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小野 潤 院長の独自取材記事

小野歯科医院

(台東区/入谷駅)

最終更新日:2021/10/12

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日比谷線入谷駅から徒歩5分、住宅街の一角に構える「小野歯科医院」を訪ねた。開業は1928年。90年以上にわたって地域に根差してきた老舗歯科医院を頼り、長く通う近隣住民は多い。口腔外科を専門に学んだ3代目院長の小野潤先生は、その経験を生かし、一般歯科に加え、歯科用CTを用いた矯正治療も手がけるなど、オールラウンドな歯科診療を提供する。長年の診療経験を通じて特に実感しているのは、歯周病が歯の寿命を左右することと、適切な噛み合わせが歯周病の予防に役立つことだという。穏やかな語り口の小野院長に、診療にあたって大切にしていることや、現在力を注ぐ歯周病治療と小児の噛み合わせ治療などについて話を聞いた。

(取材日2020年3月3日)

口腔外科の経験を生かし矯正治療など多様な治療に対応

長い歴史のある歯科医院ですね。

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祖父が開業したのが1928年ですから、父、私、と3代続いて、もう92年になりますね。現在のこの建物は15年前に建て替えたものですが、それまでは看板にある医院名が「院医科歯野小」と、開業当時からの右から読む表記だったんですよ。私は大学病院で勤務医をしていた頃から、休日はここで手伝いをしていたので、当院を引き継ぐ10年以上前から父の仕事をそばで見ることができ、直接教わったこともたくさんあります。駆け出しの頃、長く通ってくださっている患者さんのお口の中を実際に拝見した経験は、今の診療にも大いに役立っていると思います。

先生の得意な治療やクリニックの特徴を教えてください。

当院では歯科全般の診療を行っていますが、強いて得意分野を挙げるとすれば、大学で専門に学んだ口腔外科領域と、噛み合わせを重視した歯周病の治療です。台東区は高齢者が多く、来院される患者さんも有病者の割合がおのずと高くなりますから、口腔外科で学んできた全身管理の知識を生かしつつ、医科の担当医の先生ともコンタクトを取って安全な歯科治療を行えるよう努めています。また口腔外科で顎変形症を専門としていたので、その経験を生かし、2年ほど前から矯正治療も本格的に手がけています。当院で導入している歯科用CTは、矯正専門のクリニックと同様に顔の骨格まで詳細に分析できる頭部エックス線規格写真(セファロ)も撮影できますから、子どもから大人まで幅広い世代の矯正治療に対応しています。成人のマウスピース型装置を用いた矯正も行っていますので、お気軽にご相談いただければと思います。

患者さんと接する上で大切にしていることはありますか?

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治療に入る前には写真や模型を使い、患者さんのお口の中の現状や治療法の選択肢についてなるべくわかりやすくご説明します。悪いところをすべて治療するのがベストだとは思いますが、「今痛みがあるところだけ治したい」など患者さんのご要望もさまざまです。そうした事情に配慮した上で、治療をしないリスクについてもご説明し、納得を得てから治療を進めることを基本ルールとして徹底しています。また、小さなお子さんであっても本人の理解を促すため、親御さんへの説明とは別に、平易な言葉でしっかり説明することも大切にしています。ほとんどのお子さんは親御さんに連れられて来院しますが、せっかく来てくれたからには受け身でなく、歯科治療を自分のこととして受け止めてもらいたいですし、そうした意識こそが円滑な治療の近道にもなると考えているからです。

噛み合わせも見据えた歯周病予防に注力

歯周病の治療や予防に力を入れているそうですね。

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父の代では補綴治療に力を入れていましたが、多くの患者さんを診ていくうちに、歯を保存するには歯周病の治療が必要だとわかったんです。今では歯周病の治療や予防をメインに据えています。患者さんは40代~70代の方が中心ですね。歯周病を防ぐには、歯と歯茎の間のポケットに汚れをためないよう、普段からのメンテナンスが重要です。それでも歯周病になってしまった場合は、この歯周ポケットの掃除をすることで、多くの患者さんに改善が見られます。もし、歯周病が悪化して歯周ポケットが深くなっていれば、外科手術により徹底的なお掃除を行います。どちらのケースでも、ポケットのお掃除が終わった後は、定期メンテナンスや定期検診できれいな状態を保っていただくという流れになります。

