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土屋 眞弓 院長の独自取材記事

土屋産婦人科

(練馬区/石神井公園駅)

最終更新日:2022/06/22

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「インテリアが好きなので、いろいろこだわりましたよ」と優しくほほ笑むのは、「土屋産婦人科」の土屋眞弓院長。明るく居心地の良い院内のあちこちに院長手製のプリザーブドフラワーが飾られている。院長の夫である前院長が、父から引き継いだ同クリニック。その夫も2014年に他界し、眞弓院長がその遺志を継いだ。もともとの専門は麻酔科だったが、自らも妊娠出産を経験したがゆえの親身な診療で、患者の信頼も厚い。女性をトータルでケアしたいと美容皮膚科も併設。好きな言葉は「ケセラセラ(なるようになる)」という、優しさと強さを兼ね備えた眞弓院長に医院の魅力を語ってもらった。

(取材日2017年2月14日/情報更新日2022年5月25日)

気軽に訪れられる、女性のための「よろず相談室」

院長になった経緯を教えていただけますでしょうか?

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もとは大学院の麻酔科に所属して「はり鎮痛」などの研究をしていたのですが、博士号を取得した時点で妊娠出産を経験し、その後は子育てをしながら主人の産婦人科医院を手伝うことになったのです。専門分野ではなかったのですが、男性と違って自分が経験したことをもとに患者さまを診ることができる。つらい生理痛や妊娠出産でどのように体が変化していくか、そういうのを伝えられるなと思ったのです。それで私は検診などを中心に、主人は難しい治療に専念するなどしてうまく住み分けていました。自分自身マタニティービクスを経験して良かったので、インストラクターの資格を取って指導もしていたんですよ。主人が亡くなり、1人では時間的に難しくて今はお休みしています。

現在はどのような治療が受けられるのですか?

産科に関しては妊娠診断までを、婦人科に関しては子宮がん検診や生理不順や更年期の相談など幅広いですね。要は当院は一次医療機関で最初に患者さまが門を叩かれる場所、気軽な「よろず相談室」でありたいと考えているんです。私は産婦人科の医師であると同時に、女性として一般の生活を送ってきてさまざまなことを経験してきました。ですから、病気というほどではないけれどちょっと調子が悪いなとか、その他どんな悩みでも医師として女性として両方の視点からアドバイスすることができるのではと思っています。具体的な治療法としては、どこどこが冷える、だるいなど女性に多いいわゆる「不定愁訴」には、漢方薬を処方しています。また、サプリメントのご案内もしています。

子宮がん検診を受ける方は、以前よりは増えているのではないですか。

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残念ながら諸外国と比べると日本の受診率はまだまだ低いです。今後はますます子宮頸がんを防ぐには「早期発見」、つまり検診の重要性が高まると思うんです。産婦人科医の間でも、どうやって子宮頸がんの検診率を上げるかというのが問題になっています。当院に足を運んでくださった患者さまにはがん検診の受診をお勧めしていますが、患者さまを無理やり引っ張って来ることはできません。ですので、子宮頸がんがこんなに増えているんだ、日本の検診率は諸外国と比べてこんなに少ないんだと、テレビやラジオなどを使って啓発活動するしかないと思うんです。可能であれば、市町村で費用を負担するなども検討していただきたいですね。

女性の健康と美容のためのトータルケアを提供

産婦人科の他に美容皮膚科も標榜されてますね。

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婦人科として女性をトータルで診ることができるように、レーザー治療やピーリングなどを習いに行ったり、いろいろなセミナーに出たりして勉強し、美容皮膚科の診療も始めたのです。肌の悩みを抱えている方に、それを改善して元気になっていただきたいと考えています。患者さんと接するうちに、単に病気を治すだけでなく、その方の抱えている悩みやストレスを解消してあげることで「元気」「健康」へつながるのだと感じるようになりました。そのサポートをするのが私の仕事。「Total Care For Women」をめざしています。

診療の際、特に気をつけていることは何ですか?

第一に患者さまのご要望をしっかり聞くこと。一体何を望まれているのか、どこが調子が悪いのか。それに沿ってしっかりサポートしていくことが大切です。ただうちはおかげさまで患者さまが多く、お一人お一人の時間を長くお取りできないこともあります。自分自身待つのが嫌いなのもあり、患者さまを待たせるのが本当に苦手なので、それがちょっとジレンマです。それ以外では、患者さまへの施術は必ず自分で体験してみるというのをポリシーにしています。患者さまにやることを自分がやってないと説得力がない。私が患者という立場だったら「先生はやったことないのに私にやって」と思ってしまいます。自分でやって感想を伝えると、患者さまも納得してくださるものです。

医師になられたのはやはりお父さまの影響でしょうか。

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父は大田区下丸子にある「目蒲病院」の理事長をしていましたが、亡くなってから私が経営を引き継ぎました。小さい頃は病院の目の前に自宅があったので、薬剤師さんが薬を調剤するのを見たり患者さまがいないときに手術室や診察室を見たりと、病院が遊び場のような感じでした。父は外科の医師で、救急で交通事故の方を救ったことがありました。その方がたまたま小学校の先生をなさっていて、「どうしても恩返しをしたい」と、当時幼稚園児だった私に勉強を教えてくださったことがあったのです。それを見て、人に感謝される職業っていいなと。それに私は自立したいと思っていて、日本という男性社会の中では手に職を付けておきたいなとも考えていました。それで、自然とこの道に進む形になったのです。

自分のためにも大切な家族のためにも検診を習慣に

息子さんも医師になられていると伺いました。

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長男が東邦大学医療センター大森病院の産婦人科に勤めながら、当院でも診療をしています。次男は杏林大学を卒業してから、現在は杏林大学の臨床研修医をしています。今後は次男には私の実家を、長男にはここを引き渡せればいいなと考えています。長男はこの4月から毎週木曜日にこちらで診療をしております。それぞれの患者様にとってベストな医療を提供するためにも、大学病院の先生に来ていただいております。手術をはじめ、当院で対応できないことは紹介をしております。まずは気軽に来院をしていただき、大学病院で診たほうがいいのか、それとも当院で診ることができるのかお伝えさせていただければ思います。町のクリニックで大学病院の先生にも診ていただくことができるのは当院の一つの強みではないでしょうか。

趣味はスキーだとか。相当お上手だそうですね。

いえいえ、あくまでもレジャーです(笑)。普通に滑るのではなく、そのバックカントリー、自然を満喫するのも目的の一つなんです。もともと体を動かすのが好きなので、グリーンシーズンはゴルフを、ウインターシーズンはスキーを。家族で行くのが休日のリフレッシュ法ですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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とにかく健康が一番。体調不良だとつまらないし、人生を楽しむことができません。若い人だって病気になることもあるのですから、若くても子宮がんや乳がんの検診は毎年欠かさず受けていただきたいと思います。早期発見であれば、例えば子宮がんでも患部だけを照射する「円錐切除」で、子宮や卵巣を残すことが望めます。進行するとそれらを取らなくてはならなくなり、将来妊娠ができなくなってしまいます。月経不順などの不調も何か大きな病気が隠れていることだってあります。毎年の検診は必ず欠かさない、少しでも不調を感じたら産婦人科を受診する。そういった心がけは将来の自分のためにも、今の家族あるいは将来の家族のためにもなります。自分の健康状態は、自分だけではなく周りの人たちの「幸せ」にも影響します。そういうことをよく考えていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

美容皮膚科診療(レーザー治療)/5000円~

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