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千葉 奈緒子 院長の独自取材記事

荻窪眼科

(杉並区/荻窪駅)

最終更新日:2026/01/14

千葉奈緒子院長 荻窪眼科 main

荻窪駅北口を出てすぐ右手のビルに、千葉奈緒子院長が「荻窪眼科」を開業したのは、1994年のこと。同院では、一般的な眼科診療や眼鏡やコンタクトレンズの処方から、白内障や緑内障の診断・治療、網膜剥離のレーザー治療まで、幅広い眼科診療に対応している。院内はバリアフリーで、受付がある4階から各種検査が行われる3階にもエレベーターで移動できる。寝たきりなど来院が困難な人には往診も行い、必要に応じて診療時間外も経過確認や緊急の相談に応じるという千葉院長。取材の受け答えからも、さっぱりした人柄や診療への情熱が感じられ、30年以上、地域で頼られてきたことを感じさせられた。

(取材日2025年11月11日)

生まれ育った場所で地域に根差した医療を実践

小児科医のお父さまの影響で医師を志したそうですね。

千葉奈緒子院長 荻窪眼科1

父が自宅で開業していましたから、医師は地域の皆さんに期待され、やりがいのある職業だということを身近で見ながら育ち、小学校に上がるくらいには医師になりたいと考えていました。眼科を専門に選んだのは、男女の別なく、あらゆる年代の患者さんを診られることや、診察から手術まで幅広い診療に携われることに魅力を感じたからです。それに、眼科は他科の医師は手を出せない特殊な分野でもあるんですよ。他の部位の創傷とは違い、目の場合は組織の透明性を維持しつつ創傷治癒させなければなりません。目の中の組織が透明だから光が入ってものが見えるわけですから、濁らせてしまってはいけないんです。そういう点でも面白みを感じました。

学校医や往診もされるなど、地域に密着したクリニックですね。

私は西荻窪で生まれ育ち、杉並区立桃井第三小学校を卒業しました。現在、母校を含む地元4校で学校医を務めています。眼科を選んだ理由の一つは、検診を通じて子どもたちと関われることでした。大学病院や総合病院では白内障手術に力を注ぎ充実した日々を過ごしましたが、より患者さんと密に関わり、自分の裁量で診療したいと考え、開業を決意。ちょうど荻窪駅前に新しいビルが建ち、この場所を選びました。往診は、寝たきりや来院困難な方の要望に応じて開始。区役所の紹介で依頼を受けることもあり、区内広範囲に出向きます。治療は教科書どおりではなく、患者さんや家族の状況を踏まえ、その方にとって本当に意味のある医療をめざしています。

長年、診療を続ける中で、少子高齢化など、地域の変化は感じますか?

千葉奈緒子院長 荻窪眼科2

全国的に少子高齢化が進んでいますが、荻窪は古い街なので、もともと高齢者が多く、さほど少子高齢化が進んでいる印象はありません。当院を受診する患者さんの性別や年代の比率も、以前とほぼ同じなのではないでしょうか。ただ、患者さんの相談内容は、その時々で変化しますね。一時期、問題になっていたカラーコンタクトレンズのトラブルは、ピークを過ぎて、減ってきています。増えているのは、近視の治療や近視矯正の手術に関する相談や白内障や緑内障・高齢者の眼瞼下垂などの相談ですね。

正しい知識に基づいた納得のいく医療をめざす

診療理念を教えてください。

千葉奈緒子院長 荻窪眼科3

患者さんの期待に応えられるような、正しい知識に基づいた医療を提供したいと考えています。診察では、丁寧でわかりやすい説明を心がけていますが、限られた時間の中で、いかに患者さんに正しい情報をインプットしてあげられるかが課題です。というのも、今はインターネット上に医療に関する情報があふれているので、患者さんご自身でいろいろ調べていることも多いのですが、正しい情報ならいいけれど、事実と異なる情報をうのみにしていることも。インターネット上の情報は、誤った内容でも一見もっともらしく感じられる上に、患者さんは不安に思って調べているから、余計に信じ込んでしまい、客観的に考えられない場合もありますからね。そこをきちんと説明して、正しい情報へと導き、患者さんにとって最適と考えられる診療を行いたいです。

