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佐藤 千史 院長の独自取材記事

おおつか内科クリニック

(豊島区/新大塚駅)

最終更新日:2019/12/25

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東京メトロ丸の内線「新大塚駅」から徒歩1分の場所にある「おおつか内科クリニック」。医療法人社団「湖歩会」の運営するクリニックとして地域に根づいてきた同院は、2013年に佐藤千史先生を院長に迎え、さらなる地域医療への貢献をめざしてきた。風邪や生活習慣病などの一般内科を中心に、佐藤院長の専門である消化器内科にも対応。地域のかかりつけ医として、どんな悩みでも頼れる存在をめざす。「患者さんと向き合える外来が好き。患者さんの笑顔を見て元気をいただけるやりがいある仕事です」と語る佐藤院長に、治療の特徴や院長就任の経緯、理想の医師像までじっくりと聞いた。
(取材日2016年6月30日)

一人ひとりにきちんと向き合った診療がしたい

クリニックの特徴をお教えください。

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当院では、風邪や生活習慣病などを診療する一般内科や、消化器内科を中心とした外来診療をしています。生活習慣病の治療は、ずっと続けていかなくてはいけないものがほとんど。そのため、当院では患者さんそれぞれのバックグラウンドを考慮しながら、無理なく改善できるところからアドバイスしています。例えば昨日まで一日2000キロカロリー摂取していた方に、今日から1200キロカロリーにしてくださいと言っても無理をさせてしまうだけですよね。そのため、100キロカロリーずつ、徐々に減らしていきましょうとお話ししています。私の専門は消化器内科ですが、内科の医師として全身を診ることのできる医師でありたいと思っています。それは、私が医師になった当時に出会った恩師の、「内科の医師は全身を診なくてはいけない」という教えがあったから。勤務医時代からその教えを胸に、どんな症状にも対応してきた経験は今に大きく生かされていますね。

予約制をとられているのですね。

一人ひとりの患者さんにしっかり向き合った診療をするために、お待ちの患者さんを気にせずにお時間を取って治療ができる予約制にしています。ご予約の取り直しなどもお気軽にしていただけますから、煩わしさもないと思いますよ。診療の際には患者さんとのお話を大切にしています。世間話をしている中で、治療に関わる重要なお話が聞けることもあります。患者さんは、それぞれで性格や理解度も異なりますから、ご説明の仕方やかける時間なども、患者さん一人ひとりのペースに合わせています。時には同じご説明を繰り返しお話ししたり、資料を用いながら理論的なご説明をしたり。この患者さんは、どうすればご理解いただけるだろうか?と常に考えながら、診療を進めているのです。根拠に基づいた治療を、しっかりとご理解いただいてから行うように心がけています。

予防医学も大切にしているのですね。

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例えば、高血圧がずっと続いていると、動脈硬化が起きて心筋梗塞や腎不全などの全身疾患につながってしまいます。高血圧は一つの病気ですが、高血圧の治療はそうした全身疾患を防ぐための予防であるともいえます。私は、医療とはどのステージにおいても常に予防なのだと考えているのです。ご来院いただいた患者さんには、健康診断の受診の大切さをお話ししています。例えば便の検査では、大腸がんの前段階である大腸のポリープを発見することができます。それによって、早期治療でがんの防止につなげていくことが大切なんです。病院に通っていると、他の病気にはならないとお考えの方は多いですが、そんなことはありません。患者さんご自身で病気を防ぐという意識をしっかりお持ちいただきたいですね。

これまでのすべての経験が今に生かされている

どんな学生時代をお過ごしになられましたか?

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学生時代は趣味に没頭していましたね。仲間とスキーに出かけたり、一人で黙々と読書をしたり。ミステリーの女王といわれたイギリス人作家の小説は、すべて原書で読みました。原書が好きで、わけもわからずに読み進めたものもあったほど(笑)。当時から、何かを物事を知ろうとすることが好きで、作者が伝えたいことを理解したくて一生懸命読んでいた記憶があります。

スキーや読書は今でも続けているのですか?

