渡邉 和明 院長の独自取材記事
白山歯科医院
(文京区/白山駅)
最終更新日:2026/05/28
1975年の開院以来、地域住民の歯の健康を支えてきた「白山歯科医院」。2025年には新たなビルへと移転し、院内環境を一新した。都営三田線白山駅から徒歩約1分というアクセスの良さに加え、土日診療や平日夜9時まで診療していることから、子どもから高齢者まで幅広い患者層が訪れる。院長を務める渡邉和明先生は「丁寧で痛くない治療、しっかりとした説明、確かな技術」をモットーに、患者一人ひとりと真摯に向き合う歯科医師だ。診療では対話を重視し、生活背景や価値観にも目を向けながら、適切な治療法を提案。通いやすさと安心感を両立したクリニックづくりの根底には、快活でフレンドリーな渡邉院長の人柄がある。移転を経て、さらに進化を遂げた同院。患者や、診療にかける想いを聞いた。
(取材日2026年3月21日)
移転により通いやすさと診療環境を整備
2025年に移転されたとお聞きしました。

父が経営していた当院の開業は1975年です。ビルの老朽化に伴い、建て替えが決まったため、そのタイミングで新しいビルへ移転しました。以前は急な階段を上る必要があり、足腰の悪いご高齢の方には負担をかけてしまっていたんです。中にはそれが理由で通院を断念される方もいらっしゃいました。移転後はエレベーターをご利用いただけるようになったため、再び通ってくださるようになった方もいらっしゃり、その点を良かったと感じています。長く通っている患者さんに無理なく通院を続けていただくという意味でも、環境面の改善は意味のあることだったと思います。以前はオレンジやイエローといったビタミンカラーを基調とした内装でしたが、今回は新築のビルなので、雰囲気を一新しようと思い、白を基調とした落ち着いたデザインにしました。
設備面でアップデートされた点はありますか?
クリーニングや予防の面では、PMTCを行っていることに加え、スイス製のエアフローを2台導入し、活用しています。エアフローでのクリーニングは、歯並びが気になる方や歯列矯正中の方にお勧めしています。細かい部分までしっかり清掃できるため、日々のセルフケアでは落としきれない汚れの除去にもつながります。他にも、マイクロスコープを用いた根管治療や、最短中2日でセラミックのかぶせ物を装着できる体制など、患者さんの負担をできる限り軽減できるよう整えました。治療の精度とスピードの両立を意識しながら、環境面の整備にも取り組んでいます。
現在の患者層について教えてください。

この十数年で大きな変化はありません。昼間は近隣のお子さんや高齢の方が多いです。平日の夕方以降は夜遅くまで診療していることもあって仕事帰りの会社員の方など、時間帯によって来院される層が変わります。長く通っている患者さんも多く、幼稚園や小学生の頃から来ていた子が、成人してからも来てくれるのはうれしいですね。地域に根差した医療を続けてきた中で、世代を越えたつながりが生まれていると感じます。気心の知れた患者さんとは「今日は腰が痛むんだ」「昨日転んじゃって」といった歯科以外の雑談をすることも多く、そうした日常的なやりとりも信頼関係につながっているのかなと思います。
患者第一の診療と信頼関係を築くため、対話を重視
診療の際に大切にしていることを教えてください。

心がけているのは、患者さんを第一に考えた診療です。どなたでも通いやすいよう土日の診療や夜9時までの診療にも対応し、痛みや身体的な負担をできる限り軽減できるよう、適切でスピーディーな治療を意識しています。時間を要する治療においても、長い間、口を開き続けるのはつらいはずですから、患者さんの負担となる時間を最小限に抑えるよう努めています。限られた時間の中でも、できるだけストレスなく治療を受けていただきたいですし、それも通院の継続に影響すると思いますから。また、他院での治療や説明に不安を抱えて来院される方も多いため、診査・診断を重視し、口腔内だけでなく生活背景も踏まえた上で丁寧に向き合うことを意識しています。単に症状を見るだけでなく「なぜこうなったのか」「どのような生活なのか」といった部分まで考えることで、患者さん一人ひとりに適した治療計画を提案できると考えています。
一人ひとりに寄り添った提案をされているのですね。
今、歯科医院は数多くあり、時代によってスタイルも多様化していますが、歯科治療の根本は変わらず“人と人”だと思うんです。丁寧に説明し、患者さんの同意を得てから治療を進めるのは当然のこと。その中で重要なのは、やはり信頼関係です。そのためにも、治療に入る前の会話を大切にしたいと考えています。ヒアリングを重ねることで、患者さんの人となりや生活背景が見えてきますし、その情報が治療の選択にも大きく関わってきます。その上で、それぞれに合った方法を提案しています。
患者さんとの会話を大切にされていることが伝わってきました。

どのような症状にも幅広く対応していますので、些細なことでも気軽に相談してほしいですね。最近は特定の治療法を希望される方もいらっしゃいますが、その方にとって本当に適した方法かどうかは、お口の中の状態によって異なります。最初から治療法を決めつけるのではなく、一緒に考えながら適切な方法を見つけていければと思っています。
地域の子どもたちの成長が楽しみ
先生が思い描く理想の歯科医師像について教えてください。

患者さん全員に、幸せでおいしい物を食べられる生活を続けてほしいので、そのサポートができる歯科医師でありたいと思っています。丁寧な診療を一生懸命続けていれば、クチコミなどで広がり、多くの患者さんに来ていただけると思っています。われわれもサービス業ではあるので、提供する内容に対価をいただく以上、患者さんに満足していただくことが何より大切です。そのためにも、勉強会などに積極的に参加して知識を深め、先進の治療法を取り入れるなど、努力を怠らないようにしています。当院は歯科衛生士をはじめとしたスタッフ全員が勉強家で、向上心を高く持って取り組んでいますよ。
予防歯科の重要性について、患者さんの意識の変化を感じていらっしゃいますか?
そうですね。最近は、治療後も継続してメンテナンスに通われる方が増えてきており、日々の診療の中で、予防の大切さを繰り返しお伝えしてきた手応えを感じています。若い方でも半年から1年ごとにクリーニングに通うなど、意識の変化が見られるようになりました。初診や歯科検診でクリーニングを希望される方も多いですね。「詰め物が取れた」「虫歯が痛い」「ここが腫れてしまった」といった理由で来院されることが多かった以前と比べると、歯科医院に足を運ぶきっかけ自体が変わってきていると感じます。昔は虫歯を治療した後にクリーニングに移る・半年に1回の歯科検診に来てもらうという流れが一般的でした。
今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

現在、地域の小学校で学校歯科医も担当しています。私の印象では、今の子どもたちは顎が細く歯が大きい傾向があり、歯列矯正が必要になるケースも多いですね。今受け持っている子どもたちがこれから成長し、歯はもちろん、心身ともに健やかに育っていく姿を見守れることが楽しみです。そして、今通ってくださっている患者さんや、これから来院を考えている方にお伝えしたいのは「悩みや考えは遠慮せずに話してほしい」ということです。どんな些細なことでも構いませんので、ご相談いただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはエアフロー/6000円~、セラミックを用いた補綴治療/5万円~

