全国のドクター13,794人の想いを取材
クリニック・病院 156,737件の情報を掲載(2025年6月12日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 千代田区
  4. 末広町駅
  5. 医療法人社団正誠会 林医院
  6. 林 久太佳 院長

林 久太佳 院長の独自取材記事

林医院

(千代田区/末広町駅)

最終更新日:2025/02/06

林久太佳院長 林医院 main

末広町駅より徒歩2分、秋葉原駅、湯島駅より徒歩6分と、非常にアクセスのよい「林医院」。祖父の代から続く医院の三代目院長である林久太佳先生は消化器外科を専門としており、内視鏡検査を得意としている。鼻から挿入するスコープを使用しているため、検査中でも会話ができ、微量の麻酔で体への負担が少ないという。大腸内視鏡検査においても短時間で行うことができる。また、肛門外科や皮膚科、胃腸内科、外科、内科も診療しており、幅広い患者を受け入れる。肛門外科の診療における患者への配慮から、医院のスタッフは全員女性で構成している。こういった細かい気配りも、「かかりつけ医院」として患者に密着していきたいという林院長の想いからきている。そんな林院長に、治療について、そして今後の展望までたっぷりと聞かせてもらった。

(取材日2014年3月6日)

医師免許制度がない時代から続く、医師家系に生まれた

先生が医師をめざされたきっかけを教えてください。

林久太佳院長 林医院1

私は医師家系に生まれました。医師免許を持ってからは私で3代目ですが、医師免許制度のなかった時代からずっと、私の先祖たちは「町のお医者さん」として近隣の方々の健康をサポートしてきたそうです。以前、昔のカルテを整理していたら生年月日が慶応時代の患者さんもいらっしゃったんですよ。そういう家系で生まれ育ちましたから、気がつけば「医師になろう」と考えていました。

どんな学生時代を過ごされたのですか?

学生時代といえばサークル活動が印象に残っています。はじめはゴルフ部に入りたかったのですが、部員が経験者ばかりで基礎の練習ができなかったため、初心者の私は諦めてしまいました(笑)。その後、先輩の誘いを受けてラグビー部の練習を見学に行ったのです。そこで体験してみて、即入部を決めました。晴れた日にグラウンドを駆け回ることがすごく気持ちよかったのです。ですが、ワクワクして入部したものの、いざ練習となったら、すごく大変でした(笑)。合宿も朝から晩まで練習、夕食後は筋トレとハードな内容でヘトヘトでした。そんな根性練習の日々でしたが、なんだかんだ6年間続けるほど楽しかったですね。

体を動かすことがお好きなのですか?

林久太佳院長 林医院2

昔から外に出て活動することが好きでした。今でも休日はゴルフや釣りに出かけています。サークルで1度は断念したゴルフは、勤務医になったばかりの頃にはじめました。ゴルフは一生できるスポーツというイメージがありましたから、ずっとチャレンジしてみたかったんですよね。難しいスポーツですが、上手くできた日なんかはすごく楽しいしうれしい気持ちになります。釣りは千葉によく行きます。乗合いの船に乗って船釣りをするんですよ。最近は金目鯛や黒ムツ、平目なんかを釣って刺身にして食べています。新鮮だし、自分で釣った喜びもあって買ったものの何十倍も美味しく感じますね。釣りに関しては趣味が高じて、釣り雑誌で医療関連のコラムを書いていたこともあったんですよ。

患者の想いや要望に応えられる医師でありたい

なぜ消化器外科を専攻されたのですか?

林久太佳院長 林医院3

父が肛門科を専門としており、その姿を見てきたからですね。また、外科であれば内科も診られるので、より総合的な診療で地域に貢献ができると思ったのです。中でも内視鏡は、同級生から「上手だね」と褒めてもらうこともよくあって、もっと詳しくなりたいという一心で消化器外科を専攻しました。大学を卒業後は、4ヵ所の消化器外科で勤務しました。勤務医時代は多くのことを学びましたが、一人ひとりの性格や症状に合わせて、話し方や接し方を考えること、その人に「愛情」が伝わるように、気持ちを汲み取ることの大切さを学びました。当時お世話になっていた先生が、「患者さんは、医療技術の上手い下手はわからない。だからこそ、この医師にかかって一生を終えるのならば本望、と思ってもらえるような医師になれ」と仰っていたんです。この先私がそんな患者さんと出会えたならば、その想いを大切にし、しっかりお応えできる医師でありたいと強く思いました。

