全国のドクター9,153人の想いを取材
クリニック・病院 160,827件の情報を掲載(2021年4月20日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市保土ケ谷区
  4. 上星川駅
  5. オーラルプラン歯科クリニック
  6. 小原 弘 院長

小原 弘 院長の独自取材記事

オーラルプラン歯科クリニック

(横浜市保土ケ谷区/上星川駅)

最終更新日:2020/04/01

25611

「地域の人に頼られる歯科医院でありたい」そんな思いで院長の小原弘先生が開業したのが「オーラルプラン歯科クリニック」だ。開業から5周年を迎えた同院では、「すべては安心して治療を受けてもらうため」という小原先生の信念のもと、新たに歯科用CTや歯科用マイクロスコープなどの先進機器を導入。また障害者歯科も手がけており、地域住民の幅広い歯科ニーズに応えている。さらに小原先生は、「クリニックへの通院が困難な患者さんのための訪問歯科診療も検討中です」と、生まれ育った相鉄線沿線地域の人々への熱い想いを語ってくれた。ボクシングが趣味で、地元をこよなく愛する小原先生に、今後のクリニックの方針や、地域医療に対する思いを聞いてみた。
(取材日2016年12月20日)

より精密な治療のため、先進機器を積極的に導入

開業から5年ということですが、何か変化はありましたか?

1

一番大きな変化は、立体的に歯や歯周組織の状態を捉えられる歯科用CTと、視野を20倍にまで拡大できる歯科用マイクロスコープを導入したことですね。以前よりもさらに精密な診断と治療ができるようになりました。特に歯科用マイクロスコープは、歯の根っこを治療する根管治療や、かぶせ物や詰め物を入れる際、仮歯の適合具合を見る際などに役立っています。例えば根管治療では、汚れを完全に取り除いてから薬を詰める必要があるので、肉眼では見えない細かな汚れも確認しなければなりません。仮歯を入れる際も、一見フィットしているように思えても、歯科用マイクロスコープで見ると大きくずれていることがあります。この隙間があると汚れがたまりやすくなり、炎症を起こす原因になりますので、微細な部分まで見えることでより精密な治療が可能になるんです。

先進の機器を導入されたことで、診療の幅もさらに広がったということですね。

そうですね。より正確な治療という意味では必要不可欠です。歯科用マイクロスコープは動画も撮れるので、説明ツールとしても重宝しています。例えば、歯の根っこって本当に汚れているんですよ。それで動画を撮って患者さんに「ほら、こんなに汚れているんですよ」と伝えると、「本当ですね」と皆さん驚かれます。特に歯の根の治療は時間がかかるので、患者さんにとっては「まだ終わらないの?」と思うところもあるかもしれませんが、やはりきれいにしてから詰め物をしないと、経過が良くありませんから。患者さんに納得してもらうという意味でも、こういう先進機器の果たす役割は大きいと思います。

このような新しい機器を使って、今後取り組んでいきたい治療などはありますか?

2

今は保険での診療がほとんどですが、そのベースは崩さずに、今後は新しい機器を活用した精密根管治療などに力を入れていければいいですね。実は今インプラント治療の準備も整えていて、ゆくゆくは保険診療から自由診療まで、トータルでカバーできれば、と思っているんですよ。ただ歯科用CTも歯科用マイクロスコープも、使いこなすにはそれなりの技術も必要ですので、自分自身のスキルアップも怠らないようにしたいですね。あとは、レーザーを使った治療には以前から取り組んでいるので、そちらも引き続きやっていこうと思います。よくある「キィーン」という独特の音や振動がないので、治療中の音が苦手なお子さんなんかにも受け入れられやすいんですよ。

患者とともに、二人三脚で口の健康を考える

開業までの経緯を聞かせてください。

3

そもそも私が歯科医師をめざしたのは、子どもの頃にお世話になった内科のドクターの影響なんです。優しくて診断も的確で、私も家族もとても信頼していましたね。その先生のように「多くの人の役に立ちたい」と思うようになり、歯科医師の道へ進むことにしたんです。歯科大学を卒業後は東京医科歯科大学に籍を置きながら東京都内や神奈川県内の歯科医院に務めました。しかしその中で、治療をしても数年後にまた同じような症状で受診する患者さんがいる状況に直面したんです。なぜなのか? それは、歯周病はかなり進行しないと自覚症状が出ず、ひどくなってからでは「現状維持」程度にしかとどめられないことが多いからなんです。その段階で進行が止められない場合、しばらくしてまた炎症が起こり、治療を繰り返す。そういった経緯から何より予防が大切だと気づき、「予防に力を入れた歯科医院を開業しよう」と決意したんです。

内装など、開業時にこだわったところはありますか?

