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江連 雅孝 院長の独自取材記事

えづれ歯科医院

(台東区/浅草駅)

最終更新日:2024/08/09

江連雅孝院長 えづれ歯科医院 main

つくばエクスプレス浅草駅から徒歩約8分、入谷駅から徒歩約9分。シティホテルや神社、そして大型マンションと昔ながらの住居が入り混じった東京・浅草の一画で、およそ30年にわたり地域の健康を見守ってきた「えづれ歯科医院」を訪れた。院長を務めるのは、2代目となる江連雅孝先生。土地柄もあって大のお祭り好きで、地域の人と一緒におみこしを担ぐのが趣味と言う。お祭りに限らず、区立中学の歯科校医を務めたり、地元の歯科医師会で活動したりと、地域交流に非常に熱心なドクターだ。「さまざまな活動を通して、少しでも地域貢献ができればと思っています」と、地元愛あふれる江連院長に、歯科医師人生の過去・現在を語ってもらった。

(取材日2016年6月6日)

亡き母の後を継いで地域医療に貢献

こちらのクリニックは先代から引き継がれたと伺いました。

江連雅孝院長 えづれ歯科医院1

先代の院長だった母から引き継ぎました。遡れば、母方の祖父が別の土地で自宅を兼ねた歯科医院を開いていたんですが、母が大学の歯学部を卒業してすぐに亡くなったんです。それで、当時医学生であった私の叔父にあたる母の弟が歯学部に編入し、そこを引き継ぐことになり、母は引っ越してここで開業した、というのがそもそもの始まりですね。引っ越した当時、私はまだ小学3年生でしたから、ちょうど開業して30年にもなるでしょうか。1階は駐車場で2階がクリニックですが、エレベーターがあるので足の不自由な方やご高齢の方でも無理なく通っていただけています。

歯科医師になられたのはお母さまの影響ですか?

はい、母の影響ですね。プラモデル作りが好きで手先が器用だったことも、細かな作業が何かと多い歯科医師向きではあったなと思いましたが、やはり小さい頃から母の背中を見て育ったことが大きいと思います。ここに戻って母と一緒に診療を行っていた時、尊敬の気持ちを持ちつつも「母を追い越してやろう」とか「新しい治療はこうなのにな」と思ったりすることもありました。今年の初めに母は亡くなってしまったのですが、告別式などで本当に多くの患者さんがお別れを言いに来てくださったんです。「これだけ地域医療に貢献してきたんだな」と改めて母の偉大さに気づきましたね。その光景を目の当たりにして、私のこの地域の医療に貢献したいという想いがより一層強くなりました。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

江連雅孝院長 えづれ歯科医院2

近年はこの地域にも高層マンションがどんどん建っているので、引っ越していらしたファミリー層の方も増えました。一方で、最近は私の趣味でもあるお祭りの関係で面識ができた方々も増えています。それに、先代の母の時代から通っていただいている方もいますから、本当に幅広い年代層の患者さんに足を運んでいただいているんです。昔から住まわれている方は、場所からご想像できるとおり、ちゃきちゃきの江戸っ子そのものですね。年代層が幅広いこともあり、訴える症状はいろいろです。歯周病や知覚過敏で痛みを感じていらっしゃる場合もあれば、最近はホワイトニングや審美歯科で来院されるケースも少なくありません。

治療法は長所短所を丁寧に説明し患者と一緒に選ぶ

大学院では歯周病を専攻されていたそうですね。

江連雅孝院長 えづれ歯科医院3

はい。実は専攻を決める時、口腔外科と歯周病とで悩んだんです。しかし、ちょうどその当時は歯を抜かない治療がクローズアップされつつあり、抜かざるを得なくなる原因として歯周病という名前が浸透しつつある時代でした。将来的に母のクリニックを継ぐことを決めていた私は、先々で開業医として、患者さんの歯をなるべく抜かずに済むよう、その原因になる歯周病を勉強しようと思ったんです。患者さんにとって歯を抜くことは、決して「抜いてもらって」ではなく、「抜かれた」ですからね。もちろん、どうしても抜かなければいけないケースはありますが、歯周病治療をしっかりやって、1年しかもたないところを2年、3年と少しでも長くご自分の歯を使っていただけたら幸せにつながると考えています。

大学院修了後、こちらに戻ってこられるまでのご経歴は?