林医院は先生で3代目だそうですね。

「林医院」は、祖父の時代に山口県で開院されました。その後、父の代でこの場所に移動してきましたので、私にとっては幼い頃から慣れ親しんだ医院なのです。そのため医師を志した頃から、将来はこの医院を継ごうと考えていました。大学病院は学ぶことが多く、残ろうかと悩んだ時期もありましたが、私は研究よりも治療をすることが好きでしたので、やはり開業を選びました。勤務医として経験を積み、開業医として十分な知識や技術を学べたと思ったタイミングで開業を決意しましたね。これまでこの医院では、肛門外科をメインとして外科と皮膚科を診療していたのですが、そこに私の専門科目である消化器外科と内科を追加しました。医院自体も古くなっていたので、建て替えも行いました。患者さんが居心地良くリラックスできる空間にしたかったので、白と木目調を基調としてやわらかいイメージにしました。

診療する上で気をつけていることはありますか?

林久太佳院長 林医院4

患者さんそれぞれに合わせて説明の仕方を変えています。治療方法をすべて知った上で選びたいという患者さんには、複数の治療方法をしっかりご説明しながらご提案しお選びいただいています。また、複数の治療方法からは選ぶことができないという患者さんには、こちらで適しているものをある程度絞ってからご提案するようにしています。治療についての説明の仕方においても、話し方や話の長さなど、患者さんの個性を見ながらすべての人にご理解いただけるよう考えています。また、なるべく患者さんのご要望にお応えしていきたいと考えていますので、例えば日帰り手術が可能な簡単な手術であっても、その日に帰るのが不安という患者さんには、しっかり入院できる医院をご紹介させていただいています。そうすることで、少しでも不安を取り除いた状態で治療に専念していただきたいと思っています。

得意なのは痛みやつらさの少ない内視鏡検査

どんな症状で通院する患者さんが多いですか?

林久太佳院長 林医院5

当院は診療科目も多いので、さまざまな症状の患者さんがいらっしゃいます。痔の日帰り手術からがん検診、インフルエンザ予防など幅広い診療を行っています。メインは消化器外科および肛門外科ですので、大腸や肛門に関する症状で通院されている患者さんが多いですね。内視鏡検査は力を入れている部分でもあります。経鼻内視鏡という鼻から入れるスコープを採用しており、スムーズに挿入できて苦痛も少ないので患者さんにもお喜びいただいています。もちろん大腸内視鏡もあります。患者さんには「検査時間が短く痛みをあまり感じない」と他の方からのご紹介で来る方も多いのです。また、こういった最新の内視鏡を導入しているのは、病気の見逃しを最小限に抑えたいという想いからです。「検査をしたのに見つけられなかった」のでは、医師の役割を果たせません。少しでも効率よく、患者さんに負担をかけないで高い発見率を実現したいと思っています。

患者さんとの印象的なエピソードはありますか?

クチコミで通院される患者さんも多く、以前、当院の患者さんから勧められて青森からいらっしゃった方がいました。勧めていただけたということにも感激しましたし、わざわざ来ていただいた患者さんのためにも、絶対に期待を裏切らない治療をしようと思いましたね。また、転勤された患者さんが東京にいらした際に顔を見せに来てくれたり、何かあった時のために、と家の鍵を預けてくれる高齢者の患者さんも多く、信頼していただけていることがとてもうれしいです。そんな患者さん一人ひとりと密に接し、一人ひとりを大切にしていきたい。それは開業医だからこそできることだと思っています。信頼を寄せてくださる患者さんを常に気にかけることのできる環境にとても感謝しています。

今後の展望をお聞かせください。

林久太佳院長 林医院6

病気だけでなく、患者さんとそのご家族をずっと診ていける医院にしたいと思っています。インフルエンザなどの感染症はその患者さんだけでなくご家族全員を考慮しなくてはなりませんし、お父さんが病気になってしまったら、病気を治すだけでなくご家族の生活も考えながら治療方針を決めていきます。開業医は地域に密着している分、家族関係や職業など、その患者さんがどんな生活をしているのかをしっかりと把握することができます開業医の強みを生かし、精一杯患者さんを支えていきたいのです。私個人というよりも、「林医院のお医者さん」として、患者さんに愛され続ける医院を作っていきたいです。

Access