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吉田 俊介 院長、松本 直久 先生の独自取材記事

吉田医院小児科皮フ科

(杉並区/阿佐ケ谷駅)

最終更新日:2025/10/15

吉田俊介院長、松本直久先生 吉田医院小児科皮フ科 main

東京都杉並区の「吉田医院小児科皮フ科」は、JR中央線・阿佐ケ谷駅の北口から徒歩5分、近隣住民が行き交う松山通りのゆるやかな下り坂の途中に立つ、45年の歴史を持つ診療所だ。院長を務める吉田俊介先生は、医師としてのキャリアが57年に及ぶ大ベテラン。大学で小児神経の研究に携わった他、外来で幅広い患者の治療を行った経験をベースに、開院後も小児科を主体として診療にあたってきた。2009年には救急医療で腕を磨いた松本直久先生も加わった。一見物静かなキャラクターながら、吉田院長とともに地域に一層の貢献を果たそうと意欲的に取り組んでいる。これからも愛着ある町のために貢献したいと話す吉田院長と松本先生に、同院の歩みと普段の診療室の様子、今後の意気込みなどを聞いた。

(取材日2025年9月13日)

内科全般と小児科、皮膚科にも強い地域のかかりつけ医

阿佐谷で長く診療を続けているそうですね。開院に至るまでの経緯を教えてください。

吉田俊介院長、松本直久先生 吉田医院小児科皮フ科1

【吉田院長】当院は1980年の暮れに開院しました。大学や総合病院での勤務を経て、ここ阿佐谷で小児科中心の診療を始めました。私は今の初期臨床研修に当たるインターン制度の最後の世代で、早いもので医師になって55年以上になります。初めは母校の日本医科大学で小児科医局に入り、10年後から国立横浜東病院に移って小児科医長を務めました。それから2年たって、開業のために妻の実家がある阿佐谷に参りました。「小児科皮フ科」を看板にしていますが、内科全般の診療も行い、地元のかかりつけ医として貢献できることをめざしています。
【松本先生】私は2009年から当院に加わり、現在は金曜日の外来を担当しています。院長の娘さんと結婚した縁で阿佐谷に住むようになりました。

45年前の町の様子はどんな感じでしたか? 開院後の移り変わりもお聞きしたいです。

【吉田院長】駅や商店街のレイアウトは変わっていませんが、昔はもっと人通りがまばらだったと思います。そのせいかどうか、45年前のこの辺りはあまりクリニックがなかったのですよ。すぐ近くに河北総合病院がありますが、身近な小児科や内科は少なかったです。ですから、当院が「吉田小児科医院」としてスタートしたのは、地域医療の充実という観点からも良かったのではないでしょうか。ちなみに、皮フ科を名乗るようになったのは、赤ちゃんの湿疹などは、皮フ科とも関連しておりますから、より専門的に勉強しようと思ったことがきっかけでした。

松本先生はどのようなキャリアを歩んでこられたのですか?

吉田俊介院長、松本直久先生 吉田医院小児科皮フ科2

【松本先生】阿佐谷に来る前は千葉県の急性期病院で救急科に勤務していました。あらゆる病気やケガの方に対応していた中で、小児の患者さんもよく診ていたので、当院の環境にもすんなりなじめたと思います。得意な治療については特に意識していませんが、救急科の頃は頭をぶつけたり、転んで傷を作ったりしたお子さんの処置をよくやっていましたね。手術を必要としない比較的軽いケガの処置を、親御さんとコミュニケーションを取りながら進めるのが得意と言えるかもしれません。
【吉田院長】松本先生は真面目で優しく、任せて安心な信頼できる人です。医師としての深い知識を持っていて、診療に関して何を聞いてもスパッと答えてくれるのでとても助かっています。

将来を担う子どもたちの健康に貢献できるのがうれしい

小児科の患者さんはどんな訴えで受診する人が多いですか?

