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仲谷 豊 院長の独自取材記事

なかや矯正歯科

(練馬区/練馬高野台駅)

最終更新日:2023/09/04

仲谷豊院長 なかや矯正歯科 main

練馬高野台駅から徒歩1分、モダンなビルの2階にある「なかや矯正歯科」。院内は洗練されたサロンのような雰囲気で、広々としており落ち着いて過ごすことができる。院長を務めるのは、患者思いで矯正治療への熱意あふれる仲谷豊先生。開業から10年以上、矯正治療の専門家として真摯に患者一人ひとりと向き合う仲谷院長に、クリニックの魅力や診療の特色などについて聞いた。

(取材日2021年6月18日/情報更新日2023年8月28日)

将来まで見据えた小児矯正を提供できることが強み

洗練された雰囲気がすてきなクリニックですね。

仲谷豊院長 なかや矯正歯科1

ありがとうございます。比較的女性の患者さんが多いので、「自分のために用意された空間」というコンセプトで設えました。何よりも矯正は長期にわたる治療になりますし、定期的に通院し続けることが大事なので、患者さんがストレスなく通える気持ちの良い空間づくりを心がけています。診察室は清潔感を重視し、床をフローリングにして上質なサロンのような雰囲気にしました。お子さんも多くお越しくださるので、受診を楽しみにしてもらえるような機械も用意しています。皆さん治療に通うのは大変でしょうから、何かしら楽しみにしていただけることがあると良いのではと思っています。

貴院の小児矯正の特徴についてお聞かせください。

当院では小児矯正と成人矯正の双方に対応しているため、将来まで見据えた矯正治療を提供できる点が一番の強みです。例えば小児期に顎を広げて一時的に歯並びがきれいになったとしても、永久歯に生え替わったらまた歯並びが乱れてしまうようでは、無意味な治療と言わざるを得ません。このような治療だと時間や費用がもったいないばかりでなく、矯正装置を長期にわたり装着することで、歯磨きがより一層難しくなってしまうというデメリットもあります。それに、歯に力をかけることはある意味でダメージを与えることにもなりますので、むやみに治療を始めてしまわないことが大切です。私は「最小限の治療期間で最大限の効果」につなげられるような開始のタイミングとやり方を重視しています。また、親御さんとお子さん双方にご理解いただけるよう、丁寧でわかりやすい説明を心がけ、その日の治療内容について治療後にしっかりとご説明するように努めています。

何歳くらいから小児矯正を検討するべきでしょうか?

仲谷豊院長 なかや矯正歯科2

人の顔が一人ひとり異なるように、歯や顎の骨の状態も歯の生えるタイミングも一人ひとり違うもの。ですから、矯正治療は患者さんごとのオーダーメイドになり、もちろん開始に適した時期も人それぞれです。すべて永久歯に生え替わるまで待ったほうが良いケースがある一方、受け口などの傾向があるお子さんは、3歳くらいから治療を開始したほうがいいケースもあります。ですのでわが子の歯並びについて何かおかしいな、心配だなと感じたら、遠慮せず早めに相談に来ていただいて構いません。すぐに治療といかなくても、時々様子を見せに来ていただいて経過観察をすれば、治療開始のより良いタイミングを見極めるのにも役立ちます。親御さんお一人で悩まれるより、無料カウンセリングなどをうまく活用して矯正治療を専門とする歯科医師にご相談されることをお勧めします。

最小限の治療期間で最大限の効果を得ることをめざす

大人の矯正治療についてのお考えもお聞かせください。

仲谷豊院長 なかや矯正歯科3

小児矯正と同様、なるべく短期間で余計な時間や負担をかけずに歯を動かせるよう、その方の状態に合った矯正装置や方法などをご提案しています。目立ちにくい装置のご希望などがあれば、可能な範囲でお応えできるよう考えます。また、CTと口腔内スキャナーを活用し、より正確な治療計画の立案に努めています。見た目を気にして治療を始める方も多いですが、実は、矯正治療にはお口の健康を守る目的があるんです。例えば部分入れ歯を使われている方が、これ以上歯をなくしたくないからと、歯磨きがやりやすくなるよう矯正したり、余計な力がかかる原因の噛み合わせを治療したりといった理由です。ご自分の歯で噛むことで、脳に刺激が加わるため認知症リスク軽減や寝たきり予防につながる可能性があるとの報告も聞きます。大切なのは、ご自分の歯をより良い状態で使い続けられること。そのために、負担を最小限にすることを考えた矯正治療が重要なのです。

