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三宅 公太郎 院長の独自取材記事

三宅歯科医院

(横浜市磯子区/磯子駅)

最終更新日:2022/12/27

三宅公太郎院長 三宅歯科医院 main

磯子駅からバスで5分の芦名橋停留所すぐそば。大通りに面した場所にある「三宅歯科医院」は2021年に現在地に移転した。明るく清潔な院内は、半個室になったユニットを4台備える。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、審美歯科に加え、予防歯科と訪問歯科にも力を入れているという。院長を務めるのは、安心感を与えるような優しい口調と雰囲気の三宅公太郎先生。「患者さんに健康で美しく長生きしてもらうため」、歯科治療にできることを模索しており、現在も多くの勉強会に参加して常に新しい情報を吸収しているそうだ。そんな三宅院長に地域への思い、診療への思いについてなどさまざまな話を聞いた。

(取材日2022年12月14日)

歯科医院に通えなくなってからも訪問診療で最後まで

2021年にこちらに移転したと伺いました。

三宅公太郎院長 三宅歯科医院1

以前のクリニックは歯科医師であった母から継承したもので、大通りから1本裏手にあり、目立たなかったので若干目立つ今の場所に移転しました。明るくて親しみやすいクリニックにしたくて今のような院内にしています。場所こそほとんど変わっていませんが、移転を機に歯科用CTを導入するなど医療機器も新たにそろえたものもありますね。診療内容に関しては、ホワイトニングやインプラント治療をご希望の患者さんも増えてきた印象です。

開業するまでは、どんな治療に力を入れてこられたのですか?

大学卒業当初は、予防歯科を学びたいという思いがありました。加えて、臨床経験も積みたかったので一般歯科医院に就職してそこに9年半勤めながら、並行してほかの歯科でもさまざまな治療に携わりました。その中で訪問診療を行ったのですが、これから絶対必要になる分野だと思いましたので、開業後も訪問診療を続けています。患者さんには体調面、年齢、それぞれにいろいろな事情をお持ちです。ご自身で診察に来ることができなければ「もう診られません」と言うのではなく、せっかく長年診てきたからにはご希望があればこちらから出向いて、最後の最後まで歯を守るサポートをしたいと思い、そのための体制を整えています。たとえ歩くのが難しくなっても、口から食べることは続くわけですから、お口のケアの継続は必要不可欠だと考えています。

通常の診察と訪問診療を並行するのは大変そうです。

三宅公太郎院長 三宅歯科医院2

現在は4人の非常勤歯科医師と、スタッフとがチームを組み、毎日1~2チームは訪問診療を行っています。患者さんの状態や情報を共有しやすいように、訪問診療と院内のスタッフは兼任してもらっています。訪問診療に行った歯科医師からは毎回患者さんの様子の詳しい報告を受けていますし、スタッフも兼任ということで訪問先の患者さんから当院に連絡があった時に、どの患者さんかすぐにわかるようになっています。

末永く歯を残すため、それぞれに合った予防歯科を

予防歯科にも力を入れていると伺いました。

三宅公太郎院長 三宅歯科医院3

地域の皆さんの歯をできるだけ長く健康に残せるようにとの思いから、予防歯科には力を入れてきました。お子さんの場合は小学校を卒業する頃くらいで、永久歯がそろった段階で虫歯が1本もなく、歯並びもきれいな状態をつくるのが目標。対して大人の方の場合は、歯周病予防も重要になります。ただ、「これだけ歯周ポケットが深いんです」と言われたり、数値を見せて「これだけ歯周病菌がいます」と指摘されたりしても、多くの方はそのリスクについてピンとこないもの。そこで当院では位相差顕微鏡を使って、患者さんの口の中にいる歯周菌の様子を直接観察してもらっています。顕微鏡が捉えた画像の中で活発に活動する歯周病を見ると、皆さん驚かれ、「しっかり予防や治療に取り組まないと」と気づいてくださいますね。ケアに真剣に取り組もうと思っていただける動機づけになれば何よりです。

海外で予防歯科について学ばれた経験もお持ちだそうですね。

フィンランドに赴き、予防歯科について学んだこともあります。その際はキシリトールの専門家であり、さるガムのCMにも出ているカウコ・マネキン教授の講義も受けました。当院の予防歯科では、フィンランドやスウェーデンといった予防歯科先進国の手法のいわば、いいとこ取りをして、お一人お一人に合う形で提供しているんです。ただ、開業後も時代の流れとともに新しい技術がどんどん出てきていますので、今も勉強を欠かせないなと感じます。きっと、学びを続ける歯科医師のほうが患者さんに信頼していただけるのではないかと考えています。今年もスタディーグループの年間コースを受講し、歯周病、矯正、インプラントなどについて改めて学んでいます。

