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佐藤 美枝子 院長の独自取材記事

みえこ女性クリニック

(板橋区/板橋区役所前駅)

最終更新日:2022/05/10

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板橋区役所駅から徒歩20秒、好立地にある「みえこ女性クリニック」。院内はピンクを基調にした清潔感と温かみのある雰囲気、診察室は外に声が聞こえないよう個室でプライバシーに配慮されているので安心だ。優しく華やかな笑顔と話しやすい気さくな人柄が魅力的な、院長の佐藤美枝子先生は東京女子医科大学で卵巣がんを中心に産婦人科全般で数多くの臨床と研究に携わって来たベテラン医師。女性のためのパートナークリニックを自負する同院には、日本全国や海外からも、10代から80代までの幅広い世代の女性たちが来院する。医業と子育てにまい進してきた情熱とパワーは、今なお健在で、訪れる女性たちの心強い味方となっている。そんな佐藤院長に、医療にかける熱い思いや女性たちへの愛情あふれるアドバイスを聞いた。

(取材日2014年1月17日)

遠方からの来院もある女性専門クリニック

国内のみならず海外からも女性の患者が来院されるそうですね。

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当院は女性の体と心を支える女性専門のクリニックとして開業して15年以上になります。近隣の方はもちろん、当院のホームページをご覧になり地方や海外からも来院されます。遠方からの患者さんは海外に在住している日本人の患者さんで、もともと当院に通われていた方や、近くに女性専門のクリニックがない、外国人の医師に女性の繊細な症状を伝えるのが難しいといった理由でクリニックを探していた方などです。ちょっと調子が悪いとか、気になる部分があるなど悩みや不安があるときに、女性の皆さんが一人で抱えこまずに気軽に相談できるクリニックでありたい。というのが当院のモットーです。スタッフ全員が女性で、抜群のチームワークを生かし、また忙しい患者さんにも通いやすいように、曜日によっては夜20時まで、土曜日の午後も診療しています。

患者はどういった症状で来院されますか?

患者さんは10代から80歳以上の方まで幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。生理不順や生理痛、出血が多いなど月経にまつわる悩みや更年期障害など一般的な女性特有の症状の方が多いですね。ほかにも子宮体がん、子宮頸がんなどのがん検診や各種女性健診、不妊治療など、女性の体に関すること全般を幅広く診療しています。また、女性として受けたい診療は何かと考えて取り入れた、ケミカルピーリング、医療脱毛にも対応しています。診療外の取り組みとして、外部の専門スタッフによるアロママッサージとリフレクソロジーも受けていただくことができます。私が常に診療で心がけているのは、「自分が婦人科に来た時は、どのように接してほしいか」「自分が患者さんだったらどんな言葉をかけられたら落ち着くか」と患者さんの立場に立って接することです。

産科ではどのような治療をされるのでしょうか。

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当院には不妊治療後の妊婦さんも定期健診で来院されます。残念ながら入院施設がないため分娩はできませんが、帰省分娩の方や近隣の大学病院で分娩希望の方が、通いやすく話がゆっくりできるクリニックということで、当院を選ばれるようです。分娩する場所に迷う妊婦さんの相談に乗ったり、病院やクリニックへのご紹介もしています。妊婦さんの産院への良き橋渡し役になれたらと思っています。妊娠するということは、人の自然な気持ちであり生理でもあります。私はこの子作りと胎児の発達過程の健診が大好きです。妊娠した時、赤ちゃんの発育を両親と見る時、そして産まれた後、親子でクリニックを訪れてくれる時。これまで何組もの喜びの顔に出会ってきました。毎年、患者さんたちから赤ちゃんの写真の入ったはがきが送られてきます。産科医冥利に尽きる幸せな瞬間ですね。

社会人を経て医大へ入学、子育てをしながら医師の道へ

医師を志されたきっかけは何ですか?

