも不便はない。都営三田線・新板橋駅からは歩いて4分。院長の小林幹子先生は、一般的な皮膚疾患からピアスや化粧品などについても気軽に相談に応じてくれる、地域住民のかかりつけ医的な存在だ。高齢などの理由で通院が困難な患者への往診にも対応している。インタビューでの穏やかで優しい口調からは、診察の場でも患者が心を開いて話しやすいだろうということが容易に想像できた。何でも気軽に相談できる場所でありたいと語る小林院長に、いろいろと話を聞いた。
(取材日2020年4月6日/更新日2021年6月21日)

幅広く一般的な治療を中心に、往診にも対応

こちらの場所に移転した理由と現在の状況をお聞かせください。

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道路拡張工事とビルの老朽化が重なっての移転ということです。建物も古く道路計画についても数年前からお話はあったので、いずれはと思っていました。前の場所で18〜19年診療していましたが、たくさんの対話を通じて築いてきた患者さんとの人間関係を大切にしたかったのと、土地への愛着もあり、板橋から離れることは考えていませんでしたが、近くに移転先を見つけられたのは良かったです。内装はベビーカーや車いすの方でもそのまま入れるように、バリアフリーにし、ビルの中ですが、待合室も極力明るくなるように工夫しました。また、昨今の感染症対策の観点からも空気の換気を徹底しており、手指消毒でも手に疾患がある方でもしみたりしないよう、刺激が少ないアルコール消毒を用意するなど院内感染防止を講じています。

最近の傾向として、どのような患者さんが多いですか?

もともと特定の症例や患者層が多いということはなく、年齢では下が0歳から上は90代まで、幅広くいろんな方がいらっしゃいます。少子化といわれていますが、乳幼児や中高生も多いですね。現在の特徴は、高校を卒業するのでピアスを開けたいという女の子が多くなったことです。休校になったり卒業式や外出もできなくなったりしたことが影響しているのかも知れません。ピアスに関しては、穴を開ける位置が下すぎると切れてしまうおそれがあるとか、横を向いて寝ると痛いとか、トラブルになりやすい場所を避けるようなアドバイスをしています。もちろん自費になりますが、皮膚科で開けることで安心感が得られるのではないかと思っています。こちらからのお願いとして、高校生以下の方は、親御さんの許可をいただかないと開けないようにしています。そのためお母さまと一緒に来院される方もいらっしゃいます。

診療において得意分野や特徴のようなものはありますか?

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幅広くお悩みに寄り添えることをモットーにしており、常に治療法など情報をアップデートしていくことに努めています。最近では、わき汗のご相談が多くなり、注射だけではなく、塗り薬という方法も増えたので、個々の生活様式に合わせて治療法も選択していただきやすくなりました。他にもアトピー性皮膚炎では、注射によって症状の改善を見込める治療法も増えています。広範囲に症状が出ており、痛みやかゆみを伴う場合は、この治療法を勧めていますので、ぜひご相談していただければと思います。医院の特徴とすれば、往診に対応していることです。最近は一人暮らしのお年寄りを中心に、通院困難な方が増えているので、往診の依頼も結構あります。往診の患者さんで多いのは、やけどと褥瘡(じょくそう)で、冬には暖房機器でのやけどが多くなるので、訪問時にも注意を促しています。今後も必要に応じて往診を続けていければと思っています。

対話を重視し、患者の話をしっかり聞くように心がける

診療において大切にしていることを教えてください。

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地域密着型のクリニックですし、患者さんとの対話を重視し、お話をしっかり聞くように心がけています。患者さんは自身の不調に対する訴えがあり、それを良くしたいというお気持ちで来られているので、その問題点をしっかり把握し改善できるように治療やアドバイスをします。症状については、病名はもちろん、どういうことが原因でこういう症状になっているのかを、わかりやすく丁寧にお伝えするようにしています。時間が許す場合は、プライベートなことや世間話をすることもあります。患者さんの生活スタイルやバックグラウンドを知っておくと、診療に役立つことがあるからです。

自費診療にも力を入れているのですか?

美容面での相談を受けることは多いです。私が大学を卒業した頃は、美容皮膚科のようなジャンルはまだなかったですが、医師になってから自費診療を行っている医院でアルバイトをしたことがありましたが、お悩みも深い患者さんがいらっしゃるので、1人あたりの診療時間もしっかりと取っていました。当院では美容皮膚科だけをメインにというよりも、皮膚疾患で悩まれている方を広く診ていきたいという方針ですので、ハイドロキノンを含む化粧品や、日焼け止め、石鹸、ビタミンCのローションなどをご紹介するほどにしております。もちろん、患者さんから自費診療のご相談があれば、どういった施術方法があるか等をお話しすることと、実施している医療機関を紹介するなどの対応をしています。

皮膚科の診療を続けてきて、大変だったことはありますか?

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開院して1年たたない時期に妊娠して、1人目を出産した後はとても大変でした。その1年半後に2人目が生まれた時は、他の大学の先生や友人のドクターに来てもらったりと、やっとの思いで乗り越えました。子どもが小さい頃は、喘息で命に関わるような事態になって、長期休診にせざるを得ないこともありました。近年は子育てしながら働く女性の大変さがマスコミなどで取り上げられることが増えましたが、昔からワーキングマザーは皆さん苦労されていると思います。私も患者さんやスタッフにご理解をいただきながら、何とかやってきました。そういう働く女性をもっと寛容にみていただける社会になるとありがたいなと思いますし、当院でもそういった女性の方々の気持ちに寄り添いつつ診療していきたいです。

どんなことも気軽に相談できる場所でありたい

医師を志したきっかけと皮膚科を選んだ理由を教えてください。

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父は内科医師で母が眼科医師だったことから、自然に自分も同じ道をめざしました。親の強い希望もあり、両親が医師という環境では、子どもがまったく違う分野の仕事をめざすのも大変かなという思いもありました。そして小さい頃、よく病気をしていたので、病院に行ったり医師に接したりする機会が多かったことも、医師をめざす動機になったかもしれません。医師は人の役に立つ職業なんだと素直に思っていました。現在、診療をしていると、両親のことを懐かしく話してくださる患者さんがいて、そういうときにはうれしいですし、ありがたいなと思います。皮膚科を選んだのは、大学時代の講義がすごく面白かったんです。教授の話がまるで漫才のようで。それが理由の1つです(笑)。

プライベートな時間はどのようにお過ごしですか?

子どもが小さい頃は、家族全員で遠くまで車で出かけることもありましたが、大きくなってからは、買い物に行ったり、近場に外出することが多いです。私自身の趣味として、大学生の時一時期やっていた声楽を最近また始めています。また子どもが飼いたいというので犬を飼い始めました。私が一番世話をしているので、まるで私の犬のようになってしまっています。でも散歩に連れて行くようになってから、私自身体調がちょっと良くなったような気がしますね(笑)。

それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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今、化粧品は非常に多くの種類があって、皆さんが試してみたいと思う気持ちはとてもよくわかります。でも化粧品は塗れば塗るほど肌が良くなるわけではなく、使い過ぎると肌トラブルにつながることもあります。人それぞれ肌のタイプがあり、それによって使用法はさまざまですので、皆さんに知っていただきたいと思います。私自身が、実際に試してみて肌への負担が少ないと感じた化粧品を紹介することもしています。そういったことも含めて、一般皮膚科診療のクリニックとして、何でも気軽に相談できる場所でありたいですね。どんなことでも、困ったことがあったらぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ピアスの穴開け/片耳3000円~、両耳5000円~

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