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若林 潤 院長の独自取材記事

若林歯科医院

(豊島区/目白駅)

最終更新日:2021/10/14

若林潤院長 若林歯科医院 main

山手線目白駅から徒歩1分。大通りから1本入ると、アクセス抜群でありながらも閑静な住宅街が広がり、その中にあるビルの1階に「若林歯科医院」がある。落ち着いたデザインの木製のドアを開けると、院長の若林潤先生やスタッフが明るい笑顔で迎えてくれた。「若林歯科医院」は自費診療をメインとしており、患者個人の都合に合わせたきめ細かい対応や診療に定評がある。1日に診療する患者の数は5〜6人と少なく、1人の患者にじっくりと時間をかけて向き合う治療を続けている。開院当初から変わらないのは「患者への思いやりの気持ち」。より精密で正確な診療を行うために新しい設備を導入するなどの変化はあっても、基本である患者の気持ちに寄り添った治療を行うという思いは変わらないという。そんな若林先生にお話しを伺った。

(取材日2015年6月30日)

開業当初から変わらず、「患者の気持ちに寄り添う医療」を提供

先生が歯科医師を目指し、開業に至った経緯をお聞かせください。

若林潤院長 若林歯科医院1

私の父、姉、従兄弟が歯科医師をしています。幼い頃から、歯が痛い患者さんが痛みから解放され、楽になって帰る様子を見て育ちましたので、あまり意識することなく自然と歯学部への進学を決めました。家族が歯科医師であるという影響はおそらくあったのだと思います。開業も当初より念頭にありましたので、日本大学歯学部を卒業後、勤務医をしながら勉強を続けました。1995年に自費診療をメインとした当院を開業し、おかげさまでたくさんの患者さんと出会い、おつきあいをさせていただいております。より精密な診療を行うために歯科用マイクロスコープを新たに導入するなど、設備面での変化はありますが基本は開業当初より変わりません。患者さんに対して、丁寧な診療を行い、気持ちに寄り添った医療を提供したいという思いです。これからもそれは変わることはありません。

こちらの医院ならではの診療についてお聞かせください。

症例によってできないこともありますが、基本は神経を取らない治療を目指しています。当院では3Mix-MP法とドックベストセメント療法を取り入れています。開業当初は3Mix-MP法のみだったのですが、3Mix-MP法は抗生剤を使用しますのでアレルギーがある方や妊娠中の方は施術できないというデメリットがありました。そういった理由で治療をあきらめてしまった方もいらっしゃいましたので、新たにドックベストセメント療法を導入しました。材質が天然ミネラルですので、アレルギーの心配もありませんし、妊婦の方も施術できます。どちらも神経を残す治療です。神経というのは血管で、取ってしまうと歯の寿命が一気に縮まってしまうんです。当院ではなるべく患者さんご自身の歯や神経を残し、治療の際の痛みも少なくて済む方法を積極的に取り入れています。

先生の得意な診療について教えてください。

若林潤院長 若林歯科医院2

審美歯科全般です。開業当初に比べて、ホワイトニングなど歯をきれいにしたいと希望される患者さんが増えました。意識の高い患者さんが増えたことで、インターネットなどにも多くの情報が載せられ、しっかりと勉強された上で来院される患者さんが多くいらっしゃいます。金属を一切使用しない治療方法メタルフリーメソッドも好評いただいています。金属アレルギーの方でも安心して治療していただけますし、経年劣化による変色などもありません。ジルコニアオールセラミックを使用しますので強度も確保できます。歯科治療に使用する材料は日々進化していますので、いいものは積極的に取り入れています。

