ニコライ歯科

ニコライ歯科

前島伸一郎 院長

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東京メトロ千代田線根津駅から歩いてすぐ。「ニコライ歯科」は、下町の風情を残し、個人商店が建ち並ぶ不忍通り沿いにある建物の2階にある。こじんまりとした待合室は清掃が行き届き、診療室へ通じる通路には前島伸一郎院長お勧めの美術展やオペラのフライヤーが貼られている。明るく広々とした院内にはクラシック音楽が流れ、おおらかな笑顔と優しい口調で語る院長の佇まいと相まって自然とリラックスした気分にさせてくれる。嫌がって泣いてしまうような子ども少なく、地域の子ども患者が多く来院しているという院長の話にもうなずける、温かみのある歯科医院だ。開業以来、地域の校医を務め、小児期からの予防の重要性を啓蒙して来られたという院長に、これまで大切にしてきた診療方針と患者に対する想いを聞いた。
(取材日2015年3月5日)

開業以来33年。親子3代に渡って親しまれる歯科医院

―開業に至った経緯を教えてください。

1982年開業なのでもう30年以上も前ですね。私の出身校である東京医科歯科大学の卒業生が集まって「ニコライグループ」というグループをつくっており、私もそこに参加していたんです。ニコライグループでは大学病院から紹介された患者さんの受け皿としていくつかの歯科医院を開業していたのですが、ここもその中のひとつでした。15年間くらいはグループの分院として運営し、その後私が院長となって独立したというのが経緯になります。名前の「ニコライ」の由来は、東京医科歯科大学にちなんだ名前を、ということで、大学があるお茶の水の地の有名な「ニコライ堂」から。他にも「聖橋」や「湯島天神」といった言葉が候補に上がったのですが、すでに似た名前の歯科医院があったので、じゃあ我々はニコライでいこうか、と(笑)。患者さんからもよく聞かれるのですが、特にキリスト教と関係があるわけではないんです。

―開業するのに根津を選ばれたのはなぜですか?

大学からのアクセスですね。御茶ノ水から地下鉄ですぐですから、東京医科歯科大学から紹介された患者さんも来院しやすいだろうというのが大きな理由です。他の医院も大学のお膝元の「お茶の水ニコライ」をはじめ、「池袋ニコライ」など患者さんが来やすい場所を選んで開業しています。医院名を変えたりしていますが、今も当時からの仲間がそれぞれの医院でがんばっていますよ。根津という土地は「谷根千(やねせん)」という言葉があるように古くから続く下町で、アットホームで暮らしやすい街ですね。最近は核家族化が問題になっていますが、この辺りには親子3代が一緒に住んでいるご家庭も多いですし、お子さんもひとりっ子のお宅の方が少ないくらいです。

―患者さんも家族皆さんが来られるのですか?

そういうご家族は多いですね。もともとは大学から紹介された患者さんばかりだったのですが30年も続けていますから地元の患者さんもかなり多いです。地元の患者さんのうち2割が小児です。子どもの頃診ていたお子さんが、結婚して娘さんや息子さんを連れてこられたり、「先生、引っ越しても、子どもの頃からの床屋と歯医者は変えられないんですよ」なんて言いながら、遠くから来られる患者さんもいらっしゃいます。



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