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増野 司 院長の独自取材記事

増野歯科医院

(杉並区/浜田山駅)

最終更新日:2022/05/20

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浜田山駅から歩いて2分の場所にある「増野歯科医院」。1954年に開院し、長きにわたってこの地で診療を続けてきた歯科医院だ。オレンジや黄色がアクセントになった明るい診療室は、増野司院長自らのデザインによるもの。そこには「患者さんにリラックスして過ごしてほしい」という思いが込められている。増野院長の専門は補綴。中でも入れ歯治療を得意とし、新しい治療も取り入れながら、さまざまな症例に対応している。10年、20年先を見据え、予防歯科に力を入れているのも同院の特徴だ。「治療直後だけでなく、その後の人生を快適に送れるような歯科治療を提供したい」と話す増野院長。現在、母校の日本大学で講師も務めている増野院長に先のことまで考えた歯科診療とは何か、また得意分野である入れ歯治療についても話を聞いた。

(取材日2022年1月27日)

10年先、20年先を考えた歯科治療

40年以上の歴史を持つクリニックだと伺いました。

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当院が開院したのは1954年で、私の父が診療にあたっていました。ですが私が大学1年の時に亡くなってしまい、当院もいったん閉めていました。その後、私が再開したのが1978年のことです。以来40年あまり、なじみのあるこの地でこつこつ診療を続けてきたことになりますね。長年をかけて培ってきたクリニックの歴史と、患者さんとの信頼関係を大切にしながら、先進の医療機器を使った治療にも取り組んでいます。苦痛の少ない治療のためのレーザー、CCDカメラとコンピューターを駆使したセラミックの人工歯を作るシステム、マイクロスコープを使った精密根管治療にも対応しています。当院のメンバーは、歯科医師の私を除くと、歯科衛生士2人と歯科助手1人の計3人。全員熱心で頼れるスタッフです。

診療における先生のモットーを教えてください。

私は歯科医師ですから「患者さんの病気を治療すること」がミッションです。妥協せず丁寧な治療を提供したいと思っています。歯科医師がきちんと仕事をすれば、患者さんが同じ治療を何度も受けるようなことはありません。さらに適切なメンテナンスを受けることで、いつまでも快適な状態を保つことにつながるのです。これは当たり前のようで難しいことかもしれませんね。患者さんに対しても自分に対しても、自信を持てる治療が理想。そのためには材料や手間暇を惜しんではいけませんし、保険診療と自由診療の選択も重要になってくるでしょう。その一時だけではなく、その後の長い人生を快適に送れるような歯科治療を常に心がけています。

先のことまで考えて診療されているのですね。

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そのとおりです。高齢社会であることを踏まえ、私は、「10年先、20年先を考えた治療をしましょう」と患者さんにお話ししています。例えば、60歳で健康な方が、70~80歳になったときに同じように元気でいられるとは限りません。足腰が悪くなったり、寝たきりになったりしたら、今と同じように歯科治療に通うことは困難です。そうなった時のことを考えた治療をしたいと考えているのです。例えば、インプラントをたくさん入れるよりは入れ歯にするというのも一つの提案です。20年後にインプラントを外す必要が出たとき、高齢になると、入院しなければいけないこともありますからね。ですから、悪くなったときに負担が少ないような治療をお勧めしているのです。

新たな技術も取り入れ「入れ歯」の悩みに幅広く対応

先生の得意な治療について教えてください。

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やはり専門分野である補綴、特に入れ歯ですね。比較的新しい治療としては「オーバーデンチャー」という入れ歯が便利だと思います。これは、悪くなった歯の頭の部分を取り除き、その上に入れ歯を乗せるものです。悪くなった歯を抜いてしまうのではなく、その頭の部分を取って入れ歯を乗せるんです。そうすると、将来歯が完全に悪くなって抜く状況になったときも、その入れ歯はそのまま使えることが多いんですよ。一般的な入れ歯はバネをかけるのですが、歯を抜いてしまうとバネをかける場所がなくなり、入れ歯の修理に何度か来院しなければいけません。でもオーバーデンチャーには歯根を覆う入れ歯の部分に人工の歯がついているため、作り直しの必要がほとんどありませんので、今までと同じ入れ歯が使えるんです。この他にもチタン製のかぶせ物を使った治療なども取り入れ、入れ歯に関するさまざまなお悩みに対応しています。

