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浅野 雅子 院長の独自取材記事

淡路町デンタルクリニック

(千代田区/淡路町駅)

最終更新日:2019/08/28

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淡路町で長く診療を続けてきた「淡路町デンタルクリニック」が、2018年5月、淡路町交差点から外堀通りを東京方面に歩いてすぐの場所に移動し、リニューアルオープンした。新しい院内も明るくゆったりとした造りで、円い柱や石を積み上げたような壁が洗練された印象だ。浅野雅子院長は矯正が専門分野で、インプラント治療を専門とする夫とともに歯科全般を診療してくれる。専門の矯正治療は時間も費用もかかるので、多くの選択肢を提案し、納得してもらった上で治療を始めるのが鉄則と話す院長。やわらかな雰囲気の院内で治療にかける思いを聞いた。
(取材日2016年8月30日)

一般歯科をはじめ矯正とインプラント治療が1ヵ所で

移転してビルの1階になり、より入りやすくなりましたね。

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以前入っていたビルが取り壊されることになり、通ってくださる患者さんにご迷惑をおかけしないよう、近隣で探したところ、ここが見つかりました。以前はビルの2階で診療を行っていたのですが、移転して人目につくようになり、「通りがけで気になって……」という方も来院されるようになりましたね。淡路町は主人と私の母校である日本大学歯学部のある御茶ノ水や、主人が開業した歯科医院がある両国からも近く、なじみのある土地です。昔からの下町気質が残っている一方で、オフィス街の活気もあって、本当にいいところです。今まで以上に多くの方に知っていただき、より地域に根付くことができればと思っています。

診察室が明るくゆったりとしていて、居心地が良いですね。

心配と不安を抱えておいでになる患者さんに緊張をといていただけるよう、やわらかな雰囲気にしたいと思いました。待合室には優しいピンク色を配し、診察台の椅子には元気の出る赤を選びました。この椅子は座るだけでリラックスできる、座り心地が良いと、患者さんにも好評です。緊張を和らげるという意味では、スタッフも日頃から患者さんに話しかけてコミュニケーションをとるよう務めています。治療前にまず彼女たちが患者さんのお話を聞いて、それを的確に私に伝えてくれるので、とても助かっています。歯科医師には直接聞けないことも、気軽に尋ねられるようで、患者さんの不安の解消に一役かってくれています。

患者さんはこの辺りでお勤めしている方がやはり多いのでしょうか。

そうですね。オフィス街ですので、患者さんは近隣で働いている方がメインですが、昔からこの近くにお住まいの方、最近できたマンションからおいでになる方と、就学前のお子さんから年配の方まで幅広くいらしていただいています。

ご夫婦で診療なさっているのですね。

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夫のクリニックと当院とで、夫婦で定期的に行き来して治療にあたっています。夫は専門であるインプラント・口腔外科と一般歯科、私は専門の矯正と一般歯科全般を診ています。一つのクリニックの中で、虫歯や歯周病などの一般的な治療から、専門家による矯正歯科とインプラント治療、また審美面に配慮した歯科診療まで幅広く対応しています。患者さんにとっても選択肢が広がりますし、トータルな治療をご提示できるのは当院のいい点かもしれません。例えば、矯正やインプラントの治療の前に虫歯や歯周病の治療を済ませたり、インプラントをする前に少しだけ歯を動かす部分矯正を行ったり、といった対応がスムーズに行えますからね。

患者の希望に合わせた治療方法で

歯列矯正には今、いろいろな方法がありますね。

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矯正では新しい治療法が次々に出てきます。何でもすぐ飛びつくつもりはありませんが、良い結果がでているものであれば、取り入れるようにしています。矯正治療は時間もお金もかかりますから、最初にきちんとお話をしてご納得いただいた上で治療を進めることが大切と考えています。目立たない歯の裏側矯正にもさまざまな種類がありますし、最初からマウスピース型矯正装置をご希望になる方もいらっしゃいます。必ず「こういう治療法もあるし、他にもこんな治療法もありますよ」と可能な選択肢をいろいろご提案するようにしています。

