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川本 徹 院長の独自取材記事

みなと芝クリニック

(港区/三田駅)

最終更新日:2019/08/28

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芝公園駅から徒歩4分の至便な場所に「みなと芝クリニック」はある。院長は、筑波大学や米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンターで、臨床・研究に取り組んできた川本徹先生。クリニックでは幅広い経験や知識を礎に、総合的な診療を実践している。「患者さんが話しやすい雰囲気をつくるよう心がけています」と語る川本院長は、柔和な語り口が印象的なドクターで、「健診を受けたけれど診断結果の見方がわからない」という患者の疑問にも丁寧に対応。そんな川本院長にクリニックの特色や診療ポリシーについて聞いた。
(再取材日2017年7月21日)

患者が満足できる診療を実践

クリニックの特色から教えてください。

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地域医療型の診療を東京で実践したい、というのがそもそもの開業の目的でした。都心には専門性の高い病院が数多くありますが、何にでも対応できる地域医療型のクリニックがもっと必要だと考えたのです。かつて在籍していた筑波大学附属病院では、院外研修で医師不足の地域で診療を行うことも多く、そういった環境では、診療科目に関係なくどのような患者さんでも診て、救急対応もできる医師が必要なんです。そのときの経験が私の原点となり、このクリニックの診療にも反映されています。その一方で専門分野も持っています。これまで研鑽してきた消化器外科については今も研究を続けていますし、痔の治療も得意分野です。一般性と専門性、双方を追求していることが当院の特色だと思います。

2015年より皮膚科と整形外科が新たに加わりましたね。

地域の皮膚科、整形外科のクリニックはどこも混んでいるということもあるのでしょう。患者さんから「皮膚科や整形外科も診てほしい」という要望が多かったため対応することになりました。自分が今までやってきた経験をもとにできる範囲で診療し、当院で手に負えないと判断したものはすぐに専門の医療機関に送るスタンスです。幅広い診療科をカバーすることで、受診するクリニックが1ヵ所で済み、時間的にも経済的にも患者さんの負担が少なくなりますし、何より体の不安や悩みを相談しやすくなったのではないでしょうか。

多科目を診療するメリットは何ですか?

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患者さんの多くは1つの疾患だけでなく、2つ3つと問題を抱えておられます。そもそも皮膚科と整形外科は、内科とつながりの深い科目であると私は考えているんです。当院は主な診療科として内科を標榜していますが、内科が関連している疾患は広範にわたります。例えば、アトピー性皮膚炎は内科的なものが原因となっていることがあります。全身疾患のひとつの症状として皮膚に現れるんですね。皮膚だけでなく、腰痛や関節炎、痛風といった骨・関節の異常として現れることもある。一つの科で専門性を追究するスタンスはもちろん大切ですが、その一方で、体全体を診てから個々の症状を診ていく、この「森を診て、木を診る」診療こそが、私の理想とする医療のかたちです。

技術と忍耐力、そして総合力を培った大学病院時代

そもそも先生が医師をめざしたきっかけは?

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中学生の頃、高校受験のストレスもあって過敏性腸炎になってしまい、その治療のために通った病院の先生が親身に話を聞いてくださったんですよ。それだけで治ってしまうような感覚を覚えるほど頼りになる先生で、医師という職業はすごいなあと思いましたね。ただ医師になろうと決めたのは大学受験が目前に迫ってから。最初は生物学を勉強するため、その方面の学部を受験しようと思っていたんですが、そのうち「生物学の究極とは医学なのではないか」と思うように。人間のメカニズムがわかれば、いろいろなことがわかるに違いない、そう考えて医学部に進むことを決意しました。

筑波大学に進み、その後どのような経験を積まれましたか?

