伊藤 光彦 院長の独自取材記事
荒井歯科医院
(横浜市保土ケ谷区/上星川駅)
最終更新日:2025/12/23
相鉄本線・上星川駅から徒歩5分。「荒井歯科医院」は、一般歯科、補綴治療、予防歯科、審美歯科など、さまざまな角度から患者の口腔内の健康をサポートする歯科クリニックだ。口腔内スキャナーやマイクロスコープなどの光学機器を活用した、デジタル歯科診療にも力を入れている。伊藤光彦院長は、日々の診療と並行して母校の研究室で非常勤講師も務め、後進の育成に携わってきた。「専門以外の分野にも目を向け、診療力を高めていきたい」と語る伊藤院長に、クリニックの特徴や、診療する上で重要視していること、今後の展望などについて尋ねた。
(取材日2025年6月4日)
光学機器を活用したデジタル歯科診療に注力
どういった患者さんが多くいらっしゃいますか?

患者さんの年齢層は、お子さんから高齢の方までとても幅広いです。長年通われている方とそのお子さん、お孫さんまで、ご家族でいらっしゃることもよくありますよ。歯周病のご相談が多く、若い方ですと虫歯や最近ではメンテナンスでいらっしゃる方も増えています。スタッフたちも患者さんと良いお付き合いをさせていただいているようで、「今日は、あの歯科衛生士さんに会いに来た」と、スタッフとの会話を楽しまれている方もいらっしゃいます。歯科医院で仕事をしている全員が、患者さんのより良いサポーターになれるように、円滑なコミュニケーションを重視しています。
予防歯科に力を入れているそうですね。
「痛くなってから」ではなく「痛くならないため」に受ける歯科診療が大事だと思っています。そのためには予防が必要で、定期検診が何よりも重要です。通っていただくペースに関しては担当する歯科衛生士がしっかり診てくれています。人それぞれ口腔内の状態によって通うペースは異なりますが、ご自宅でのケアがうまくできない方に関しては短いスパンで来ていただくこともありますね。ただ、患者さんの負担にならない、通いやすいペースでお越しいただくことを重視しています。こちらからしつこくこの日までに来てくださいと押しつけたのでは、歯科通院自体が嫌になってしまいかねませんし、それでは元も子もありません。今までご自身の歯に興味がなかった方に少しでも興味を持っていただけるように心がけ、一人ひとりに合ったオーダーメイド治療を意識しています。
治療についてはいかがですか?

当院は、歯周病治療や歯内治療、予防歯科など幅広い診療を行っています。自費診療も取り扱っており、審美歯科、インプラント治療などにも対応しています。また、口腔内スキャナーやマイクロスコープなどの光学機器を活用したデジタル歯科診療にも注力しているのが、当院の特徴の一つです。口腔内スキャナーは、主に詰め物やかぶせ物をするときの光学印象、つまりデジタル型採りに使っています。噛み合わせた時の歯の裏側まで3D画像で表示できるので、噛み合わせが気になる患者さんには、画像をモニターで見ながら歯並びの状況を説明することもあります。マイクロスコープは、根管のように肉眼で確認するのが難しい部位の治療に使用し、患部の取り残しや再治療のリスク低減につなげていきます。
専門的な治療を地域のクリニックで
コンセプトとして掲げていることはありますか?

「気軽に通いやすい大学病院」のようなクリニックでありたいと思っています。私自身が大学病院にいた時に感じたことは、日々たくさんの患者さんがいらっしゃるのでどうしても1人の患者さんを頻繁に診ることができないジレンマがありました。治療に加えて研究や教育と忙しい日々で、来週また診たいと思ったとしても、次は1~2ヵ月後になってしまうこともしばしばあり、それは患者さんが本当に受けたい医療といえないのではないかと疑問を抱くことも多かったですね。ですので、当院は通いやすさと経験に基づいた技術力とを両立させて、一人ひとり丁寧に治療できればと思っています。インフォームドコンセントを大事にしていますので、しっかりと事前に説明をして、なるべく患者さんの意思を尊重して進めることをめざしています。
診療をする上で大事にされていることはありますか?
大学病院に在籍していた時、開業医から紹介されてきた患者さんたちを通じてよく耳にしたのが、「抜かれた」「削られた」といった、歯科医院でこんなことをされた、あんなことをされたという不満の言葉でした。そういった言葉が出ないよう、事前にある程度予測を立て、患者さんが望まないことはしないことを大事にしています。「絶対にインプラントしたほうが良い」「必ずこの歯を抜いてください」といったことは言いません。患者さんには「こういう可能性がありますが、どうしますか?」というような聞き方をし、治療に関わるメリットとデメリットをお伝えして、納得した治療を提供するようにしています。私が良いと思う治療を、必ずしも患者さんも良いと思うわけではありません。治療においては、選択肢が多いほうが安心すると思いますので、いくつか選択肢を提示して、患者さんに考えてもらうスタイルを重視しています。
先生のこれまでのご経験について教えてください。

もともと審美歯科の分野に興味があり、鶴見大学を卒業し臨床研修を受けた後は、鶴見大学大学院歯学研究所のクラウンブリッジ補綴学講座に7年間在籍しました。そのうち、3年間は助手として治療の経験を積み、現在に至ります。大学院時代には口腔内の各種スキャナーを用いた研究などに特化して研鑽を積んでまいりましたので、そこで積み重ねた知見は当院での治療にも生かせると思っています。
学びを継続し、質の高い診療を提供し続けたい
現在は、母校で非常勤講師もされているそうですね。

専門としている口腔内スキャナーの精度検証に関する研究室で、後輩たちの研究をサポートしています。大学院を卒業して当院に勤務し始めてからも、研究室には時々顔を出して、実習のサポートや研究の打ち合わせに関わっていました。もともと研究が好きでしたし、後輩から相談を受けることも多かったので、非常勤講師として力になれたらという気持ちは以前から持っていたんです。私が研究している口腔内スキャナーは、デジタル歯科診療を支えるツールの一つで、技術の進化がとても早い分野です。スキャナーの精度が上がれば、それだけ診療の質にもつながりますから、これからも取り組んでいく価値がある研究分野だと感じています。後輩の研究を支える中で、私自身も新しい知識や情報にふれられますし、それを日々の診療に生かしていければと思っています。
今後の展望について教えてください。
長年通ってくださっている患者さんも多くいらっしゃるので、そういった方々がこれからも安心して通い続けられるクリニックでありたいです。荒井法行先生が先代院長をされていた時代からの患者さんも、新しく来てくださる方も、変わらず信頼していただけるように努めていきたいですね。歯科医院はどうしても長いお付き合いになりますので、地域の皆さんにとっての、頼れるかかりつけ医であり続けたいと思っています。また、後輩や周囲と一緒に学びながら、自分自身もスキルアップしていけたらと考えています。自分の専門以外の分野にも目を向けて診療力を高め、より質の高い歯科診療を提供し続けていきたいです。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

ご自身で気になるような症状があれば、ぜひ一度お越しください。もちろん当院で解決できないことに関しては適切な医療機関を紹介しています。早期に発見・診断をして、重症であれば大学病院などに紹介し、専門の先生に診てもらうことが大切です。何年も放置して、お越しいただいた時にはもう抜歯しか選択肢がない、なんてことがないようにしたいですし、ひどくなってから治療するのでは費用もかかってしまいます。ご自身の健康な歯を少しでも多く維持できることが何より大事だと思います。当院ではそのお手伝いができたらうれしいです。どんなに些細なことでも結構ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックを用いた補綴治療/8万円~、インプラント治療/約25万~(費用には個人差がございます)

