全国のドクター9,295人の想いを取材
クリニック・病院 158,642件の情報を掲載(2024年4月20日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 港区
  4. 品川駅
  5. ワールドシティデンタルクリニック
  6. 津田忠政 理事長

津田忠政 理事長の独自取材記事

ワールドシティデンタルクリニック

(港区/品川駅)

最終更新日:2021/10/12

津田忠政理事長 ワールドシティデンタルクリニック main

天王洲アイル駅の周辺に建ち並ぶ、近代的なタワーマンションのひとつであるWORLD CITY TOWERSキャピタルタワーの3階に、「ワールドシティデンタルクリニック」がある。すっきりと美しい院内がとても印象的で、診察室はすべて優雅な個室。さまざまな先進設備も導入され、ゆったりと安心して治療を受けられる歯科医院だ。「常に最高のスタッフと最新の医療機器、そして素晴らしい環境を整えて、患者さんの治療にあたっています」と、津田忠政理事長は語る。同院のほかに青山・品川・豊洲の計4院を経営し、それぞれに個性を持たせながらも、高い医療技術と充実した設備はすべての医院が足並みを揃えている。多忙な日々の合間を縫って学会の総会を開くなど、精力的に動く津田理事長に、最新の歯科医療の話を伺うことができた。

(取材日2013年7月9日)

患者の悩みをじっくり聞くため、受付の前に椅子を設置

都内に四つの歯科医院をお持ちとのことですが?

津田忠政理事長 ワールドシティデンタルクリニック1

はい、同院のほかに青山・品川・豊洲で歯科医院を開いています。もともと私は青山で30年以上歯科医院をやっておりましたが、いままで習得した技術とノウハウをより多くの方々に利用していただくため、各地での開業を決めました。同院には院長として遠山和規医師がおりますが、とても物腰が柔らかく、丁寧な治療をする歯科医師です。私は4院を回りながら治療や指導を行っていますが、遠山医師には私の歯科技術をしっかりと伝授しています。最新の医療も常に勉強しておりますので、安心して治療をお受けいただけます。ご予約の時間によっては私が診察させていただくこともありますし、他ではなかなか受けることができない矯正のプロフェッショナルの治療も、毎月コンスタントに行っています。

天王洲アイルでクリニックを開かれたきっかけは?

実はこのWORLD CITY TOWERSには、マンションを見学するために来たんですよ(笑)。ところが実際にこの地を訪れたところ、住民の方が多い割には歯科医院が少ないことがわかり、「それならここに歯科医院を作ろう」という話にいつの間にか発展しました。天王洲アイル駅は浜松町まで一駅で、この周辺は品川駅まで歩いて行ける距離なので、マンション内だけでも2000所帯以上の方々が居住されています。都心にお勤めの30〜40代の若いファミリーの方がとても多く、ご家族で当院を利用されていますね。バリアフリーになっているため、車椅子をご利用の方も外からまったく段差なくご来院いただけます。

受付の前に椅子を置かれているようですが?

津田忠政理事長 ワールドシティデンタルクリニック2

そうなんです。なぜかというと、歯科の受付というのは、立ったままだとどうしても機械的な対応になりがちなんですよね。どうしたらもっと患者さんのお話を聞くことができるか、受付を担当している妻と話し合って「患者さんに椅子に座っていただこう」と決めました。作戦は成功でしたよ(笑)。受付で椅子に腰かけることで患者さんはゆっくりお話しされるようになり、歯のお悩みなどもじっくりお聞きすることができるようになりました。ただし、中には本格的にゆっくりされる患者さんもいらっしゃり、問題もないわけではないのですが(笑)。当院では、患者さんのお悩みやご希望をしっかり伺うことで、良い診療ができるという基本スタンスを持っています。

最高のスタッフと機器・環境を備えたクリニック

先生が歯科医師をめざされた理由は何だったのでしょうか?

