一人ひとりのリスクに合わせた
オーダーメイドの予防プログラム
KS歯科クリニック
(板橋区/中板橋駅)
最終更新日:2021/10/12


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虫歯(う蝕)や歯周病になってから治療するのではなく、これらの歯科疾患を未然に防ぐという予防歯科の考え方。歯科医院について、「痛みが出てから行くところ」という従来の考え方から「痛くなる前に定期的に通うべきところ」という認識も広がりつつある。将来にわたり口腔内の状態を良好に保ち、長く良い歯を残すために欠かせない予防歯科に注力しているのが、板橋区の東武東上線中板橋駅近くにある「KS歯科クリニック」。「予防歯科は歯科を語る上で欠かせないベーシックなもの。大人も子どももぜひかかりつけを見つけて受けていただきたい」と語る村松理事長に、予防歯科の重要性と、同院の実践している予防歯科について聞いた。
(取材日2021年3月15日)
目次
プラークコントロールだけではない、包括的かつ積極的な予防歯科を提案
- Q予防歯科の重要性を教えてください。
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A
▲定期的に歯科医院を受診しよう
虫歯や歯周病などの歯科疾患を防ぐことはもちろん、お口の中を良い状態に保つために欠かせないのが予防歯科です。どんなに良い治療を行っても、予防的ケアが不十分では良い状態をキープすることは難しく、再発を招いてしまうことも。実際、一度虫歯になった部分で再発を繰り返し、削って詰めての治療を繰り返している方は多いのです。そうした負の連鎖を断ち切るのが予防歯科。将来にわたり、長く良い歯を残したいと考えるならば、定期的に歯科医院を受診してお口の中の状態を確認し、必要な対策をとることを習慣にするのが一番の近道になるのです。
- Q貴院で行う予防歯科とはどのようなものですか?
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A
▲予防の大切さを熱く語る村松院長
予防歯科というと近年流行しつつあるプロによるクリーニング・PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)を中心としたプラークコントロールの側面ばかりが取り沙汰されます。しかし、こうした一般的な予防に加えて、包括的にすべての治療を予防的観点から行うのが積極的予防だと考えています。当院は不要な治療介入はできるだけ避けるという方針で診療していますが、ひと度治療介入を決定したら、あらゆる手を尽くして再発を防ぐための治療を行います。根管治療であれば隔壁を作ってラバーダムを用いたり、補綴物を入れる際も一旦仮歯を入れて微調整したりと治療の精度にこだわっているのです。
- Q小児の予防歯科について教えてください。
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A
▲子どもの気持ちにも寄り添い、丁寧な診療を心がける
ブラッシング指導やフッ化物応用、シーラントなどの方法で虫歯を防いでいきます。「まだ乳歯だから大丈夫」とお子さんの予防を怠る親御さんもおられますが、乳歯のうちから正しく介入し、永久歯が生えるのに適した状態を整えることが重要です。歯並びの悪さや噛み癖が口腔環境を悪化させているケースも多いので、「遺伝だから仕方ない」とあきらめず、診療を受けていただきたいと思います。当院ではより良い口腔環境づくりのため、筋機能療法や呼吸法指導、食生活を見直すシュガーコントロールなども実践しています。また、乳歯を安易に抜歯してしまうことで歯列に悪影響が生じることも。当院ではライフステージに合わせた対応を心がけています。
- Q特に注力している大人の予防歯科について教えてください。
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A
▲ライフスタイルに合った治療を
ひと口に「大人の予防歯科」といっても、必要な対応は個々により異なります。虫歯リスクが高い方と歯周病リスクが高い方では、別のアプローチが求められるのです。当院では患者さんそれぞれのリスクを考慮し、将来を見据えての予防歯科を提案しています。ご自身で歯を守る術を身につけていただくことも重要ですから、歯科衛生士によるスケーリングだけでなく、セルフケアのトレーニングや食事指導にも力を入れています。必要な受診の頻度も人それぞれですから、オーダーメイドの予防プログラムを組み立てているのです。
- Q定期メンテナンスは必ず行うのですね。
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A
▲メンテナンスやセルフケアのサポートにも注力
私自身、他院での治療を受けていますが、治療後のメンテナンスにまで力を入れてくれる歯科医院というのは意外に多くない印象があります。しかし、治療の質はもちろん、その後のサポートはとても重要。ライフステージによっても必要な処置は異なりますから、長く、定期的に受診をするということが大切なのです。診療時間や立地、費用面など、ご自身にとって通いやすいクリニックを見つけて、かかりつけ医として長く付き合ってほしいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはPMTC/3300円