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瀬戸 成 院長の独自取材記事

瀬戸歯科医院

(品川区/五反田駅)

最終更新日:2024/06/28

瀬戸成院長 瀬戸歯科医院 main

都内屈指のオフィス街として知られる五反田。近年の再開発で商業施設も増え、ファミリー層からも人気を集めるなど、まさに2つの表情を持つ街だ。五反田駅から徒歩5分の場所に立つ「瀬戸歯科医院」は、ビジネスパーソンから子どもまでのニーズに応える工夫が施されている。3代目院長を務める瀬戸成先生は、変化に柔軟に対応する穏やかな歯科医師だ。クリニックの長い歴史を大切にしながら、先進の機器の導入、院内のリフォーム、予約システムの改善など、患者の「今」に合わせて柔軟にアップデートを重ねてきた。診療ではわかりやすい説明を行うだけでなく、患者に「伝わる」まで根気強くサポート。治療では予防歯科に注力し、患者の健康意識そのものを向上させたいと考えている。温故知新を体現する瀬戸院長のこれからを聞いた。

(取材日2024年5月28日)

歯科治療を通して、患者の健康意識そのものを高めたい

まずは、瀬戸院長の歯科医師としての歩みを教えてください。

瀬戸成院長 瀬戸歯科医院1

私は歯学部を卒業後、大学病院での臨床研修を経て、主に会社勤めの人の口の中の健康に携わってきました。歯科検診はご無沙汰といった患者さんも多く、忙しい会社員が働きながら治療を受ける難しさに気づかされました。虫歯や歯周病が進行してからの治療ではどうしても対症療法になってしまい、歯を削る確率も上がります。健康な歯を守るのが歯科医師の務めなのに、やむを得ないとはいえ自ら歯を傷つける治療を施すことに抵抗がありましたね。以来「健康な状態を維持する」が私のモットーとなり、当院の診療方針にもなっています。

予防歯科に力を入れていっらしゃるということでしょうか。

そうですね。患者さんの立場になって考えた時、真の望みは高額な治療費を払ってインプラントを入れたり、歯を削ったりすることではなく、自らの歯で快適に過ごせることだと思うのです。ですから、トラブルを防ぎ、歯の健康を守っていく予防歯科は僕の大切にしているところです。ただ、特別な機器を使ったり、特殊な治療を行ったりするのではなく、大切なのは患者さんの意識を変えることだと思っています。SNSでの情報発信や院内の掲示物による啓発、定期検診を通して少しずつ意識を高めていきたいですね。最近、虫歯や歯周病のリスクを分析し、数値として可視化する唾液検査も始めました。複数回行うことで口腔環境の状況の変化がわかり、患者さんのモチベーションにもなると思います。口腔内だけでなく全身の健康をつくるのは日々の積み重ねです。「これからも予防を頑張ろう」と思えるきっかけを提供するのが、私たち歯科医師の役目ではないでしょうか。

瀬戸院長の掲げられる「お口から健康に」とは、どのようなことを指しているのでしょうか。

瀬戸成院長 瀬戸歯科医院2

口と全身はつながる器官ですから、口腔内の異変を見つけることが大きな病を見つけるきっかけになることも考えられます。地域の病院やクリニックと連携体制をとっているのは、こうしたケースに素早く対応し、地域社会全体で患者さんを守っていきたいと考えているためです。それに、歯科は多くの人にとって最も身近な医療機関の一つだと思うんです。ですから、歯科診療から患者さんの健康意識を高めることで、全身の健康へのモチベーションを醸成したいという思いもあります。実は私自身、糖尿病に気づくことができず、その後の検査で腎臓がんまで見つかった経験があります。健康を過信し健康診断を受けなかったことを後悔し、予防・検査の大切さを痛感したんです。だからこそ、患者さんには「健康を害してからでは遅い」と伝え続けることが、私の使命かなと思っています。

ビジネスパーソンの増加で、自身も柔軟にアップデート

患者さんと接する上で意識していることがあればお聞かせください。

瀬戸成院長 瀬戸歯科医院3

一般的に「怖い」と言われることがある歯科治療ですが、その原因を考えたことがあります。自分なりの見解ですが、恐怖の根源は痛みより「何をされているかわからない」ことへの不安にあるのだと思い至りました。ですから、僕ら歯科医師はわかりやすい説明をするだけではなく、患者さんに伝わっているかきちんと見届けるまでが真の診療だと考えています。本来、コミュニケーションはボールを投げるだけではなく、ちゃんと返ってきたことを確認して初めて成立するものです。ですから、診療では言葉を尽くし、必要に応じてCTやエックス線検査などを用いて、患者さんの反応を見ながら根気強く理解を促すようにしています。患者さんにとって「易しい」説明ができれば、その人にとって安心のおける「優しい」治療ができる。そんな「優しい」歯科医師が私の理想です。