地元の人たちにとっての利便性を強く意識しましたね。ここは坂の多い地域ですし、車での来やすさも考慮して国道沿いの立地を選びました。内装にもこだわり、高齢の方のために院内には手すりを設け、バリアフリー仕様にしました。またホテルのロビーや美容院のような雰囲気づくりもこだわりの一つで、BGMは聞きなじみのあるポップなものを選んでいます。設計士の方とは何度も打ち合わせをして、本当に一生懸命仕事をしていただきましたね。開業は自分一人の力ではなく、いろいろな人の力を借りて「開業させていただく」ものなのだと感じました。恩返しの思いも込めて、患者さん一人ひとりとの時間を大切にしたいな、と気持ちを新たにしましたね。

地元の方を思う気持ちが伝わってきます。先生が患者さんと接する中で心がけていることはありますか?

4

できる限り患者さんの希望に添えるような診療を心がけていますね。治療に対して思っていることがあっても、口に出さない人もいますから。気になることがあれば、どんなことでもフランクに話していただきたいので、説明するときは必ずマスクをはずし、フレンドリーな雰囲気を大切にしています。またお子さんの場合はじっくりと時間をかけて、「歯医者さんが怖い」という気持ちを抱かせないように気を付けて接していますね。嫌がっている子には無理強いせず、30分おしゃべりだけして終わり、なんてこともあります。何回か来ているうちに慣れて自分から診察台に座ってくれるようになりますから、焦らずにやっていますね。歯科医院というのは一生付き合っていくものなので、大人になっても「怖い」という思いを引きずってしまわないことが大切です。

「地域の人の役に立ちたい」その一心で診療に臨む

「オーラルプラン」というクリニック名には、何か由来があるのですか?

5

「患者さんと普段からお付き合いをして、一緒に口の中の健康について考えていきたい」という思いを込めて、「オーラルプラン」という名前を付けました。やはり痛くなったら治すのではなく、予防が大切ですから。例えば、最近よく歯に物が詰まるという患者さんの場合、「詰め物がすり減って、周囲にすき間ができている」という原因と、放置した場合にかかりやすくなる病気、そしてそれを防ぐ対策を説明し、その後を考えていきます。「今は痛くないのでしばらく様子を見たい」という患者さんには、定期的にクリーニングや検診などで通院していただき、経過を観察します。そんな治療に対する思いとは別に、私が子どもの頃の「オッパ」というあだ名から、「O」と「P」の頭文字を取ったというのもあります(笑)。

休日はどのような方法でリフレッシュされていますか?

子どもと遊んだり、横浜のボクシングジムに通ったりして過ごしています。実は私は子どものころからボクシングが好きで、大学時代から20年近く、ボクシングジムに通っているんですよ。そのジムというのが、横浜出身で世界チャンピオンになった選手が開いたものなんです。私は昔からその選手の大ファンで、とても尊敬していました。実はこの場所に開業したのも、実家とジムのある横浜をつなぐ相鉄線の沿線にしようと決めていたからなんです。開業を決めた後で知ったのですが、上星川はその選手の出身地なんです。知らずに自分と縁のある土地を選んだようで、予想外の喜びを感じています(笑)。

最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

6

特に著名な治療を手がけてきたわけではありませんので、「地域の人のための町医者」として、「歯科のことならなんでもお任せください」と言えるようになりたいです。その先駆けとして、今は月に1回のペースで障害者歯科を手がけています。専門の資格を持つ歯科医師と歯科衛生士が対応しますので、何かあればご相談いただければと思います。また、いずれは訪問歯科診療も行いたいと考えています。ご高齢でクリニックへ通うことが難しい方もいると思いますので、そういう方のためにも診療の幅をもっと広げていって、地域の皆さんのお役に立てれば何よりもうれしいですね。

Access