筑波大学大学院で消化器外科系の勉強をして、大学院修了後は筑波大学附属病院の消化器外科の医局に入局し、臨床と研究にまい進しました。当時は24時間365日仕事をしているような生活で、たくさんの修羅場をくぐりました。また、内科の医師以上に内科のことを知っている外科医、つまり「メスも取れる内科医になれ」と教育されましたので、技術や知識、忍耐力ともに相当鍛えられました。その後、当時研究していた胆管や胆のうの病気に対する動物モデルを使った研究を学ぶため3年間アメリカへ留学。帰国後も筑波大学の関連病院に勤務しながら研究も続けていましたが、たまたま人との巡り合わせがあり、この場所で開業するお話をいただいたんです。私にとっては臨床も研究も同じくらいに大事なもの。その2つを理想的に行うために開業に踏み切りました。

治療を実践する上でのポリシーをお聞かせください。

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最も大事なのは、患者さんが望む治療を行うこと。こちらがベストな治療法だと思っても、患者さんが望まないのであれば、それはベストな治療法ではないのです。例えば、お金がかかるから受けられないという場合もあれば、切られるのは嫌だという場合もある。であるならば、お金がかからない方法、または切らなくてもよい方法を考えなければいけません。病気を治すだけでなく、患者さんが満足できる診療、それを実践できるかどうかが医師の実力だと考えます。

2017年9月9日より乳腺の専門外来を新たに開設

2017年9月から新たに乳腺の専門外来を開始するほか、男性更年期の診療もスタートするそうですね。

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乳腺専門の医師を招いて開設したこの専門外来では生検にも対応し、素早い診断と無駄のない診療をめざしています。また、新型の超音波診断装置の導入により、乳腺をはじめ腹部や甲状腺疾患の診断機能もさらに向上しました。完全予約制ですので、ゆったりと落ち着いて診察を受けられると思います。もう1点、男性更年期障害の治療については、男性ホルモンが低下によって表れる倦怠感、精力減退、集中力低下前立腺肥大、肥満といったこれらの症状を内科的に解決していくことをテーマとしています。女性のエイジングケアは進んでいますが、今や男性も格好よく年をとっていく時代。40代からすでに老化は始まっていますので、対策は早ければ早いほど効果的ですが、50代でもまだ遅くはありません。当院で全面的にサポートいたします。

このほか、現在力を入れている分野はありますか?

皮膚科では、粉瘤(ふんりゅう)の治療法に切開しない摘出術を導入しました。これは患部にピンホールを開けて粉瘤を引き抜く方法で、縫合する必要もなく傷痕が小さく済みます。ただしこの摘出術に適応しない粉瘤もありますので、事前診察が必要です。一方、整形外科では、トリガーポイント注射に力を入れています。腰痛や肩こりにを緩和しますが、最近ではツボにトリガーポイント注射を行うことで、より効果を高めています。副作用も少なく、基礎疾患のある高齢者でも安心して受けられるのが利点でしょうね。このように当院では患者さんのあらゆるニーズに対応可能な医療サービスを提供しています。

休日はどのようにリフレッシュしていますか?

休日は犬2匹を連れて野山などに散歩に行きます。1匹はアメリカ留学時に飼い始め、もう1匹は保護犬です。インターネットサイトで見つけた気の毒なわんちゃんをわが家で引き取り、今年で3年目。今ではすっかり立派な家族の一員です。普段は運動する余裕がないので、たまの休日には家族そろって海や山に散歩に行き、体のデトックスをしてきます。犬を飼う前には公園へ行ったり、散歩したりすることがなかったので、今は犬のおかげで健康的な日々を過ごしています。あと最近、メタボが気になり出したので、低糖質ダイエットを実践しています。体が軽くなり、疲れにくくなってきたので、以前よりも長時間、仕事に集中できるようになりました。肥満気味の中高年の方にはお勧めですよ。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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30〜40代の体調の不具合、悩みは不定愁訴というくくりで扱われ、更年期障害だとか運動不足、中には気のせいだと言われてしまうことも少なくないようです。しかし不定愁訴=更年期障害と片付けてしまうと、重大な疾患を見逃してしまう危険性があります。そこで当院では甲状腺や卵巣なども超音波検査でしっかりチェックしています。「不定愁訴=更年期障害」と短絡的に決めつけるのではなく、もうちょっと深く突っ込んで原因を究明し、解決して差し上げたいと考えています。現在健康不安や悩みを抱えている方、気になる症状がある方はぜひご相談ください。しっかりお話を伺い、少しでも不安を軽減できるようアプローチしていきます。

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