セカンドオピニオンを求められることも多いそうですね。

現在、当院では手術を行っていませんが、白内障の手術を行うべきかお悩みの患者さんから相談を受けることが増えています。基本的に、視力が1.0以上出ているような方には、手術はお勧めしません。「白内障手術は短時間で済む安全な手術」と聞くので気軽に思えるのかもしれませんが、どんな手術にもリスクはあります。手術室は、滅菌されて外気が入らない設計ですが、無菌ではありません。多数の手術例のうち、ほんのわずかであっても、術後の感染症が起きて治療が必要になり、視力が低下する方もおられることを知っていただきたいです。また、白内障手術で入れる眼内レンズに、遠くも近くも見えることが見込まれる多焦点レンズが登場しましたが、緑内障で視野が狭くなっているような患者さんは、安定した視力維持のため多焦点レンズはお勧めしないなど、正しい知見をお伝えしています。

今後、力を入れていきたい診療はありますか?

千葉奈緒子院長 荻窪眼科4

かつては、「近視は遺伝的要因や生活習慣、環境的な要因もあるので、仕方ない。眼鏡やコンタクトレンズで矯正を図る」という考えが主流でしたが、最近、早期の段階で近視の進行抑制が見込める点眼薬が登場し、国内でも開発・承認され、臨床で使用できるようになりました。就学年齢の頃から近視になり、強度の近視になる可能性があるような患者さんに、治療の選択肢として提案していきたいです。というのも、近視そのものが日常生活に影響するばかりか、強度の場合、将来的に緑内障や眼底出血、網膜剥離など、視力の回復が見込めなくなる可能性がある疾患のリスクが高まるといわれています。長い目で見て、早期の段階で進行を食い止めるために治療を行うことは、患者さんにとってメリットが大きいと考えます。現段階では自費診療になってしまいますが、近視の手術を受ける前の段階で進行を止めるための治療法として、お勧めしたいです。

父の背中から学んだ寄り添う医療

「医師としてこうありたい」という理想はありますか?

千葉奈緒子院長 荻窪眼科5

医師を志したのは、「人に尽くし、人を助けられる力を持ちたい」という純粋な気持ちからなので、医局にいた頃から、「常に患者さま中心で納得のいく医療を行いたい」という気持ちが強かったですね。そして、原点にあるのが、小児科医の父です。父が診療する姿を見て育ち、患者さんを自分の家族と思って接し、治療するという姿勢が自然と体にしみ込んでいるので、日々実践したいと思い、診療に臨んでいます。江戸時代の医師が主人公の有名な映画のような、熱血医師が理想なんです。

熱血医師らしいエピソードをお聞かせください。

必要な患者さんには診療時間外でも対応したいので、クリニックの留守番電話のメッセージには、「診療時間内にお電話ください。ただし、緊急の方は、この番号におかけ直しください」と、私の携帯電話の番号を吹き込み、診察の際も、「緊急の折には24時間いつでも連絡ください」と、携帯電話の番号を書いた名刺をお渡ししています。また、週末などに経過が気になる患者さんには、「お薬を服用した後の様子が知りたいので、明日、様子をお聞かせください」と伝え、翌日にお電話を差し上げることもあります。年末に、「1月2日にいらしてください」と伝えて、診察することもあります。やはり、患者さんに対して責任を持ちたいですからね。休診日に違う病院に行くよりも、経過がわかる医師が診察するのがベストだと思うんです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

千葉奈緒子院長 荻窪眼科6

地域の皆さんにとって、よりどころのような存在でありたいと考えています。眼科以外の不調の相談を受けることもありますし、どんなことでも相談に乗って差し上げげたい。そして、相談にいらした方を笑顔にしたいですね。最近も中学生が、「コンタクトレンズの装着方法を教えてほしい」と来院したのですが、装着方法を教えても、なかなかうまくいきませんでした。どうにかコツを伝えて、何度目かの来院で、やっと自力でコンタクトレンズを目に入れられた時、自信に満ちたとてもいい表情をしたんです。そんなときは、何ともいえません。「困ったときはいつでも頼ってください。両手を広げて待ってます」と、お伝えしたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

点眼薬を用いて近視の抑制を図る治療/点眼薬1箱5000円~ ※詳しくはクリニックへお問い合わせください

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