吉田俊介院長、松本直久先生 吉田医院小児科皮フ科3

【吉田院長】風邪を引いたお子さんが心配で、近所から来られるケースが多いです。もっと特殊な症状になると、河北総合病院をはじめ、杏林大学医学部付属杉並病院など大きな病院でも診てもらえるので、小さな医院の小児科としては、風邪や腹痛といった、より身近な病気を受け持つことがメインになります。あと、子どもは湿疹などの皮膚疾患がついて回りやすいので、ついでに診てほしいと頼まれることもよくあります。私は大学で小児科の中でも小児神経と呼ばれる分野を専門にしていて、脳波を検査し、けいれん性疾患やてんかん発作の診断を行っていました。今はそうした経験を生かす機会こそありませんが、外来で小児科全般の患者さんとも多く向き合ってきましたから、風邪ひきでも何でもどんと来いです。

患者さんとのコミュニケーションで心がけていることは何ですか?

【吉田院長】患者さんやご家族が安心できるように、できるだけわかりやすく丁寧に説明することを心がけ、お子さんとは仲良く話すよう心がけています。お子さんは病気が治ってくると見違えるほど元気になるので、そんな場面に居合わせたときは、よく治ってくれたなあと、自然に笑みがこぼれますね。
【松本先生】小さいお子さんのほうが治療に対してよく反応してくれますし、これからの社会を背負っていく子どもたちの健康に役立てていると思うと、シンプルにうれしいですね。

松本先生から見た院長はどんなドクターですか?

吉田俊介院長、松本直久先生 吉田医院小児科皮フ科4

【松本先生】自分よりもはるかに経験豊富な方なので、私に何かわからないことがあると、いつも優しく教えてくださいます。医師としての仕事だけでなく、普通に生活していく上でもいろいろと相談に乗ってもらっていて、とてもありがたく思ってます。

地域に末長く貢献するファミリークリニックでありたい

今後、どんな人たちに受診してほしいとお考えですか?

吉田俊介院長、松本直久先生 吉田医院小児科皮フ科5

【吉田院長】45年も同じ場所で診療を続けていると、私自身は神奈川出身なのですが、いつからか阿佐谷の町に懐かしさや愛着を抱くようになっているので、これからもこの町の皆さまに来ていただける医院でありたいですね。今では周辺にたくさんの医療機関があり、インターネットなどを通じた医療に関する情報収集も容易ですから、一つの医院をかかりつけに定めて通ってくださる方が、昔に比べると少なくなったように感じます。もし気に入っていただけたなら、何でもご相談いただけるファミリークリニックとして末長くお付き合いしたいと思います。

休日や診療を離れた時間はどのように過ごしていますか?

【吉田院長】休みの日はちょっと遠出して、花を眺めるのが好きですね。例えば、平塚の総合公園はバラ園や梅林も見事ですから、カメラを持っていって、ファインダー越しに季節を楽しむ時間もいいものです。あとは、絵描きや、ここ数年はフルートの演奏に取り組んでいます。まだまだかじった程度の腕前ですが、以前、松本先生の一家と発表会に出たこともあるんですよ。彼はね、医学を志す前に音大を出た元ピアニストなんですよ。
【松本先生】ピアニストではありませんが、音楽を楽しむ気持ち、感性は大切にしていきたいと思っています。子どもたちと一緒に参加しました。私はあの時、妻と一緒に歌を歌いましたね。

読者に向けてメッセージをお願いします。

吉田俊介院長、松本直久先生 吉田医院小児科皮フ科6

【吉田院長】当院は誕生した当初から、常に地域医療への貢献を意識しながらやってきました。時代の移り変わりとともに阿佐谷も昔と今では大きく変化していますが、私たちは今後も変わらず、地域に根差した医院としてこの町の皆さまに医療を提供していくつもりです。
【松本先生】私もやはり、地域の皆さまのお役に立ちたい気持ちが強いです。年齢や症状に関わらず、お困りの際は遠慮なくご相談いただきたいと思います。
【吉田院長】当院は検査に関しては近所の病院にお願いすることも多いのですが、その分、患者さんのお話をじっくり伺うことに時間を使います。ずっと通ってくださっているおじいさんやおばあさんはしゃべりだしたら止まりませんが(笑)、それもまた診療室に流れる時間の一部です。どうぞお気軽にいらしてください。

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