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飯塚 宏明 院長の独自取材記事

飯塚歯科

(千代田区/神保町駅)

最終更新日:2020/04/01

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都営新宿線や都営三田線、東京メトロ半蔵門線と3つの路線が乗り入れる神保町駅。駅前の白山通り沿いのビルに「飯塚歯科」がある。目を引くのは街路樹の緑が楽しめる、景色の良い明るい診察室だ。飯塚宏明院長が最初にこだわった部分で「この景色が見えるようにしたかったんです」と当時を振り返る。飯塚院長は、歯科医師という職業を通して、多くの患者に予防の大切さを伝えている。「なぜそうなったのかという原因を追究し、そうならないためにはどうすればいいかを考えるのが歯科医師の仕事です」と話す。「日々の定期的な積み重ねが、将来に大きく差が出ます」と自信を持って話す飯塚院長。患者のモチベーションを維持する工夫や、将来へのビジョンなど、熱のこもった取材となった。
(取材日2018年12月10日)

なぜそうなったのかを考えるのが、歯科医師の仕事

この地で開業されて長いそうですね。

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1990年に開業し、今年で丸28年になります。窓から見える街路樹がきれいでしょ? 外の風景が見えるようにしたくて、ユニットをあえて個室にはしなかったんです。神保町に開業しようと思ったのは、大学が隣の飯田橋だったのと予備校もここからすぐの場所だったので、土地勘があったからです。開業した当初、周辺には20代後半〜30代前半の会社勤めの方が多く、その方々が50〜60代になり、転居したり転勤したりしても変わらず通い続けてきてくれるのがうれしいですね。時にはお互い転職して10年ぶりくらいに当院の待合室でばったり出会う方もいらっしゃいます。

こちらでは予防に力を入れているとお聞きしました。

歯科医師は、「崖の上から落ちてきた人を元に戻すのが仕事」ではなく、「人が落ちてこないように崖の上に柵を作ってあげるのが仕事」だと思っています。痛くなって歯科医院に来て治療して終わりではなく、そこからが「予防の始まり」です。メンテナンスを継続していく必要があります。つまり、「崖の上の柵」です。そうすれば人は落ちてこなくなるし、落ちそうになっても一目でわかるので、ひどくなる前に修復ができるわけです。メンテナンスに力を入れている当院ですが、患者さんにメンテナンスを促すハガキは一切出していません。なぜ予防が必要なのかを診療でしっかりお話すれば、患者さんもその重要性に気づき、自分から通って来てくれています。

開業した当初から、予防を重視していたのですか?

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いいえ。開業当初は痛い箇所を大きく削って治していたのですが、10年くらいたった時、何をやってもなかなか改善につながらない人が出てきて、なぜだろうと考えたのがきっかけです。その時に、悪くなるもっと手前で食い止める、予防が大事なんだということに気づきました。例えば、歯科医師会が8020運動を推奨していますが、日本人の場合、80歳で残っている歯は平均10.4本だといわれています。対して、3ヵ月に1度、定期的にメンテナンスを続けてきたグループは、80歳になっても平均して23.9本もの歯が残っていました。50歳まではどちらのグループも変わりないのですが、高齢になるほど唾液が減り、手が動かしづらくなり免疫力も落ちてくるので、歯に影響が出てしまうのです。定期的なメンテナンスを継続することで、将来的な結果がまったく違ってきますね。

原因を可視化し、これから行う治療や目的を丁寧に説明

患者さんが継続して受診するにはモチベーションが必要ですよね。

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同じことを繰り返していると患者さんも飽きてしまうので、当院では予防のモチベーションを保つ工夫として、ホワイトニングを取り入れています。ホワイトニングは、しみて痛いと思っている方が多いですよね。それは、日本人の歯はエナメル質がすごく薄くて象牙質が黄色いので、今までの薬剤では強過ぎて歯の表面が溶けてしまうからです。当院では痛みの少ないホワイトニングをメンテナンス時に取り入れています。

他に力を入れて指導されていることはありますか?