読書はしていますが、スキーは働き始めてから行かなくなってしまいましたね。実は、勤務医を始めてから50歳になるまで、運動をほとんどしていませんでした。そうしたら、糖尿病になってしまったのです。そこで「マズイ」と感じ、ランニングを始めました。最初は後楽園ドームの周りを一周するだけで息切れしてしまっていたんですが、その一年半後にはフルマラソンに出場していました。フルマラソンは2時間59分、100キロマラソンは9時間35分、富士登山競争は4時間7分でそれぞれ完走しました。最近はハーフマラソン中心ですが、レース中に体調を崩してしまった方を救助する医療ボランティアとしても参加しています。マラソンを始めてから14キロ減量して、心身ともに健康に過ごせています。

大学病院に勤務されていた頃のお話を聞かせてください。

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私は、母校である東京医科歯科大学に30年ほど勤めていました。そこでの経験は、すべてが今に生かされていますよ。さまざまな領域の病気についての論文を分析する健康情報分析学を学生たちに教えていた経験から、専門の消化器内科以外にも広く内科一般の知識を得ることができましたし、4年間のアメリカへの研究留学では、物事を科学的に判断するトレーニングができました。そうした経験を積みながら、日々内科の奥深さを知っていきました。新しい医療が日進月歩で生まれているにもかかわらず、まだまだ解明されていないことが膨大に存在します。いくら学んでも経験を積んでも、足ることがないのです。今でも、暇さえあれば学生たちが使っている教科書を読んだりしています。

毎日ただひたすら、「良い医療」を提供し続けたい

「おおつか内科クリニック」の院長に就任されたご経緯は?

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大学病院を退職する際に、これまで診ていた患者さんを引き続き診ていけるような場所はないかと考えていました。そこで、もともと交流のあった湖歩会の理事長からお誘いをいただいて、2013年からこちらの院長を任せていただいています。私はずっと、患者さんと向き合って診療ができる臨床が好きでした。大学病院ですと外来は半日のみですが、ここなら一日中外来を担当できますから、毎日とても充実していますよ。「ここに来ると元気をもらえる」と言ってくださる患者さんも多いのですが、それは反対で。患者さんの笑顔で元気をいただいているのは私のほうなのです。こちらに来て3年になりますが、やりがいを感じる日々にいつも感謝しています。また、スタッフにも恵まれています。みんなが、マニュアルの接遇ではなく、患者さんを想っているからこそできる温かい対応をしてくれているのです。スタッフ全員で、患者さんとの関係性を築くことができています。

先生の理想の医師像とは?

私は、熱い想いや大きな目標を持つというよりも、今いる場所で日々良い医療をご提供することが大切だと思っています。医療というのは、何か一つ大きな目標に向かうことではなく、毎日の治療を一つ一つ積み重ねていくものだと思うのです。理念を持たないことが、私の理念なのかもしれませんね。患者さんそれぞれ、治療一つ一つが異なるからこそ、どんな方でも受け入れることのできるクリニックでありたい。だからこそ、形を決めずにいたいのです。ただひたすら、良い医療をご提供し続けることだけを考える。その結果、また何かあればここに来たいと思っていただけるようなクリニックになれればうれしいですね。

最後に、ドクターズ・ファイルの読者へメッセージをお願いします。

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「この症状は何科に行けばいいの?」とお悩みの方は多いかと思います。そんな時は、まず当院にご相談いただければうれしいですね。その症状がどんな病気であるのかを診断し、受診するべき診療科へと導いてまいります。都立大塚病院とは密な病診連携を取っていますから、当院では対応できない症例の場合には責任を持ってご紹介させていただいています。当院は、地域患者さんにとって第一に頼れる場所として存在していたいのです。一つの疾患だけを診る専門の医師ではなく、全身の健康をずっとお守りしていくかかりつけ医として、長いお付き合いをしていきたいと思っていますので、どんな症状であってもお気軽にご相談ください。

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