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住田憲是 院長の独自取材記事

望クリニック

(豊島区/巣鴨駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR巣鴨駅南口から徒歩1分の「望クリニック」。整形外科とはいっても一般的な医院とは考え方から治療方法まで大分異なり、AKA-博田法という治療法により、整形外科のさまざまな症状に取り組み効果をあげているクリニックだ。階段を下りて地下1階にある院内に入ると待合室があり、その先に診療室が設置されている。院長の住田憲是医師は、AKA-博田法との出会いをこう語る。「整形外科の医師になり、レントゲンなどによる画像と患者さんの症状が一致しないことが多いことに疑問を持ちました。日々の診療でなかなか治らない現実に直面し、根本的に治せる方法を探していたときAKA-博田法に出会い、これだと思ったんです」。AKA-博田法とはどのような治療法なのか、そして住田院長のこれまでの人生とは……。じっくりとお話をお聞きした。
(取材日2012年12月20日)

腰や肩などの痛みに悩む人が、日本全国、海外からも受診に訪れる

クリニックの特色から教えてください。

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整形外科的な痛み、シビレ、こり、張りなどの症状に対して、AKA-博田法により診断と治療を行うクリニックです。臨床実績は、すでに3万例以上を数えました。手術をしないで治すことをめざしています。腰や肩や肘、股関節や膝や足関節などの痛みやシビレを抱えた人で、手術をしたくないという方、手術をしても治らない方が、全国からいらっしゃいます。大きな病院を回っても治らない方が最後に来るというケースが多いですね。アメリカなど海外からもいらっしゃることがあります。先日は、マレーシアに住んでいる中国の方がいらっしゃいました。私の著作が台湾で翻訳されて出版されているんですが、それを読んで来られたようでした。

AKA-博田法とは、どのような治療法なのですか?

AKAとは「関節運動学的アプローチ」を意味していて、「関節運動学に基づき、関節神経学を考慮して、関節の遊び、関節面の滑り等の関節包内運動(関節の中での動き)の異常を治療する方法、および関節面の運動を誘導する方法」と定義されています。ひとことで言うと、関節の中の動きをよくする治療法です。これにより整形外科の様々な症状が改善するのです。

さらに詳しく教えていただけますか?

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骨と骨の間のつなぎ目の関節の中にはわずかに隙間があり、互いの骨は運動に従ってわずかに動きます。この関節の中のわずかな動きを関節包内運動といいます。関節包内運動が悪くなったり、炎症を起こしたりすることを関節機能障害といい、これが起こると身体のさまざまな部位に痛みやシビレ、筋肉の異常な緊張が発症します。特に骨盤にある仙腸関節の機能障害はさまざまな症状の原因となることが多く、整形外科の痛みやシビレの多くは関節機能障害を治療すると良くなることが非常に多いのです。つまり、レントゲンやMRI検査で狭窄やヘルニア、すべり、膝や股関節の軟骨の擦り減りとは関係なく痛みやシビレが良くなるのです。実は、整形外科的な痛みの多くは、これが原因なんですよ。AKA-博田法は、仙腸関節をはじめそれぞれの関節の内部の動きを良くし、それにより痛みを治そうとする治療法です。治療は術者の手で直接行いますが、動かす範囲は、ほんの1ミリか2ミリ程度。この技術を習熟するには、相当な経験を要します。

整形外科医になるも、原因不明の痛みがあることに疑問を深め……

AKA-博田法を探求するに至る経緯をお聞きしたいのですが、まず、そもそも医師になろうと思った動機から教えてください。

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父親が薬局を経営していたので、私も薬剤師になろうと岐阜薬科大学に入学しました。そこに通っているころ、父親が自転車に乗っていて事故にあったんですね。以後、肩の痛みとか腰の痛みとか、全身の痛みを訴えるようになりました。しかしどの病院に行っても、よくわからない、たいしたことはないと言われる。自分のところで売っているいろいろな薬を飲んでも治ることはありませんでした。薬では治らない痛みがあるというのを目の当たりにして、痛みを治す方法は何かないか、医者になれば治せるんじゃないか、と考えて。薬科大学を卒業したあとに東邦大学医学部に入ったんです。

