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大沢明雄 理事長の独自取材記事

医療法人社団雄歯会 大沢歯科医院

(調布市/つつじヶ丘駅)

最終更新日:2019/08/28

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京王線つつじヶ丘駅から調布方向へ5分ほど歩いた住宅街の一角にあるのが「大沢歯科医院」だ。住宅街ながら人通りも多く、電車も行き交うので活気もある。クリニックは大沢明雄理事長の自宅を兼ねており、白を基調にしながらビビッドカラーがアクセントになっている内装は、楽しそうに愛犬の話をする理事長の人柄同様、親しみのある雰囲気だ。幅広い診療を心がける大沢理事長は、鉄道模型や料理、写真など趣味も多く、院内には理事長自らが撮影した三沢川の桜並木の写真が飾られている。公私ともにバランス感覚に優れた印象の大沢理事長に、予防意識の重要性や患者への想いなど、じっくりと話を伺った。
(取材日2015年4月24日)

祖父の代から100年。世代を超えて続く、患者との付き合い

息子さんも含めると4代にわたって歯科医師ということだそうですね。

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はい。祖父が新宿で開業して、その分院が調布・国領にありました。その後、父親の代からつつじヶ丘に移転したという経緯で、全部合わせるとちょうど100周年ぐらいになるんです。ですので、歯科医師という職業は子どもの頃から身近な存在でした。ただ私自身はやりたいことや趣味があったので、自然に歯科医師をめざしたというわけではないんです。それでも中学2年生頃からだんだんと歯科医師になる覚悟を決めていました。実際に診療をするようになると、父親の仕事ぶりを見たり手伝いをしていたせいか、違和感なく入り込めた印象はありますね。

先生ご自身は稲城で開業されていますが、きっかけは?

大学卒業後は大学病院の医局で勤務していたのですが、当時、父親が知人から紹介された物件を勝手に契約してしまって(笑)。ただ医局内も、教授が変わったりと環境が変化していた時だったので、いい機会だと思って開業に踏み切りました。昭和55年のことです。それ以来ずっと稲城にいたのですが、父親が高齢になるにつれ、だんだんこちらも手伝うようになりましたね。その後父親が亡くなり、法人化する際につつじヶ丘を本部に、稲城を分院というかたちにしたんです。昨年の1月には息子が本部の院長に就任しましたので、今後は彼にこちらを任せつつ、私自身は分院である稲城の医院を中心にやっていきたいと思っています。

どういった層の患者さんが来られますか?

つつじヶ丘は住宅街ですので、近隣にお住まいの方や、その家族で来られることも多いです。子どもの時から診ていた患者さんが自分のお子さんを連れて見えたりすることもあります。逆に、私の父親や息子も含め、こちらが親子3代で診察させていただく方もいたりして。そういったつながりで、お互いに長くお付き合いをさせていただいています。

患者さんの予防意識という観点から、昔と今では違いがありますか?

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今は、患者さん自身にも歯科に関する知識がありますから、予防意識も高くなっていますよね。実際に定期検診にいらっしゃる方も増えています。昔は、歯科は歯が痛くなってから行くものだったので、定期検診や予防の必要性を説明してもなかなか理解されませんでした。また患者さんの数自体も多く、治療するだけで精いっぱいだったこともあります。今は一人ひとりに時間をかけて診察することができるので、その分お子さんや若い方だけでなくご年配の方にも、いい状態を維持できるよう予防について理解していただいています。定期検診は何も問題がなければ半年ごとですが、場合によっては3ヵ月あるいは毎月来ていただくこともあります。

一番大切なのは、納得してから治療を受けてもらうこと

先生の専門や医院の特徴を教えてください。

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大学卒業後は、歯科保存学という歯根治療や歯周病治療などを専門としていましたが、今はひとつの分野に偏るということはなく、全体的にレベルを落とさずバランスよく診るようにしています。大事なのは自分本位ではなく、患者さんにとって一番いい環境で対応していくこと。そのため、矯正と口腔外科に関してはそれぞれ専門医の先生に来ていただいています。そしてそれはスタッフでも同じ。多少のアドバイスはしますが、基本的にはそれぞれの持ち味を生かしながら明るく元気に仕事をしてもらっています。機器類については、デジタル化を早めにするといったことはしていますが、あまり最新のものに翻弄されないようにしています。住宅街、生活の中での歯科治療ですから、患者さんにとって意味があるのか、継続的に提供できるのかということは常に考えますね。その範囲内では、できるだけレベルを上げていきたいと思っています。

治療をする中で、心がけていることはありますか?