歯周病には噛み合わせが関係すると伺いました。

そうなんです。歯周病の治療を通して気づいたのが、噛み合わせの重要性です。ポケットの掃除をしっかりしていても、噛み合わせが適切でないと、ポケット自体の不具合が改善していかない場合があります。また、歯周病や虫歯を治療した後の経過にも噛み合わせが大きく影響すると痛感しています。特に、左右の奥歯が適切な高さを保持していないと、見た目はきれいに整っていても、将来的に口腔全体のトラブルに発展する可能性があります。噛み合わせが良い状態かどうか、患者さんがご自身で判断するのは容易ではありません。そのため、当院では受診された初期段階から、歯周病予防の大切さと適切な噛み合わせの維持についてよくご説明して、注意喚起しています。個々の患者さんに合わせたマウスピースなどを用いて、噛み合わせの調整も行います。

歯周病を防ぐために、適切な噛み合わせはいつ頃から意識し始めればいいのでしょうか?

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できるだけ早くから適切な噛み合わせができていれば、歯周病になる可能性を減らすことにつながります。そう考えると、小児から噛み合わせを見ていくことはとても大切です。高齢になって歯周病や虫歯で歯を失ったり、コントロールしてきたつもりでも最終的に抜歯せざるを得なかったりするケースを数多く診てきて、「この部分の噛み合わせがこうだったら、歯を残すことができたのに」という思いに至った症例がたくさんありました。幸い、近頃はお子さんの歯全般に対する親御さんの関心が非常に高く、2、3歳の頃からご相談に来られる方もいます。指しゃぶりのほか、物を飲み込むときに舌を出す幼児型嚥下から卒業できずにいることも噛み合わせのずれを引き起こす原因になります。そのため、正しい姿勢で食事をすることや上を向いて物を飲み込まないなど、具体例を挙げて注意すべきポイントを伝えることから始めていきます。

患者の不安を解消するため、心がけるのは丁寧な説明

小児の矯正治療についてお聞かせください。

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お子さんの矯正に最適な時期は6、7歳から11、12歳の切歯交換期で、この時期であれば顎の大きさを調整しやすいです。装置に関しても、寝ている時につけるマウスピース型装置、食事の際に適宜取り外せる床矯正装置など種類もありますから、お子さんの症状に応じて無理のない方法を選んでいただくことが可能です。ただし、簡易な装置であればあるほど、お子さんご本人の意識が治療の結果を大きく左右します。ですから治療にあたっては来院時のお子さんのコンディションや集中力を見極めて、現状や治療の見通しをわかりやすくお伝えし、モチベーションを保てるように誘導していきます。虫歯予防と同様に、幼少期から正しい噛み合わせをつくるという意識を持っていただきたいですね。

親知らずの抜歯も数多く手がけられているそうですね。

親知らずの抜歯は口腔外科の領域ですから、ほとんどのケースを当院で対応していますし、近隣の歯科クリニックからの紹介患者も受け入れ、随時対応させていただいています。歯科用CTの導入によって、下顎部の神経や血管の状態も従来より詳しく確認できるようになり、治療時間の短縮と安全性に配慮した施術につながっています。ごく少数ではありますが、神経や太い血管に接しているようなハイリスクな症例については、東京医科歯科大学の専門の歯科医師を速やかにご紹介いたしますので、ご安心ください。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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歯周病や虫歯の予防には、定期的なメンテナンスが有用です。当院の患者さんには、こうした目的の通院習慣が定着している方が多く、今後はさらに口腔内の健康を維持できる方が増えていくのではと思っています。当院では、これからも、成人の歯周病治療と小児の噛み合わせ治療の2つに力を入れていきながら、噛むことや歯そのものに関するお悩み全般にも対応させていただきたいと考えています。検査でわかったことは率直にお伝えしているので、時には愉快ではないと感じる話もあるかもしれませんが、可能な限り患者さんの不安を解消していきたいと思っています。治療を強制するようなことは決してありませんので、どうぞ安心してご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・インプラント治療/45万円~
・マウスピース型装置を使った矯正/約70万円
・床矯正/20万円~(※診断料 別途5万円)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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