田中歯科クリニック・小児歯科

田中歯科クリニック・小児歯科

田中英一 院長

頼れるドクター

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沼袋や江古田を中心に、子どもからお年寄りまで周辺地域の方たちの歯の健康を守り続けている「田中歯科クリニック小児歯科」。開業以来すでに4半世紀近くが経つが、開放感のある診療室はきれいで、楽しい雰囲気を醸しながらも落ち着いた空間となっている。その中でもパッと目を引くのが赤い歯磨きコーナーだ。田中英一院長いわく、この診療室のコンセプトであり、中心的な存在なのだとか。確かにここなら子どもたちは楽しく歯磨き練習できそうな気がする。一つひとつの治療というよりは子ども全体を診られるから――小児歯科を専門に選んだ理由をそう述べた田中先生。『子どもの食の育て方』という編著を出版するなど、歯科治療だけにとどまらない奥の深い診療は、実は地域医療に対する考え方にもつながっている。休日返上で歯科医師会などの活動を精力的に行い、趣味のマウンテンバイクに乗る時間もまったく取れないという田中先生に、普段の診療から地域医療にかける思いまで、さまざまなお話を伺った。
(取材日2012年12月3日)

歯磨きは親子のスキンシップタイム。子どもにとって気持ち良い体験にすることが大事

―医院名に「小児歯科」が入っていますが、やはり患者さんはお子さんが多いのでしょうか。

僕自身は小児歯科の専門医なんですけど、患者さんの割合でいくと15歳未満の方と大人では半々くらいなので、子どもを中心にした一般歯科ですね。開業したのが1989年なので、その頃診ていた4、5歳の子がお母さんになって、その子をまた診察するといった形で広がったりもしています。子どもを通院させているお母さんから「子どもの歯は気を付けていたけど何年も自分の歯は治療していないので診てください」と言われるパターンも他院よりは多いと思いますよ。孫に言われて来たというおばあちゃんもいらっしゃいましたね。そんなふうに家族全体でお口のことに興味を持ってもらのはいいことですし、町の歯医者としてはとても大事なことだと思います。患者さんは周辺の地域住民が中心ですが、中央線や西武池袋線沿線の方も来られます。前に調査したことがあるんだけど、子どもが歯科医院に来るきっかけというのが昔は虫歯の治療が一番多かったんです。ところがそれから15年後くらいにはやっぱり予防的な意味や、口の周りに何かできたといった相談などで来院する人が増えましたね。いま子どもの虫歯は地域によっても2極化していて、この辺りのお子さんは虫歯がかなり少ないですが、その中でも虫歯のある子は本数が多かったりと偏りも見られます。

―一般的には甘い物を食べると虫歯になりやすいといったイメージがあります。

甘い物がいけないわけではない、と言い切ってしまうと誤解を招きやすいと思うんですが、重要なのは食べ方ですよね。子どもにとって甘い物というのはある意味エネルギー源ですから、1回の食事で十分なカロリーが取りきれない時に補食としてカロリー減のあるおやつを取ることは大事だし、糖分というのは効率の良いカロリー源となるので、そうすると摂取の量や摂取の仕方が問題になってくるんです。気を付けてほしいのは、だらだら食べないこと。必ず歯磨きとは言わないけれど食後には口をゆすぐ、あるいは水分を飲むなど、全体として予防していけばいいと思います。ご両親がそういう生活をしていて、子どもだけに「やめろ」と言ってもそれは無理な話ですしね。前にこんな症例があったけれど、すごく虫歯がいっぱいある子に話を聞いたら、お父さんとお母さんがコーラが大好きで、しょっちゅうコーラを飲んでいると。それは非常に極端な例だけど、そうじゃなくてもご両親が飲食しているものはお子さんが口にする頻度も高いので、ご家庭で生活習慣を見直すことも必要かと思います。

―子どもだと1日に何度くらい歯磨きをすればいいのでしょう。

歯ブラシだけが虫歯の予防ではないので、なかなか回数というのは難しいですが、寝る前にきちんと1日の汚れは落としてくださいとお伝えしています。それとできれば食事の後には磨いてあげましょう、外にいて磨けない時には水分で口の中をぬらしてあげましょうということですね。基本的に歯ブラシというのは口の中がきれいになって気持ちの良いことなんです。お風呂に入って気持ち良かったね、というのと同じ。その感覚を子どもが体験できればそんなに嫌がらずに磨けると思うんですね。ところがお母さんが虫歯予防を一生懸命しようとして、子どもを押さえたり口を引っ張ったりして歯ブラシしようとすると、本来気持ちのいいことなのに嫌なことをされたという気持ちを持ってしまう。もし子どもが嫌がったら少し休むなどして、コミュニケーションを取りながら歯ブラシをすることが大事です。子どもにとっては気持ち良さの体験、それとお母さんに自分が大切にされているという体験になりますし、その積み重ねが将来その子が友達を大切にしたり、周囲の人たちを大切にする気持ちにつながっていく部分もあるだろうと思うんです。よく「歯磨きは親子のスキンシップタイムですよ」と伝えているんですが、お母さん方も負担に思わず、それくらい余裕を持っていただければいいですよね。

記事更新日:2016/01/24


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