津田忠政理事長 ワールドシティデンタルクリニック3

もともと私の父が歯科医院を開業していて、青山の医院はそれを私が引き継いだ形です。父は昔ながらの治療をする地道な歯科医師でしたが、青山界隈の方々にとても親しまれていたようで、父が他界した今も多くの方が来院してくださっています。そんな父の後姿を見ていて、ごく自然に歯科医師になろうと思うようになり、日大の歯学部に入学しました。青山のクリニックに来院される方は、多くが予防治療でいらっしゃり、80歳を過ぎてもご自分の歯を残されている方が数多くいらっしゃいます。

医院の特徴を教えていただけますか?

当院を含めた4院のコンセプトは、患者さんにとって優しい治療、最高のスタッフと最高の機器、素晴らしい環境、そして長期に渡る丁寧なメンテナンスです。診療室はすべて個室ですのでプライバシーも守られ、快適な環境の中でゆったりと治療が受けられます。治療内容に関しては特に外科的な分野に強く、そのままでは保つことができない歯をいったん抜いて良い状態にしてから元に戻したり、歯を移植するといった特別な治療も可能です。口腔ガンをチェックするためのガンスコープも置いてありますので、お口の状態を診て疑いのある場合は早期発見することもできます。慶應義塾大学病院、三田病院、千歩東京高輪病院とも連携しておりますので、どうぞ安心して治療をお受けください。

日本レーザー歯学会の総会も、理事長が中心になって開かれるそうですね。

津田忠政理事長 ワールドシティデンタルクリニック4

日本レーザー歯学会の副理事長をしていますので、今回の総会は私が担当ということで、中心になってやらせていただいております。9月28日(土)と29日(日)の2日間、「光が織りなす様々な治療法」と題して、総会・学術大会を開催する予定です。“光”というのはレーザーの意味であり、また医療や政治に光をという意味でもあります。国内のトップレベルの歯学部教授や歯科医師の講演をはじめ、衆議院議員の招待講演、海外招待講演もあり、相当見応えのある内容になりますよ。でも、開業医の仕事との両立はかなり大変ですね(笑)。診療を終えてから打ち合わせや手配を行うので、寝る時間を削っている状態ですが、医学の進歩にとって貴重な機会ですからがんばってやり遂げようと思っています。

口の中は、体の情報を発信するとても重要な器官

休日はどのようにお過ごしですか?

津田忠政理事長 ワールドシティデンタルクリニック5

歯科医師になってからずっとそうですが、平日も休日も仕事が本当に忙しく、日々“仕事が趣味”の状態ですね(笑)。でも患者さんの喜ぶお顔を見ることが生き甲斐ですので、それでいいかなとも思っています。唯一の楽しみはゴルフですね。週に2〜3回は朝6時からゴルフの練習場でスイングしています。私は朝型なので、4時半には起きてウォーキングするなど、いろいろ活動しています。

先生の今後の展望をお聞かせいただけますか?

現在は一般的な歯科治療を行っていますが、今後はそれだけにとらわれずに、もう少し幅広い分野に視野を広げていこうと思っています。たとえば豊洲のクリニックではすでに行っていますが、エステやリンパマッサージなどは、単に美容的な効果だけでなく、関節の状態を良くするという側面も持っています。医学的な土台を持ってそれらに臨むことで、新たな世界が開けていくのではと……。また、最近はチベットのアウラ医学院と提携を結び、歯周病治療の指導なども行っています。チベットには今、歯周病の患者が多く深刻な問題になっています。日本の歯周病治療の技術を必要としていますので、私たちの活動が何らかの手助けになれば幸いです。このような社会的な活動も、少しずつではありますがやっていけたらと考えています。

最後にドクターズファイル読者に向けて、メッセージをお願いします。

津田忠政理事長 ワールドシティデンタルクリニック6

口腔内というのはとても面白い器官で、お口の中から発信していることというのは意外と多いのです。口腔は間違いなく全身に関係がありますし、食べるということは脳に作用し、咀嚼そのものがその方の嗜好にも影響を与えます。口腔内の金属が原因でアレルギーを起こすこともあれば、お口の中の状態を診て糖尿病などの可能性がわかることもあります。ですから、なるべくご自分のお口の中に興味を持ち、しっかりとケアしてあげてください。そしてもし何か気になる点があれば、迷わずに歯科医院にご相談いただければと思います。

Access