医大を卒業されたあとの経歴を教えてください。

卒業後は同大学の整形外科医局に入りました。整形外科で手術を覚えれば、肩や腰の痛みを治せるんじゃないかと考えたためです。しかし、手術を行っても治らない人がいるんです。さらに、例えば椎間板ヘルニアという病気がありますが、ヘルニアの状態になっているのに痛みがない人もいっぱいいることも疑問に思いました。要するに、レントゲンなどで撮影した画像と患者さんの症状が一致しない……。これはおかしいな、と。大学病院にいてもだめだと考えて、7年で医局を辞め、自分で診療所を立ち上げました。広い視野で痛みを治療すべく、東洋医学やカイロプラクティックなども取り入れました。入院病棟のある診療所です。しかし、疑問はますます深まってしまいました。大学病院だと、手術の終わった患者さんは病院に来なくなりますから、治っている人も多いのだろうとも思っていたんですが、診療所には、手術後の患者さんもやってくるんです。手術だけ大きな病院で受けて、日常的な通院は地域の病院に行っていたんですね。治らない人が多いことを実感しました。何か他の、ちゃんと治せる方法がないものかと、ずっと考え続けました。

そして、AKA-博田法に出会ったのですね?

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カイロプラクティックや整体のことも勉強するなかで、鍵は「関節」にありそうな気がしていました。しかし、根本治療できるものとしての手応えを感じられるものが見つからず……。そんなとき、たまたま出席したリハビリの学会で、博田先生が講演にいらしていたんです。こうして関節内部の運動を正常にしています、と実技をされて。これだ、と思いました。これがAKA-博田法との出会いです。これをきっかけに、週1度、3年間、博田先生のいる国立南大阪病院まで技術習得に通いました。その後、診療所がだんだんと忙しくなり、AKA-博田法を研究、修得する時間を取るのが難しくなってきました。これに専念しようと決意して、1992年に、AKA-博田法を専門とする「望クリニック」を、池袋で開業したんです。

他では治らなかった患者さんを治せることに、喜びを感じる

治療の進め方と、効果について教えていただけますでしょうか。

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治療は、2週間から4週間に1度のペースで行います。関節内部に炎症のある方の場合は、かえって痛みが強くなることがあるため、そのくらいの間隔を開けて治療する必要があるんです。良くなるまでの期間は大きく分けて3通りあります。もっとも軽症なものは関節の動きが悪くなっているだけの方で1、2回の治療で良くなります。しかし、症状がもう少し進んで、関節の動きが悪いだけでなく関節に炎症を起こしている方はそう簡単には行きません。一般的な炎症であれば3ヶ月程度の期間を要します。特殊なタイプの炎症では痛みを少ない状態でコントロールすることを目指します。このタイプの方は治療によりある程度楽にはなりますが、治りきるまでには至りません。関節が非常に硬くなっていて動きが少ないため、負担がかかることでまた悪くなってしまうんですね。一方、AKA-博田法で治療しても、まったく症状に変化がない方がまれにいます。その場合は、関節機能障害ではなく、感染症で起こる痛みや内臓の病気、またはうつ病のような精神疾患といった他の原因です。つまり、AKA-博田法を受診することで、その痛みの原因が関節機能障害なのか、その他なのかを診断することができるのです。

院長にとっての生き甲斐と、今後の目標をお聞かせください。

他の病院では治らなかった患者さんを治せることに喜びを感じます。それがうれしくて、もっと上手くなりたいと思ってひたむきにやってきました。これだけをやってきたような人生です。AKA-博田法の習得はとても難しく、習得をめざそうとする医師のなかにも、難しさのあまりあきらめてしまう人がたくさんいます。博田先生のレベルになるには、相当な時間と経験を要します。近づけてきたかなと思えるようになってきたのは最近ですね。他に趣味もありません(笑)。博田先生が目標ですね。その域まで到達できたら、世界で一番「治せる」医師になれるんじゃないかと思っています。なりたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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どこに行っても痛みがよくならない方、手術が必要だと言われた方、そのような方にはぜひ、この治療を受けていただきたいと思います。特に手術する前に来ていただきたいんです。一度手術をすると余計に関節が硬くなるためです。硬くなってしまうと、治る期間が3倍、4倍にもなってしまいます。できることなら、他の病院に行く前に来ていただきたいですね。それが患者さんにとって一番幸せなことだと信じています。お気軽に問い合わせしていただけたらうれしいですね。

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