患者さんのご希望に合わせた治療ということでしょうか。

「結婚前にここの部分だけ治したい」「時間がかかっても完璧をめざしたい」というように、患者さんお一人お一人、ご事情やめざすゴールが違いますので、そのご希望になるべく合わせるようにしています。出張の多いビジネスマンの方などには治療のスケジュールも融通をきかせるようにしていますが、お子さんの場合「今すぐ始めたい」とおいでになっても、「年齢的にもう少したってから始めたほうがいいですよ」とお話しすることもありますね。

診療の際、どのようなことを心がけていらっしゃいますか。

大学の医局で「患者さんが自分の家族だったらどうするかと考えて治療するように」と教えられ、それを今も心がけています。自分の子どもだったらどうするか、自分の親だったらどうしてほしいのか。虫歯の治療でもやはり選択肢を示して納得していただいた上で治療を進めたいと思いますし、子どもの場合は慣れてから治療を始めたほうがいいかなと考えたりします。お子さんには特に歯医者が苦手になってほしくないので、まず歯医者に慣れるところから始めることもありますね。治療は何もせずに、中に入って来てユニットの椅子に座れたら「よくできたね。今日はこれでおしまい」という日もあります。そうすると、次回からはスムーズに治療が始められるんです。

印象に残っている患者さんとのエピソードがあれば教えてください。

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開業して20年近くになりますので、親子2代で来てくださる患者さんも増えてきました。先日は高校生の頃矯正治療をした患者さんがお母さんになって、お子さんを連れてきてくださったんですよ。今はここから離れた場所に住んでいるので、お子さんを近くの歯医者さんで診てもらったのだけれど、「先生の意見を聞きたいから、診てください」とセカンドオピニオンを求めておいでになりました。信頼していただけているんだな、とうれしく感じた出来事でしたね。

手入れした歯でしっかり食べることがすべての基本

ところでなぜ歯科医師を志されたのでしょうか。

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父が「女性でも手に職を持って働いたほうがいい」という考えで、「人のためになる仕事、人に感謝される仕事をするように」と言われて育ちました。そのおかげで3人姉妹の姉は薬剤師、妹はコンピューター関係、私は歯科医師になったというわけです。歯科医師を選んだのは人のためになる医療関係がいいかなという漠然とした気持ちからでした。矯正を専門にしたのは、学生の時、授業で治療前と治療後の写真を見せられて、素直に「すごいな」と思ったからです。患者さんにダイレクトに喜んでいただけて、父の言いつけにもかなっていますし(笑)。今も治療が終わって、患者さんに「ありがとうございました」「治療して本当によかった」と言っていただけると、この仕事を選んでよかったなと思います。

お忙しい毎日と思いますが、どのような方法で気分転換なさっていますか。

ジムで走ったり泳いだり、お祭りで御神輿を担いだりもしています。長く両国のほうでママ友たちと一緒に担いでいたのですが、昨年初めて神田大明神の御輿を担ぎました。全国的にも有名なお祭りですから、楽しかったですよ。法被姿で誰にもわからないだろうと思っていたら、「あら、先生」と声をかけられてしまって(笑)。地域の方とのコミュニケーションをとる場でもあるので、また参加したいなと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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日本はこれから超高齢社会が一層進みますが、「もっと前からメンテナンスに来ていればよかった」とおっしゃる方は少なくありません。時間は戻すことができませんから、若いうちから心がけ、1年に1回でいいのでメンテナンスをしていただければと思っています。今、国でも「オーラルフレイル」という新しい概念を取り入れ、お口の中の健康管理を提唱しています。「オーラルフレイル」というのは口の衰え、つまり健康と機能障害の中間の状態を指す言葉で、早めに気づいて適切な対応をすれば健康に近づきます。しっかり食べることはすべての基本です。時間をかけても歯で噛み、口の筋肉を動かして自分で食べることが健康につながります。もっと気軽に歯のクリニーングやメンテナンスに来ていただけるようにこちらでも工夫していきたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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