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中島 一郎 院長の独自取材記事

中島歯科医院

(杉並区/荻窪駅)

最終更新日:2024/10/07

中島一郎院長 中島歯科医院 main

JR中央・総武線荻窪駅から徒歩9分。落ち着いた住宅街の中に「中島歯科医院」はある。1974年に父親である先代が開業してから半世紀。後を継いだ院長の中島一郎先生は歯科衛生士の妻とともに、地域の口の中の健康を支えてきた。待合室は夏は涼しく、冬は暖かと居心地が良く、南向きの明るい診察室は広々としている。各ユニットには大型モニターが設置され、患者はエックス線写真などで状況を確認しながら、治療を受けることができるという。上がり口には手すりが備えられ、高齢の患者へのこまやかな心配りも。中島先生は、患者と信頼関係を築くことを何より大事にし、その上に治療は成り立っているという考えの持ち主だ。「患者さんとは友人のような、対等な関係でいたい」と語る先生に、その診療にかける熱い思いを聞いた。

(取材日2024年8月21日)

患者と信頼関係を築くことが大事

この場所で開業なさって、半世紀以上になるそうですね。

中島一郎院長 中島歯科医院1

父が開業したのが1974年で、私が後を継いでからも32、3年たちます。当院には幼い頃からよく出入りしていましたから、後を継いだ頃、患者さんのほとんどは僕の小さい頃を知っていました。私が通っていた小学校の校長先生や先生方が来てくださったり、よく買い物をしていた商店街の本屋さんや文房具屋さんなどが来てくださったり。年上の患者さんには、見上げるような思いで、接することが多かったんです。それまで治療の勉強はしてきましたが、それ以外の面で教えられることがたくさんあり、患者さんに育てられたという思いがあります。だからでしょうか。患者さんと歯科医師は対等な関係でいたいと考えるようになりました。

まずは信頼関係をつくりたいということでしょうか?

そうです。できれば患者さんと友人になりたい。例えば初診の方がおみえになった時、気分良く帰っていただきたいじゃないですか。治療はもちろん技術も大事ですが、それは大前提。その上で、心を大事にしたいと思っているんです。例えば、義歯をお作りしたとします。治療が終わったら、代金をいただいてそれでおしまいということもあるでしょう。でも、患者さんにとっては、そこからだと思うんですよ。フィット具合がどうなのか、どのように感じるのか、表面だけ診ていては駄目だと思うんです。「パンが好きでよく食べる」とおっしゃるなら、それは食パンなのか、フランスパンなのか。種類によって噛み方も噛む回数も変わってきます。それをよく伺って、「そういうものがお好きなら、きっとこういうふうに噛むんだろう」と想像しながら、調整して差し上げる必要があると思っています。

よくコミュニケーションを取ることが必要なわけですね。

中島一郎院長 中島歯科医院2

患者さんが「痛い」とおっしゃる所と、本当に痛んでいる所は違うということもあります。それを知るためには、何でも話していただけるような関係を築いて、コミュニケーションをよくとることが大事になってきます。先生を怖がっていると、痛みを訴えずに我慢してしまったり、入れ歯を外せばいいやと思ったりしてしまうと思うんです。せっかく作った入れ歯なのに、使わないというのは絶対避けたい。そのためにも、患者さんの話をよく聴いて、微調整を重ねるようにしています。当院では、妻が歯科衛生士として何十年と一緒にやってきましたので、僕よりも妻のほうが話しやすいという方もいらっしゃいます。それはありがたいことですね。とにかく大事なのは、患者さんと友人になるぐらい、信頼関係を築いて、コミュニケーションを取ることだと思っています。

患者の事情や希望に沿った治療を提供

コミュニケーションが取れていれば、患者さんの事情をくむこともできますね。

中島一郎院長 中島歯科医院3

患者さんが何を望まれているのか。それを踏まえて治療することが大事です。例えば、かぶせていた金属が取れてしまったという方が、とても忙しい方だった場合。中が虫歯になっていなければ、とりあえず今日は外れた金属を着けて終わろうということもあります。逆に痛みを訴えられた箇所だけでなく、時間をかけて全体を治すこともあります。患者さんの状況とご希望に沿って、柔軟に対応するようにしています。それもコミュニケーションが取れていてこそ、ですね。

