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東都文京病院

杉本 充弘 院長

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産む人の主体性を引き出すお産と、産後ケアに注力

―先生が着任されてから、産婦人科の設備面も変えられたそうですね。

「病院内家庭出産」というコンセプトに基づいて、関連設備を整えました。陣痛分娩室は和室と洋室の2タイプあり、お好みで選んでいただけます。授乳室もご家庭のリビングのような雰囲気で、リラックスできる雰囲気を重視しました。ご家族はもちろん、ご希望があれば友人・知人も含めた立ち合い出産が可能ですし、赤ちゃんの心音がはっきり確認できる態勢であれば分娩のスタイルも自由です。出産の主体はあくまでも「産む人」であり、医療者は裏方としてサポートする立場にすぎません。したがって、お母さんの「自分で産む」という意識を引き出し、主体性をもって出産に臨める環境を整えることが、私たちに与えられた役割であると考えています。

―特に、産後ケアに力をいれておられると伺いました。

お産が大学病院に集中して入院期間が短くなり、十分な休息が得られないまま家事・育児をこなすうちに肉体的・精神的に追い込まれてしまう人が増えています。実際に、当院で産後ケアを受けられる方の半数近くは、高血圧症候群や貧血、子宮内感染など様々な医学的問題を抱えていることがわかってきました。特に多いのは、メンタル面に問題がある方ですね。赤ちゃんと向き合うには、体の疲れだけでなく心の疲れを癒やすことが不可欠です。現代社会においては、核家族化で孤立無援の母親を施設が受け皿となって支えていく仕組みづくりが問われていると言えるでしょう。当院がそのモデルとなって、産後ケアの必要性を啓発していきたいですね。

―身体的にはもちろん、精神的なケアが重要なのですね。

2008年に、脳出血を起こした妊産婦が都内の複数の病院で受け入れを拒否され、死亡するという事件がありました。この事件を受けて東京都は、日赤医療センターをはじめとする3病院を妊婦の救急受け入れ先に指定。当時日赤医療センターにいた私も、救急医療の現場でさまざまな症例と向き合ってきました。その中で、命は助かったものの子育てに向かう意欲が失われたままの女性が数多くいることに気づき、命だけではなく心も救ってこそ真の救命であると気づいたのです。自分で出産を乗り切ったという自信を持つこと。それが育児をしていく力につながると考えて、体だけでなく心も健康であるようにサポートしていきたいと思っています。

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