最近はマウスピース型装置を用いた矯正のニーズが高いそうですね。

マウスピース型装置のメリットは、装置の着け外しがご自身で簡単にでき、いざとなれば外せること、装置が透明で目立ちにくいこと、位置を少し動かす目的ならワイヤーより短期間で済むことなどが挙げられます。デメリットとしては、1日20時間ほどきちんと装着しなければならないこと、多くの場合で歯を削る必要があり、適切に削らないと歯が駄目になること、大がかりな歯の移動を伴うケースには向かないことなど。ちょっとした調整のみなど、条件がそろえば大きなメリットが期待できますが、日本人の場合は骨格上、複数の抜歯が必要になる比較的大がかりなケースが大半で、その場合は通常のワイヤー矯正のほうが適しているといえます。ワイヤーで開始して途中からマウスピース型装置に変えることも可能ですから、初めからマウスピース型装置による矯正をと決めつけるのではなく、歯科医師と相談してご自身に合った方法で矯正を行うことが重要です。

確かな矯正治療を受けるにはクリニック探しが重要

クリニックや歯科医師の探し方について、お勧めの方法があれば教えてください。

仲谷豊院長 なかや矯正歯科4

確かな矯正治療を受けるにあたり重要なのは、矯正治療を専門に研鑽を積んで来られた先生のもとで治療を受けることだと思います。というのも矯正治療の技術というのは一朝一夕に獲得できるものではありません。簡単な治療ではないからこそ、長年勉強をしてこられた先生のもとでしっかりとした治療を受けていただきたいのです。そのためにはクリニックのホームページなどをチェックして、矯正治療について専門に学んだ歯科医師が在籍しているかチェックするのが良いでしょう。その上で実際に話を聞きに行き、治療方針を確認するのが大切。さらにその場ですぐに結論を求めるのではなく、いったん持ち帰ってじっくり検討することを勧めてくれる先生ならばより信頼できると思います。

矯正治療全体を通して重要なことはどのようなことだと思われますか?

先ほどもお伝えしたように矯正専門の先生に診ていただくことと、矯正治療を終えた後、リテーナーという器具を使って歯の位置を安定させる目的で行う「保定処置」がとても大事だと考えています。一般的に保定期間は2年くらいといわれますが、矯正後の状態を維持し続けるには、その後もできれば週に1回、リテーナーを着けたまま就寝する習慣を一生続けてセルフケアをしていただくのが良いでしょう。歯は、年齢や矯正治療の有無に関わらず動いていくものです。特に、治療後は後戻りしやすいため、保定の重要性は常々お伝えするようにしています。また、歯の健康を守り矯正後の状態を保つため、定期的に検診を受けることがとても重要です。

定期検診ではどのようなことをするのでしょうか?

仲谷豊院長 なかや矯正歯科5

定期検診の目的は経過観察、つまりメンテナンスですので、お口の中をチェックさせていただき、リテーナー自体にゆがみが出ていないかなどをチェックします。加えて、必ず歯のクリーニングを行います。こうした機会を定期的に設けることで、毎回お口の中を望ましい状態にリセットするのです。最近は一般歯科においても、予防の観点からメンテナンスを希望して訪れる方が増えていますよね。矯正歯科においても、メンテナンスのための定期的な検診やご自宅でのセルフケアがもっと一般的になってほしいですね。

最後に、患者さんへメッセージをお願いいたします。

最近では、SNSなどで低価格の矯正が宣伝されていることが多く、関心を持たれている方も少なくないのではないでしょうか。また、以前より矯正治療が身近なものになっている分、ネイルやブリーチといったファッションと同様の感覚で考える方も増えているように感じます。しかし矯正治療は体の一部を治療するという医療行為ですから、決して簡単なものではありません。安価な矯正に飛びついて、その場では費用を抑えられても、後でやり直しの治療が発生してしまうといったことになれば、より多くの負担がかかってしまいます。そういった事態に陥らないためにも、クリニック探しはとても重要。しっかりとした知識を得た上で検討していただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/33万円~、ワイヤー矯正/メタルブラケット71万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/14万3000円~(マウスピース型矯正装置は、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外になることがあります)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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