クリニックF

藤本幸弘 院長

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「レーザーは人類史上最も大きな発明の一つ」と話す藤本幸弘先生が院長を務めるクリニックFは、「肌質の改善と向上」をテーマにレーザー/光治療を専門としている。「病気の診療を行わない病院」という日本ではまだ珍しい形態をとり、保険診療はなく自費診療のみ。場所は四ツ谷駅から徒歩3分、上智大学の向かいにある古いビルの4階にある。クリニックはこぢんまりとしているものの落ち着いた雰囲気があり、ここで完全個室制による治療が行われている。医学と工学どちらも博士号の学位を取得している藤本先生は、東京大学医学部附属病院勤務後、いくつかの医院経営を経て現在のクリニックを開業。米国と欧州の学会に籍を置き、レーザーに関する研究を論文にまとめ海外の学会で精力的に発表をしながら、リアルタイムで世界最先端のレーザー診療技術を導入している。レーザー医療による「美の追究」をめざすドクターに、クリニックの人気の秘密から最新のレーザー診療、オペラや芸術を愛するプライベートまでお話を伺った。
(取材日2014年2月10日)

レーザーによる肌質の改善と向上、アンチエイジングが可能

―レーザーと光治療専門のクリニックとのことですね。

アインシュタインがその礎を築いたレーザーは人類史上最も大きな発明の一つであり、自然界にはないレーザーという光を作り出したのは人間が成し遂げた偉業といっていいと思います。レーザーによる皮膚治療は西洋医学の中でも比較的新しく、この10年ほどで目覚ましい進化を遂げた発展途上の分野でもあります。例えば、以前はレーザー治療と言えば、レーザー脱毛やシミやほくろ、あざをメスで切り取るように治療することを指していました。ところが現在は引き続きそうした需要も残ってはいるものの、それ以外のフィールド……皮膚全体のトーンアップやリフトアップを図ったり、ニキビ跡や毛穴のような凹凸を滑らかに整えるためにレーザーが使われる。つまり、ここ数年を振り返っただけでもレーザーは「点」の治療から「面」の治療へと変化を遂げ、皮膚の若返り治療=アンチエイジングのためにレーザーが使用されることは美容医療の現場でも当然の認識となってきた。もちろん今後レーザーの適応は技術の進歩と共に更なる変化を遂げていくことでしょう。守備範囲もそれによって刻々と進化していくでしょうね。そんな中で2014年現在での知見をお伝えすると、こうしたアンチエイジング治療にレーザーを適用することの最大のメリットは、一般的な美容整形手術や注入療法などに比べ、皮膚ほか身体の組織にかける負担を最小限に留めながらも、医学的エビデンスに基づいた形で確実に外見が若々しくなっていくことです。具体的にいうと、皮膚の透明感と張りが改善され、額や頬といった加齢による沈みが激しい部分さえもレーザーによって時計の針を戻すことが出来る。ハリウッドスターやセレブリティの中には自宅に最新のレーザー機器を設置し、専門医を呼んで治療を行っている人もいるほど。海外では、俳優やモデルだけでなく政治家やビジネスマンもレーザー治療を受けることが普通で、女性だけでなく男性の利用もとても多いのです。

―どのような治療を受ける患者さんが多いのですか?

クリニックFでは病気の治療を行っていません。保険診療がありませんので、あくまで自費で皮膚の若返りを求められる方が診療を受けに来られます。行う治療の中では、シミ、しわ、たるみ、緩み、毛穴、ニキビ跡の改善……といったご要望が多いでしょうか。病気を治す……つまりマイナス1をゼロにするのが我々の使命ではなく、すでにゼロより上にある数値をより上に引き上げていかなければならない、と思っています。2や3のスコアにある肌の健康を5や6に引き上げる、時には10に引き上げていくという診療を行います。当院における私の立場は、実際の治療を行うドクター兼エンジニアであると同時に、レーザー治療のコンシェルジュでもあり、またキュレーターでもあります。ここには15台以上の最新のレーザー治療機器が常に導入されており、アメリカで行われている最先端の治療と同等のものをリアルタイムに受けられることが特徴です。

―診療において心がけていらっしゃることはありますか?

先はまたどうなるかわかりませんが、現状では大学に勤務する勤務医ではなく、自分で看板を掲げる開業医の道を歩んでいますので、藤本という個人がひとりひとりの患者さんに提供しうるものを惜しまず最大限に提供する、ということは常に意識しています。医師にも個性がありますから、その個性の中にある良いもの・メリット・特異性に客観的かつ合理的なフォーカスを当てて自分が出来る最善の治療を追求していきたい。そして、医学には「根拠に基づいた医療(EBM:evidence-based medicine)」という考え方があります。「良心的に、明確に、分別を持って、最新最良の医学知見を用いる(“conscientious, explicit, and judicious use of current best evidence”)」という医療のあり方で、これが私自身医師として最も大切にしたいと思っていることです。レーザー医療と工学の専門家として常に海外のレーザー治療の学会や最新の論文で情報や技術を仕入れ、クリニックでは最新のレーザー機器を駆使しながら確実にエビデンスのある治療を選択しています。また、これも私にとって重要なことは、例え理論的にも技術的にも魅力的な機器があったとしても、肌に負担の大きすぎる機器をここでは取り扱わない、ということです。多少時間はかかっても、患者さんの肌を安全且つ緩やかに改善していくことをテーマとしています。

記事更新日:2016/01/24

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