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森川 理 院長の独自取材記事

クローバー歯科

(練馬区/大泉学園駅)

最終更新日:2019/08/28

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大泉学園駅から徒歩約3分にある「クローバー歯科」は、窓から日がさんさんと診療室内に降り注ぐ、明るく清潔な印象のクリニックだ。入ってすぐは待合室だが、座る人はほとんどいない。これは、患者を待たせないという院長の森川理先生による方針によるもの。「長時間待たされた患者さんのストレスは、結局こちらに跳ね返ってくるんですね。僕もストレスを抱えながら診療したくないですから、患者さんに迷惑をかけないようスタッフにも徹底しています」。大学で補綴を中心に幅広く学び、大学附属病院で数々の難しい症例を手がけてきただけに、オールマイティーに治療をこなし、大学側からの「逆紹介」も少なくない。そんな森川院長に、日々の診療で大切にしていることなどについてじっくり話を聞いた。
(取材日2016年9月16日)

患者にストレスのかからない治療がモットー

こちらに開業された経緯を教えてください。

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大学入学時から、いずれは開業したいという希望はずっと持っていました。しばらくは大学の附属病院に勤務し、博士号も取りましたが、患者さんを治療してこそ歯科医師だと僕は思っていますから。開業を決めたのは、大学卒業から5年目。もともと練馬区に住んでいたこともあり、西武線沿線で開業できそうな場所を探し、業者さんに頼らず自分の足で街並みを歩いてここにたどり着きました。クリニック名については、幸せの象徴でもあり、ハート型の葉が4枚そろったシンプルなデザインで私自身も好きだった四つ葉のクローバーをモチーフに、「クローバー歯科」と名付けました。

どんな患者さんが多いですか?

年齢でいえば、1歳から90歳代の方までいらっしゃっていただいています。当院は大学病院からの「逆紹介」も多いからか、治療のほうも、一般歯科領域から歯列矯正、義歯など、本当に幅広いです。僕自身、何かひとつの項目に特化することにとどまらずオールマイティーに対応させていただきたいと考えてきましたから、うれしい状況ではあります。大学時代は摂食機能保存学といって、クラウンブリッジや義歯、かぶせ物などを扱う分野で学び、さらに大学院では、噛み合わせに関する論文で博士号を取りましたから、幅広く対応できる下地はあるつもりでしすし、実際、対応できているのではないかなと思っています。とにかく、いろいろな患者さんを診させていただきたい。それで、土日も診療しています。

治療ではどういったことを心がけていますか?

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ひとことで言えば、患者さんにストレスのかからない治療ということでしょうか。患者さんは今どんなふうに感じているのかを常に考えながら治療しています。例えば、患者さんは長い時間、口を開けていたくないでしょうし、一刻も早く口をゆすぎたいもの。だから、小まめに「口を閉じてください」「ゆすいでください」と言うようにする、といったことですね。また、どういう治療をするのかわからないと不安でしょうから、「これからこういう治療をするのでこうなります」と説明もしていますね。ユニットごとに取り付けたモニターにデジタルレントゲンで撮影した口の中の画像を映したり、図やアニメーションで治療法を説明したりしています。あとは、痛みを感じやすい方には特にですが、「これから痛くなります」と予告するということ。心構えができるので、痛みの感じ方もだいぶ違ってくるようですよ。

夢のような治療を実現する「歯髄細胞バンク」認定施設

こちらならではの治療はありますか?

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当院は、歯髄細胞バンクの認定施設です。歯の神経である歯髄には、良質な幹細胞が集まっていて、その歯髄を歯から取り出して培養・冷凍保存し、いざというときの再生治療に役立てようというわけです。例えば、事故で脊髄を損傷し、下半身に麻痺が起きてしまったような場合。歯髄から取り出し保存しておいた幹細胞を使って脊髄の細胞を回復させることで、下半身の機能がもとに戻る可能性が出てきます。夢のような治療ですが、登録料、培養の費用、保管料などそれなりに費用がかかります。幹細胞自体も元気でなければならないので、抜歯した親知らずや乳歯など健康な歯だけが対象です。これからさらに研究が進む分野ですが、まだ限られた歯科医院でしか扱っていないと思います。