ライフワークとして患者さんに伝えているのは、姿勢の悪さが歯にも影響することです。人間は骨盤の上に腰椎が乗り、胸椎が乗り、頸椎が乗り、重たい頭を骨で支えています。ところが姿勢が悪いとこの重たい頭を骨で支えていることができなくなります。すると首の後ろから肩にかけての僧帽筋(そうぼうきん)が、頭の重さを一生懸命支えるため、姿勢が悪いと肩凝りにつながり、同時に内臓が圧迫されて血流が悪くなります。体にも悪影響が及びます。例えば頭を前後左右に向けると、それぞれで歯の上下の当たりが変わってきますよね。姿勢が悪いと奥歯の噛み合わせが悪くなって、神経や血管が圧迫され、その結果、虫歯でもないのに熱い物や冷たい物がしみるようになります。そして、奥歯から次第に歯が悪くなっていくんですね。このように、「姿勢が体だけでなく歯にも影響する」ことを患者さんにお伝えしています。

先生が患者さんと接する際に大切にしていることは何ですか?

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何が原因でそうなったのかを「見える化」しています。治療はすべて患者さんへのプレゼンテーションだと思っているので、原因や結果、これから行う治療や現在行っている治療を、ユニット前のモニターに映し出して説明します。患者さんとの信頼関係を構築するには、まずそこから始めることが大切だと思います。何でそうなったのかを知るには、患者さんの背景を知ることも重要です。ですから初診時は、1時間半〜2時間かかることもありますね。場合によっては、説明だけして何も治療しないこともあります。大事なのは、患者さんが「治してもらう」ではなく「自分で治す」と思う気持ちです。そういう気持ちになるよう働きかけるのが、われわれ歯科医師の役目だと思っています。

歯科医師は天職、多くの人たちに発信し続けたい

なぜ歯科医師になろうと思われたのですか?

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小さい頃から手先が器用で、物作りが大好きでした。小学校の入学式の時、両親から買ってもらった目覚まし時計をその日のうちに分解してしまいました(笑)。裏側が透明なプラスチックになっていて歯車が動いているのが見え、どんな仕組みになっているのだろうと興味が湧いたからです(笑)。それからはいろいろな物を作っては壊しを繰り返しましたね。そんな子どもでしたから、いざ将来を考えた時に最初は建築関係に進もうと思ったのですが、親が反対。それなら手先を動かす医師か歯科医師になろうと考え、歯科医師の道を選びました。大学の実習では、技工室に朝から晩までこもって、他の人たちの分まで作っていました(笑)。物作りが好きでしたから、ちっとも苦にはなりませんでしたね。今では歯科医師という職業が楽しいですし、天職だと思っています。

ところで先生はどのような趣味をお持ちでしょうか。

ダイビングが大好きで、1985年から年に3回は南の島に潜りに行っています。南の島で朝から潜って、ごはんを食べて、午後も潜り、お昼寝をして夕方からおいしいビールを飲むのが大好きなんです。サイパンには今まで31回行っています。海中の生き物たちを定点観察するのも楽しいですよ。普段行けないような場所にもダイビングに行きます。驚くのは、こんな場所に?と思うような南海の孤島に日本人が住んでいて、レストランや雑貨屋を開いていたりすることです。旅先でこういった現地の人たちと交流するのも大好きです。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお聞かせください。

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メンテナンスの重要性、そしてメンテナンスとホワイトニングを組み合わせた当院の取り組みを多くの人たちに知ってもらい、広めていきたいですね。また、姿勢がどれだけ歯にとって大切かを伝えていくのも、私のミッションだと思っているので、今後もどんどん発信していきます。日本人が歯を失う原因は、歯周病、虫歯、外傷と言われています。歯周病は自然治癒せずサイレントディジーズ(静かなる病魔)とも呼ばれています。だからこそ歯科医院でのメンテナンスが重要なのです。普段から定期的にメンテナンスを行っていれば、磨ききれない部分を歯科医院で磨いてもらい、歯周病のチェックも行えます。同じことを繰り返さないために、治してもらうのではなく、自分で治す。なぜそうなるのかを教えてくれる歯科医院を探してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PMTC治療/8000円
ホワイトニング/8000円
インプラント治療/1本50万円~
※すべて税抜き価格となります。
※詳しくはクリニックまでお問い合わせください。

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