予防歯科にも力を入れていると伺いました。

当院にいらっしゃる患者さんのうち、約半数が予防・メンテナンスで来院されます。この辺りにお住まいの方は歯の健康への意識が高く、とても良いことですね。口腔ケアで最も大切なのはご自宅での歯磨きですが、歯石やステインまでは取り除くことができません。当院では予防歯科として「クリーニング」と「PMTC」を行っています。「クリーニング」は歯の表面の汚れを落とすもの。月に1度の施術で歯の色や輝きを整える、審美的な要素の強い内容です。「PMTC」は歯の表面だけでなく、歯肉の内側に付着した歯石やバイオフィルムを除去するもの。歯周病の治療後の方や、メンテナンス中の方に受けていただきたい内容です。

普段の診療では、患者さんにどのように接していらっしゃいますか?

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実は私は、結構厳しい歯科医師なんですよ(笑)。というのは、何でも真剣にやるタイプなものですから、患者さんにもそれに応えていただかないと、報われないなと感じてしまいます。患者さんの中には自分の歯に対してあまりきちんと向き合っていない方がいて、痛いときだけ受診されて、痛みが取れると治療に来なくなってしまう方もいます。治療を途中でやめてしまうと、悪化して抜歯が避けられない状態になってしまうこともあります。それでは治療の意味がありません。そんな方にはつい「きちんと治療に来られないのなら、お金も時間ももったいないから早く抜いちゃったほうがいいですよ」くらい強く言ってしまうことがあるんです。そうすると患者さんは、怒ってそれきり来ない方と、奮い立って通われる方と2つに分かれますが、私はそれでいいと思っています。後者のような患者さんに、自分のできるかぎり精いっぱいの技術を提供したいんです。

これからも、妥協せず丁寧な診療を提供したい

ところで、先生はなぜ歯科医師を志したのですか?

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やはり父の影響が大きかったですね。仕事をする父を見ながら育ち、「将来は歯医者になるんだな」と、幼い頃から思っていました。プラモデルなど手作業で物を作るのが好きだったので、きっと向いているだろうとも感じていました。入れ歯を専門に選んだのも、自分で“物”を作れるところに魅力を感じたから。いいものが入ったと患者さんに喜んでいただけることが補綴の醍醐味で、中でも入れ歯は、それまで歯がなかった状態と入れ歯が入った状態がまったく違うため、患者さんがとても喜んでくださるんですよ。食べられなかったものが食べられる、治療前は歯を気にして笑えなかった人がだんだん笑えるようになる。初めはお化粧もせずに地味な服を着ていた女性の患者さんが、みるみるおしゃれになっていくなどといった希望がありますね。患者さんの人生が治療によってより良く変わっていくことが、私はとてもうれしいのです。

院内の内装は先生のデザインだとか。

そうなんです。スペースによって、テーマになる色を変えているんですよ。大きな診療室はオレンジ色、隣は黄色、個室はシックなダークカラーです。それぞれの色に合わせてロールカーテンや時計なども探し選びました。先日など驚くことに、ホームページをご覧になった方から「診療室のロールカーテンについて知りたい」と電話があったんですよ(笑)。歯科医院は痛みや不安を抱えて訪れる場所。楽しい気持ちで来院される患者さんは少ないでしょう。明るい内装で目を楽しませ、少しでもリラックスしてほしいと思いながらデザインしました。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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これからの日本は、高齢化社会について考えていかねばなりません。それは歯科医療も同じです。10年先、20年先を考えながら、保険診療も自由診療も含めた上で、患者さんのライフスタイルに合った治療方法を提案してまいります。特に入れ歯は私の専門分野。何でもご相談ください。基本を大切に、診療には妥協せず、目の前の患者さんに丁寧に向き合っていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックインレー:2万5000円~
インプラント治療:35万円~
入れ歯:18万円~
CAD/CAMシステムを用いた治療:2万円~
鎮痛・消炎を目的としたレーザー治療:1100円~
インプラントオーバーデンチャー:入れ歯代+インプラント1本につき6万5000円(ケースによっては、ご自分の入れ歯をご利用いただけます)
※別途、マグネット装置などの料金がかかります。

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