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私は4人姉弟の3番目として生まれ、両親、祖父母、叔母は医師でした。医師になりたいと心の底から思った原点は、患者さんやスタッフにも非常に慕われていた両親の影響が大きかったです。4人の子どもを育てながら医師をしている母、とても優しく穏やかな父が診療後の患者さんから感謝される姿です。元旦以外毎日診療をしており、夜間の往診もありました。医院の庭が遊び場だった私たちが医者になるのは当然という雰囲気もあり、姉弟は皆医学部に進みましたが、私は薬学部に入学し卒業後は薬学系の新聞社で記者をしていました。しかし「私が本当になりたかったのは医師だ」という思いが募り、社会人になって8ヵ月後、仕事を辞めて医師をめざすことを決めました。すぐに猛勉強し翌年に医科大学に合格しました。

先生は母親業をこなしながら医師への道を歩まれたそうですね。

私は医大を受験した翌月に結婚し、大学の合格発表を受け取ったのは新婚旅行先でした。医大の4年生のとき長女を出産したら、生まれた子どもがかわいくて。子どもとふれあえる仕事がしたいと思うようになりました。私の姉たちが小児科医でしたので、私は産婦人科医になることに決め、卒業後はそのまま東京女子医科大学産婦人科に入局しました。長男を出産したのは、研修医になって間もない頃です。当直もありましたが、何とかこなしながら2人の子どもを育てました。大学の産婦人科では10年間、卵巣がんを中心に女性の疾患やお産など全般を診療して医師としての経験を積みました。その後は東峯婦人クリニックで10年間勤務し副院長まで務め、特に不妊治療について多くの症例を診療しました。ここでは開業医としてのノウハウや心構えも学ばせていただき、2004年に当院を開業する運びとなりました。

実際の診療ではどんなことを心がけていらっしゃいますか。

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私は患者さんの状況や背景を考えてちょっとした心遣いやお声をかけること、話を聞くことを大切にしています。これまでさまざまな患者さんと接してお話を聞いてきましたが、話す場も相手もなく内にためて悩み、苦しんでいる方が本当にたくさんいます。「どう? 元気だった」と声をかけると「実は」とせきを切ったようにお話しされることも。話すだけでもずいぶん救われるし、悲しい時は思いっきり泣いて涙を流せばいいんです。まず話を十分に聞き、共感するだけで症状は変わってくると思うのです。

20歳になったらかかりつけの婦人科で定期検診を

最近の患者の病状に何か特徴はありますか?

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以前は少なかった子宮体がんが増えていますね。理由の1つは、出産しない女性が増えている、いわゆる未産、少産です。また、過度のダイエットによる生理不順、ストレスや冷え等からくる排卵障害、肥満や高血圧、乳がん術後のホルモン療法なども原因として考えられます。子宮内膜症も最近増えている病気です。月経痛、月経過多、性交時痛や下痢などを起こし、ひどくなると不妊や腹痛の原因にもなります。低用量ピル(OC)は多くの婦人科疾患を改善するための薬で、子宮内膜症の保険適応のものもあります。避妊薬として知られていますが、他の用途に子宮内膜症、月経困難症、月経周期の調整などがあります。当院ではQOLの改善をめざし、OCを積極的に活用しています。

女性たちに健康を保つためのメッセージをお願いします。

女性は一生、女性です。20歳を過ぎたら、年に一度婦人科で定期検診をしましょう。早期発見、早期治療のためにまずは子宮頸がんの検診を受けてください。子宮頸がんは検診によってがんになる前にチェックすることができる病気です。家庭や社会、ひいては国を支える女性の健康管理を、心と身体の両方からトータルでケアし守るのが女性の外来です。内科なら、かかりつけ医をお持ちの方も多いと思いますが、同じように、女性には婦人科のある、かかりつけ医を持ってほしいと思います。当院では毎月1回、女性の心身のあらゆるテーマを学ぶ無料の土曜セミナーも行っており、どなたでも参加いただけます。敷居の低い、気軽に相談に行けるクリニックでありたいと常に思っています。

医師としてのこれからの目標を教えていただけますか。

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私の両親は亡くなる数年前まで、現役で医師として働き、地域に根づく医療の素晴らしさを私に身を持って教えてくれました。ただ、自分の健康があっての仕事なので体には気をつけています。私が元気で幸せでないと、患者さんを元気に幸せにできませんからね。健康のために好きなことを思い切り楽しみ、体を動かしています。私自身「先生の顔を見ると元気になる」と通ってくださる患者さんたちのために、これからも生きている限り医師を続けていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ピル/2750円(1ヵ月分)、ケミカルピーリング/9000円(1回)、医療用脱毛/5500円~

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