噛み合わせの調整もしてくださるそうですが。

一般歯科が治療の中心ですが、咬合調整といって噛み合わせの調整も行っています。私は専門が保存科だったので、大学病院ではまず噛み合わせの調整から始めていました。当院には、これまでまったくそういった治療をしてこなかった方が多くいらっしゃいます。なので、少し調整をすることで変化を感じていただければと思います。物を噛むとき、顎は上下に動かすだけでなく、硬い物などは、顎を横に動かしてすりつぶしながら食べています。ですので、下顎を動きやすくするために調整を行うんですね。左右どちらかに偏って噛む癖があると、左右の顎の大きさや頬の筋肉の高さが違ってきたりします。そういった調整を、30分ぐらいかけてやることもありますね。

義歯の治療にも力を入れていらっしゃいますね。

中島一郎院長 中島歯科医院4

自由診療になりますが、ノンクラスプデンチャー、つまり金属のバネを使わない入れ歯を、歯科技工士さんと一緒に作っています。普通のノンクラスプと違うのは、内側に金属を入れてたわまないようにしているところ。見た目も、機能も兼ね備えた義歯です。また最近はインプラント治療も、専門の先生に来ていただいて行っています。患者さんの状況に合わせて、選んでいただければと思っています。

こちらのクリニックにはどのような患者さんが通われてますか?

当院は高齢者から幼い子どもさんまで幅広い世代の方が来られます。ご家族で通われる患者さんも多いのですが、その中でも特に多いのが家族3世代で通われている患者さんです。私は日頃から、人間の口内は個々でそれぞれ違っているため、治療方法もそれぞれに考えるのですが、ご家族の口内には共通点があるので、治療もしやすいですね。

定期的なクリーニングで予防を図る

奥さまがメンテナンスを担当なさっているのですね。

中島一郎院長 中島歯科医院5

どこにも痛みがなくても、2ヵ月に1回とか、定期的にクリーニングにいらっしゃる方も多いんですよ。歯科医院はなるべくなら行きたくない、行くのが嫌な場所だという方も多いと思います。でも、少しでも良くなった実感を持っていただければ、じゃあまた行こうと思っていただけるのではないでしょうか。定期的に来てくださるのが高齢の方だと、お元気でいらっしゃるかどうかの確認にもなりますね。

お忙しい毎日ですが、どのようなことでリフレッシュをなさっていますか。

車が好きで、休みの日はよくドライブに出かけます。出かけた先で、建物や自然の風景と愛車を組み合わせた写真を撮って、SNSにあげるのが楽しみです。好きになるとのめり込むタイプなので、事前に撮影スポットを調べておいて、休みの日は早起きして出かけています。夜中の1時に出発することもあるんですよ。群馬県の草津白根山の雲海や、京都の五重塔など、本当にきれいで印象に残っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

中島一郎院長 中島歯科医院6

患者さんと友人になり、何でも話していただける歯科医師になりたいと思っています。治療は私が一方的に行うのでなく、対等な立場でコミュニケーションを取りながら、一緒にゴールをめざしていくこと、それがより良い歯科治療への第一歩だと考えています。歯やお口の中のお悩みだけでなく、日々のこと、ご家庭の事情など、ざっくばらんにお話しください。状況に沿って、治療を進めていきます。患者さんがお顔を見せてくださることが、何よりの喜びです。お気軽にお立ち寄りください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンクラスプデンチャー/7万7000~27万5000円程度(素材や欠損の本数により異なります)、インプラント治療(植立1本)/27万5000円程度(植立の仕方によって異なります)、インプラント治療(上部構造1本)/16万5000円(素材により異なります)

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