必ず患者さんの理解を得てから治療することを心がけています。例えば、初診の患者さんの場合、状況説明をした後その日のうちにいきなり具体的な治療を始めることは極力避けています。というのは、説明を聞いたときには理解していたとしても、時間が経つと患者さんの考えが変わるかもしれないから。セカンドオピニオンを希望される可能性だってあります。患者さんに考える余裕を与えて納得した治療を受けてもらう方が、お互い良い関係を築いていけると思うんです。理解を得て治療するというのは、初診に限ったことではありません。たとえ最初に予定していたことでも、その治療の段階になったときには、勝手に進めずその都度再確認をする。それは保険治療でも自費治療でも同じです。このことは私だけなく、他の医師にも徹底させています。あとは、患者さんが望むことすべてに対応するのは不可能なので、自分の考えや方針をしっかり持つことを心がけています。かといって自分の考えを押し付けずできる範囲内で治療する。歯科に対するネガティブな気持ちを持たれていることは私自身理解していますから、十分な説明をして納得していただいた上で長く通っていただくことが、患者さんとの理想の関係ですね。

どんなときにやりがいを感じますか?

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一番は患者様の笑顔です。治療を終えて笑顔でお礼を言われることは励みになります。また、見栄えがよくなった、噛めるようになったと喜んでいただけたり、診察した後手遅れにならないうちに大学病院を紹介したことなど、自分にとっては当たり前の対応でも長い間ずっと感謝していただけていたりすると本当に嬉しくなります。あとは、患者さんが心を開いてくれた時。これは私ひとりの力ではできないことなので、スタッフを含めチームの皆に感謝しています。私は若いうちに開業したこともあり、いろんな部分で人として、歯科医師としてどうあるべきかということを患者さんから教えていただいたんですね。そういう意味で患者さんに育てていただいたことは、とてもありがたいと思っています。

医院だけではなく、地域貢献や後身育成にも取り組んでいきたい

お休みの日にされていることや、趣味はありますか?

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休日は愛犬と一緒に過ごしたりします。昔から犬好きで、今いるジャックラッセルは9匹目なんです。趣味は、鉄道模型を作ること。小学校4年生の頃からお小遣いをためて紙の模型を作っていました。今では買ったものではなく、はんだ付けから本格的に作ります。細かい作業はもともと得意なので歯科医師の仕事も嫌いじゃないんですよ。それから最近は料理にはまっています。深大寺そばを習いに行ったり、美味しいローストビーフを食べて自己流で真似して作ってみたり。調味料や火入れで変わるので面白いんです。あとは梅酒作り。日本酒やみりんなどいろいろなものに漬け込んで試します。季節限定で梅酒用の日本酒が出るところがあるんですが、その日本酒につけた梅酒がまろやかでとっても美味しいんです。家族はあまり飲まないので自己満足ですが(笑)。

今後の展望をお聞かせください。

歯科医院として開業させてもらっている以上、医院に来てくださる患者さんだけでなく、市民の健康維持や増進にも貢献していくべきだと思っています。歯科医師会に所属しているのはそのためです。市全体の健康診断や歯科教育の活動などは、行政と歯科医師会が協力して行っていますから。また自分自身が若い頃に先輩医師から助けていただいたので、今度は後輩たちが良い環境で活動できるようサポートしていきたいという思いがあります。個人主義が強くなってきた時代なので難しい部分もありますが、地域貢献と後進を育てていくのは大事なこと。医院の仕事でも、歯科医師会の活動でも、自分がやるべきことはできるだけ長く続けていきたいと思っています。

ドクターズ・ファイルの読者に向けてメッセージをお願いします。

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時間があいたらではなく、定期的に検診に行ってほしいと思います。特に30代、40代の方は子育てなどで忙しいとは思いますが、例えばお子さんの定期検診の際に一緒に診てもらったり。情報ツールはたくさんありますから、ぜひそれを利用していただきたいです。あとは診察の際に疑問に思ったことは恥ずかしがらずに聞いた方が良いですね。なぜその治療をしなければいけないのか、理解できなければできるまで聞く。納得できなければ別の先生を探せばいいわけですから。そして一番大事なのは、かかりつけの先生を設けること。自分の過去の経緯や傾向などをご自身でも把握してもらうというのはとても大切なことです。ご自身だけでなくお子さんの健康管理のためにも、ぜひ積極的にコミュニケーションをとって、自分に合う先生を見つけていただきたいと思います。

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