先生が歯科医師として大切にしていることを教えてください。

三宅公太郎院長 三宅歯科医院4

なるべく患者さんの要望をかなえる、ということです。痛みが苦手な方もいらっしゃいますから、例えば、麻酔時は表面麻酔をしてからゆっくりと麻酔液を注入するなど、打ち方も工夫しています。また、治療の選択肢をしっかり説明することも大切にしています。保険診療・自由診療を問わずすべての選択肢を、それらの特徴やメリット・デメリットを含めて説明し、その中から患者さんご自身に納得できるものをお選びいただいています。資料をお渡しするので、ご自宅でゆっくりご検討いただきたいと思います。加えて、患者さんに多くの選択肢を用意することも重視しており、機器を導入するなどして当院でできることを増やしてきました。もし未対応の治療内容があればそれに関しても説明し、必要があれば対応可能な他院をご紹介させていただきます。

めざすのは、健康で美しく長生きしてもらうこと

インプラント治療や矯正のニーズも増えているとか。どんな診療を提供しているのですか?

三宅公太郎院長 三宅歯科医院5

インプラント治療では、安全性を高めるべく口腔内スキャナーでデータを取り、それをもとに治療計画をコンピューター上で作成しています。そして、あらかじめ設計した深さや方向どおりに誤差なくインプラントを埋入できるよう、サージカルガイドという装置を使用します。また矯正に関しては、経験豊富な矯正歯科医師である弟夫婦を毎月招いて行っています。歯並びを整えることは見た目を良くするためだけでなく、食べ物をしっかり噛むためにも、歯をケアしやすい環境をつくり長持ちさせるためにも重要です。中でも小児矯正に力を入れ、マウスピース型装置を用いた矯正なども提案しています。矯正方法を選ぶ際は、患者さんとよく相談しながら、医学的に適したものを選んでいます。例えば「抜歯したくない」とご希望があれば、抜かない仕上がりと抜いた仕上がりをご説明して、ご要望がかなえられるかどうかのすり合わせをしてから方法を決定します。

地域の中でどんな役割を果たしていきたいとお考えですか?

地域の皆さんに「三宅歯科医院が近くにあって良かった」と感じていただきたい、というのが母からクリニックを継いだ時から今まで変わらない思いです。当院は何か特別なことをしているわけではない分、身近にいい歯科医院がある安心感をお届けできれば、と考えています。そして今すぐには気づかなくても、長い時間がたってからでも「三宅歯科医院に通っているから歯が残っているんだ、よく噛めているんだ」と実感していただければ、うれしい限りです。そうした良い関係づくりにつながればという思いもあって、2ヵ月に1度、当院で入れ歯の相談会を開催しています。提携先である入れ歯専門の技工会社のスタッフに来てもらい、「入れ歯が合わない」などの困り事や入れ歯に関する疑問について、時間をかけてお答えしています。予約制とはなりますが、ぜひご利用いただければと思います。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

三宅公太郎院長 三宅歯科医院6

患者さんに「健康で美しく長生き」していただくために、当院にできることを考えていきたいです。すでに健康だという方はそれを維持できるように、あるいは、より健康に美しくなるために通っていただける。そんなクリニックをつくっていくのが目標です。今は70代の方でも「歯並びを治したい」「白くしたい」という方もいらっしゃいますよね。そういった皆さんのため、見た目に美しく、機能的な歯をつくって差し上げられれば、と。当院がお口の中のケアをお手伝いしてしっかり噛める状態を維持し、最後まで健康でおいしいものを食べて元気で過ごしてもらえれば、それが一番です。まだまだ検討中の段階ですが、いずれは詳細な口腔機能の検査や、管理栄養士の資格を持つスタッフがいるので栄養指導を取り入れようかとも考えています。地域の方のお役に立てるようなクリニックをめざしていますので、何でもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、矯正診断/2万円~、マウスピース型装置を使った矯正/44万円~、小児矯正/33万円~、ノンクラスプデンチャー/16万3400円~、ホワイトニング/2万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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