代診は使わず、最後まで院長自ら責任を持って診療を担当

歯周病治療にも力を入れているとお伺いしました。

若林潤院長 若林歯科医院3

はい。歯周病の治療にはとても時間がかかりますので、まずはどうして歯周病になってしまったのかを理解していただくことから始めます。歯周病を発症するまでに長い時間がかかっているように、完治するまでにも長い時間が必要です。すぐには治らないので腰を据えて、長いおつきあいになりますよということをお話ししてから治療を開始します。まずは歯みがき指導です。プラークコントロ―ルをしっかり行い、意識を変えることが大切だからです。歯科衛生士と連携し指導を行います。軽症の場合ですとこの指導のみで改善される場合もあるんですよ。いかに日々のケアが重要かがわかります。改善されない場合は、麻酔を使用し歯周ポケット内の汚れを取り除く治療を行います。

先生が日々の診療を行う上でこだわっていることをお聞かせください。

代診は使わないというのが私のポリシーです。当院を選んでくださった患者さんの治療は最初から最後まで全部自分で責任を持ちたいと考えているからです。私自身が患者さんの立場になって考えると、信頼できるドクターに最後まで面倒を見てもらうことで、安心して診療を受けられると思うからです。ですから1日に対応できる患者さんは5〜6名に限られてしまいます。時間もかかりますが、その分かならずご満足いただけるよう努力してまいりたいと思います。

患者さんのためにというお気持ちがよく伝わってきました。

若林潤院長 若林歯科医院4

医療というのはサービス業であると私は思っています。せっかく足を運んでくださった患者さんに「本当に来てよかった」と感じていただきたいのです。当院を選んでよかったと思える医療を提供するのはもちろん、患者さんの気持ちに寄り添ったサービスを提供したいと思っています。たとえば当院では昼休みの時間を決めていません。めずらしいでしょう。患者さんが来たいと思った時間帯にご予約をいただけるよう、あえて昼休みで休診の時間帯を作りませんでした。患者さんのスケジュールを優先し、負担にならずに通院していただけるよう配慮しています。

必要とされていることをしっかりと見極められるドクターでありたい

患者さんとの印象深いエピソードはありますか。

若林潤院長 若林歯科医院5

北海道や他県からわざわざ当院を選んで通ってくださっている患者さんがいらっしゃいます。引っ越してもわざわざ私に連絡をくれて、相談してくれる患者さんもいて、幸せだと思っています。ご結婚されてアメリカに引っ越した方が、帰国後すぐに当院にきてくださったこともあり、歯科医師として本当にうれしく、深い喜びを感じています。

今後の展望をお聞かせください。

歯科医師に大切なものは技術だと思いますので、勉強し続け、腕を磨いていきたいです。そして患者さんの気持ちを大事に、患者さんが希望していることは何なのかをしっかりと見極め、提供できる歯科医師でありたいと思います。必要ないものを提供しても意味がなく自己満足になってしまいますので、それをしっかりと判断できる歯科医師でありたいと思います。患者さんにとっての選択肢を増やし、さまざまな症例に対応できるようになりたいですが、自分でできないことももちろんありますのでそういった場合は適切な機関に紹介するなど、見極めを重要視し、自分のできることをしっかりと確立していきたいと思います。

最後にドクターズファイルの読者へのメッセージをお願いします。

若林潤院長 若林歯科医院6

歯というのは人間が生きていくうえで、とても重要な役割を果たす大切なものなのですが、命に関わることではないため他の病気と比べると後回しになりがちです。ですが、ずっと健康で元気に暮らしたいと思えば、自分の歯でよく噛んで、しっかりと食事をすることは欠かせません。よく噛んで食べることによって、脳のはたらきも活性化します。歯は全身の健康状態を維持するにも欠かせない器官ですから、困った時にはすぐに相談できるようかかりつけ医を見つけることをおすすめします。痛がりで怖くて歯科に行けないという方はぜひ当院の治療を受けてみてください。当院では無痛治療にも取り組んでいます。3回目にもなれば治療中に居眠りしてしまうほど痛みはありませんよ。どこに行ってもだめだったけどここなら大丈夫!と言ってくださった方もいらっしゃいます。痛みに敏感な方はご相談ください。

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