長年五反田で診療をされてきて、街や患者さんの変化を感じることはありますか。

当院は私の祖父が開院しました。当時の患者さんは近隣にお住まいの方が大半だったと聞いています。今も祖父時代からの患者さんや、親子3代で来院される方もいらっしゃいますね。近年は五反田・大崎地区の再開発により企業が集まりオフィス街として定着したことで、当院にもビジネスパーソンの来院が増えました。乳幼児から高齢者、そして働き盛りの方と、それぞれが診療に求めることは違いますから、当院も柔軟にアップデートしていかないとと思っているところです。

時代に合わせた新しい取り組みとは、具体的にはどのような治療でしょうか。

瀬戸成院長 瀬戸歯科医院4

丁寧な診療を続けることはもちろん、近年は効率化も意識しています。特にビジネスパーソンは「出張があるからこの日までにやってほしい」「何度も通院できない」といったニーズが多いので、柔軟な対応に努めています。当院は月曜は21時、土曜も20時までと比較的来院しやすい診療時間を設けていますが、必要に応じて個別対応も検討しますので、治療を諦める前にぜひご相談ください。最近導入したセラミック修復物を作ることができるCAD/CAMシステムも効率化の一環です。通常セラミック治療は型採り後は歯科技工所に製作を依頼するため、完成までに1週間以上かかります。対し、このシステムなら設計から製作、装着まで最短1日で完結するので、来院負担を解消できます。さらに内製化により費用面での負担にも配慮できるようになり、患者さんにとってメリットの大きな治療だと感じます。

歯科治療が苦手な人にこそ来てもらえるクリニックへ

得意な治療を教えてください。

瀬戸成院長 瀬戸歯科医院5

自分では特別優れているとは思わないのですが、なぜか昔から子どもの患者さん受けは良いです。歯科医院に来たくて来ている子はまずいないと思うので、少しでも楽しんでもらえたらと考え「魔法の眼鏡」を用意しています。魔法の眼鏡とは子ども用サングラスのこと。目からの情報を緩和することで子どもの緊張感を和らげるために有用と知り、お子さまの状況によっては取り入れるようにしました。さまざまなタイプを用意し、お子さん自身に選んでもらえるようにしています。加えて、お子さんの治療はとにかく早く済ませることを意識しています。じっくり治療したい気持ちもありますが、お子さんの場合は歯科診療への抵抗感をなくすことが最優先。欲張らず、親御さんと二人三脚で長い目で通院を定着させることが大切と考えています。

日々の診療の中で感じる歯科医師の面白さ、難しさを教えてください。

面白さはたくさんの患者さんと話せることに尽きます。歯科医師ほど年齢・性別・業種が異なる人たちと向き合える仕事は、実はそう多くないと思うんです。私にとっても視野を広げてくれる時間ですね。患者さんと話すのがあまりに楽しいので、スタッフからあきれ混じりのため息をつかれることも。難しさは個別対応の多さですね。同じ人間が二人いないように、まったく同じ治療計画はほぼありません。特に近年は働く人が増え、時間を縫って来院されているので、私も多少無理してでも対応しなければと思います。一人ひとりの事情をくみつつ柔軟に対応する難しさはありますが、自分のなりたかった歯科医師としての理想像に近づけたかなとも感じています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

瀬戸成院長 瀬戸歯科医院6

「歯科治療は苦手」。そんな方にこそ来院いただきたいのが当院です。抵抗を抱いた背景には、きっと納得感を得られる診療説明を受けられなかったことからの不安があるのだと思います。当院では患者さんに「伝わる」「理解できる」までじっくり寄り添うことを大切にしていますから、半信半疑でも来ていただけたらうれしいですね。不安や質問はメールやメッセージアプリケーションでも受けつけているので、ぜひお気軽にお問合せください。一緒に大切な歯を守っていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた補綴治療/かぶせ物:8万円~、ホワイトニング/オフィスホワイトニング:1万5000円~

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