衛生面にも気を配っているそうですね。

空中に漂っているゴミも気になる、いい意味で潔癖なタイプ(笑)なので、徹底してクリーンな院内環境を保つよう心がけています。空気清浄ユニットや、削った歯や金属・噴霧注水の飛沫などを吸い込む口腔外バキュームなどをそろえ、スリッパも専用の殺菌灯を通したものを使用。治療器具は患者さんごとに滅菌し、先端だけでなく取っ手の部分まで滅菌をかけています。スタッフにも、自分が患者さんの立場だったらと考えながら清潔への意識を高く持つよう、常日頃から指導しています。お口の中は細菌が入りやすいですが、患者さんの周囲の環境は人の手でコントロールできるものです。滅菌を怠って治療がうまくいかなくなるのは、本当にもったいないことなので、衛生面はしつこいぐらい徹底しています。

印象に残っている患者さんはいらっしゃいますか?

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治療が難しかったとかうまくいったとかいう技術的なことより、やはり患者さんのお人柄のほうが強く印象に残りますね。特に印象深かったのは、60代の女性の患者さんです。昔から悩んでいた歯並びと虫歯を治療させていただいたのですが、すべて終わった時に「こんなにきれいにしていただいて感激です」と涙を流して喜んでくださって。その後、毛筆の便せん何枚にもわたるお礼状をいただきました。たいしたこともしていないんですが(笑)、やはりうれしいですね。その方からは、今でも半年ごとのペースでお手紙をいただきます。そういえば、ある患者さんに「他の歯科医院の悪口を言わなかったのは先生が初めてです」と言われたのもうれしかったです。それは僕がひそかに心がけていることでしたから。

学生時代から続く「スタッフを大切に」の精神

歯科医師をめざされたきっかけをお聞かせください。

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小さい頃から医師になるのが夢で、手先も器用でしたから、外科の医師になりたいと思っていました。歯科医師を意識したのは小学4年生。歯列矯正の治療を受けたのがきっかけでした。まだ歯列矯正が一般的でない頃で、たしか月1回学校を早退して電車で通っていた記憶があります。母に言わせると、その歯科医院で僕はやたらとおしゃべりだったそうで、矯正の先生に「今日は学校でこんなことがあった」「家でこういうことがあった」といろいろしゃべっていたらしいんです。先生も「そうか、そうか」と聞いてくれ、なかなか面白いヤツだと思ってくれたみたいで、とても仲良くなりました。その時、「歯科医師って面白いな」と思ったのが、すべての始まりですね。

学生時代、熱中していたことはありますか?

小学校から中学・高校・大学とずっとバレーボール部です。社会人になってからも大学時代の仲間を中心にチームを組んで、いろいろな社会人大会に出場していました。僕が現役でキャプテンをしていた頃は、よくマネージャーを大切にしようと言っていましたね。そのせいかマネージャーが増えて、一時は部員10人にマネージャー10人という時もありました。今、医院のスタッフを大事にしたいと思うのもその頃にルーツがあるのかもしれません。こちらの気持ちが通じているからかどうかわかりませんけれど、スタッフが結婚しても仕事を続けてくれたり、出産した後に戻ってきてくれたりするのはうれしいことです。開業からそろそろ13年ですが、今もオープニングスタッフがいるくらいですから、それだけ居心地が良いのかもしれませんね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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これだけ歯科医院の多い時代ですから、歯科医院にとっては厳しいですけど、僕は患者さんにとっては選択肢が増えていいことだとも思っています。歯の治療は、人間対人間のことですから、やはり相性ってあると思うんです。その歯科医師がどういう人間なのかは、クリニックのホームページも参考になりますが、実際に医師と話してみないとわからないところも多いと思います。良さそうだと思ったクリニックがあれば、ぜひ直接訪ねてみてください。歯の中には痛点しかないので、患者さんにとって歯科医院は痛い思いしかしない場所ですから、通院は嫌なものだろうなと想像できます。だからこそ、「いかに気持ちよく治療を受けていただくか」を常に考えていますので、僕と相性が合うかどうか(笑)、ぜひ訪れて話をしてみてください。

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