修了後、大学の病院に残りました。その後、大学時代に野球部でお世話になっていた開業の先輩からお声がかかり、都内のクリニックで勤務させていただきました。最終的には、母のクリニックを継ぐと決めていた私にとって、大学は専門的な勉強をするのには都合が良いのですが、開業医のように歯科医療全般を診るようなわけにはいきません。それで、大学を出てクリニックに勤め、歯科医療全般を診るゼネラルな歯科医師について学びたかったんですね。技術的な面もそうですが、いずれ自分のクリニックを運営していくことを意識して、経営面も学ばなくてはという気持ちもありました。そちらで勤務させていただき、「もう十分に自分でやっていけるよ」と先輩に背中を押される形でここに戻ってきた、というのが経緯です。

診療方針を教えてください。

江連雅孝院長 えづれ歯科医院4

どの治療にも一長一短があるので、患者さんがそこを理解していただくまでご説明し、正しくご理解いただいたと確信してから治療に入るということです。治療法については、患者さんの歯の状態や年齢、生活スタイルの他、自由診療もあるので経済状況などを考えながら、患者さんと一緒に選んでいきます。そこを考えていった結果、丁寧な説明をするようになりました。また治療をする際は、当たり前のことですが、自分や自分の家族が受けていることを常にイメージし、治療を行っていきます。

患者の安心と納得のため、現状報告と予告を徹底

診療の際に心がけていることは何でしょう?

江連雅孝院長 えづれ歯科医院5

治療でこれから起こることを予告したり、現状はどうなっているかをお伝えしたりというのは、常に心がけています。例えば、痛みを伴う治療の場合は、どういう理由で痛くてもやらなければいけないのかをきちんとご説明すると、多少は安心できるじゃないですか。今日、詰め物が入れられないのは、歯の根っこがまだきれいになっていないからだとわかれば納得できますよね。逐一、今の状態を知っていただくよう、レントゲン写真をお見せして根の先の汚れをご確認いただくというのは当院ではよくあることです。CTの画像などは、そのまま歯科ユニットの液晶画面に表示できるようにしたので、すぐその場で確認できるようになっています。自分が歯科医院に行ったらこうしてもらいたい、と思ったことを患者さんにもやっていきたいんですね。

先生にとって恩師といえばどなたですか?

いろいろな顔が思い浮かびますが、1人ということであれば亡くなった父ですね。恩師というのとは少し違いますが、私の歯科医師人生にすごく影響を与えた人です。父は医療とはまた違った仕事をしていたんですが、私が歯科医師になる前に「同じ世界の仲間とばかり一緒にいてはだめだ。小さなところで固まらず、外の世界でいろいろな人と出会って友達をつくれ」と言ってくれました。違う世界の人と出会って、人生の勉強もきちんとやらなければいけない。先生と呼ばれるようになっても、天狗になるなという戒めです。父がそうアドバイスしてくれたおかげで、これだけ地域の方たちと親しくお付き合いさせていただいているわけですから、非常にありがたいなと今でも思っています。

クリニックを選ぶ際のアドバイスをお願いします。

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インターネットが普及したこの時代、クチコミ情報などいろいろあると思いますが、クリニック選びは実際に足を運んで治療を受け、歯科医師と話をしていただいたほうが良いと思います。例えば、食べ物のクチコミサイトに「おいしい」と書かれていても、実際に食べてみたらそうでもないという経験はないでしょうか? 食べ物と歯科医師を一緒にするわけにはいきませんが、実際に会ってみないと、ご自身とその歯科医師の相性が合うかどうかはわかりません。あまりクチコミ情報だけをうのみにせず、良さそうだなと思うクリニックがあったら、とにかく一度、診てもらうことをお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1本3000円~、セラミック治療/詰め物3万円~・かぶせ物12万円~、インプラント(CT込み)/1本25万円~

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