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伊藤 光彦 院長の独自取材記事

荒井歯科医院

(横浜市保土ケ谷区/上星川駅)

最終更新日:2024/10/02

伊藤光彦院長 荒井歯科医院 main

相鉄本線上星川駅から徒歩5分の場所にある「荒井歯科医院」。日本の成人の約8割が感染しているといわれる歯周病の治療を得意とし、他院で歯を抜かなければ治らないと診断された重症患者にも、豊富な臨床経験を生かし、できる限り歯を残すことをめざすクリニックだ。現在の院長である伊藤光彦先生は、2021年まで院長を務めた荒井法行先生が専門としていた歯周病治療に加え、幅広い症状や要望に応えるため、一般歯科や矯正歯科、審美歯科、予防歯科、補綴治療など、さまざまな角度から患者の口腔内の健康をサポート。「地域の皆さんが通いやすい大学病院のような存在でありたい」と話す伊藤院長に、取材ではクリニックの特徴や診療する上で重要視していること、今後の展望などについて聞いた。

(取材日2024年5月22日)

専門性を持つ歯科衛生士が在籍し、歯周病治療に注力

まず、開院の経緯について伺えますか。

伊藤光彦院長 荒井歯科医院1

もともとこちらのクリニックは日本歯周病学会歯周病専門医の荒井法行先生が先代院長でしたが、逝去されたのをきっかけに私が院長に就任させていただくことになりました。荒井先生のお父さまが開業時に掲げた「地域密着型の歯科医療」というコンセプトはそのままに、特に歯周病の治療を得意としているクリニックです。当院は歯周病について専門的に学んだ歯科衛生士が在籍していることも特徴の一つです。重度の歯周病と診断された方も、持てる限りの知識と豊富な臨床経験を駆使し、天然の歯を残すための治療を心がけています。

先生はこれまでどういった研鑽を積まれてきたのでしょうか。

もともと審美歯科の分野に興味があり、鶴見大学を卒業し研修を受けた後は、鶴見大学歯学部附属病院クラウンブリッジ補綴学講座に7年間在籍しました。そのうち、3年間は助手として治療の経験を積み、現在に至ります。大学院時代には口腔内の各種スキャナーを用いた研究などに特化して研鑽を積んでまいりましたので、そこで積み重ねた知見は当院での治療にも生かせると思っています。

どういった患者さんが多くいらっしゃいますか。

伊藤光彦院長 荒井歯科医院2

患者さんの年齢層は、お子さんから高齢の方までとても幅広いです。長年通われている患者さんとその方のお子さん、お孫さんまで、ご家族ぐるみでいらっしゃることもよくありますよ。歯周病のご相談が多く、若い方ですと虫歯や最近ではメンテナンスでいらっしゃる方も増えています。スタッフたちも患者さんと良いお付き合いをさせていただいているようで、「今日は、あの歯科衛生士さんに会いに来た」と、スタッフとの会話を楽しまれている方もいらっしゃいます。歯科医院で仕事をしている全員が、患者さんのより良いサポーターになれるように、円滑なコミュニケーションを大切に考えています。

気軽に通いやすい大学病院のようなクリニックをめざす

こちらではどのような治療を特徴としていますか。

伊藤光彦院長 荒井歯科医院3

歯を失う代表的な原因である歯周病治療について、特に力を入れています。30代を超えてから、そのリスクが急上昇することが知られていますので、適切な治療や予防処置を受けることで、いつまでも健康な口腔内環境を維持することをめざしましょう。一般歯科や矯正歯科、審美歯科、義歯やインプラントなどの補綴治療など、幅広い診療に対応することで皆さんのお口の健康をサポートしています。当院では保険診療、自費診療のどちらも取り扱っていますが、患者さんの希望に沿う治療方法を複数提案し、患者さんと一緒に治療方法を決めていきます。「以前と同じような見た目と噛み心地を取り戻したい」と希望する方には、保険診療では限界がありますが、自由診療であれば細かなニーズにもお応えしやすくなります。お口にまつわる悩みであればどんなことでも結構ですので、ぜひご相談ください。

コンセプトとして掲げていることはありますか?

「気軽に通いやすい大学病院」のようなクリニックでありたいと思っています。私自身が大学病院にいた時に感じたことは、日々たくさんの患者さんがいらっしゃるのでどうしても一人の患者さんを頻繁に診ることができないジレンマでした。治療に加えて研究や教育と忙しい日々で、来週また診てあげたいと思ったとしても、1~2ヵ月後になってしまうこともしばしばあり、それは患者さんが本当に受けたい医療といえないのではないかと疑問を抱くことも多かったですね。ですので、当院は通いやすさと経験に基づいた技術力とを両立させて、一人ひとり丁寧に治療できればと思っています。インフォームドコンセントを大事にしていますので、しっかりと事前に説明をして、なるべく患者さんの意思を尊重して進めることをめざしています。

予防歯科の重要性について教えてください。

伊藤光彦院長 荒井歯科医院4

「痛くなってから」ではなく「痛くならないため」に受ける歯科診療が大事だと思っています。そのためには予防が必要で、定期検診が何よりも重要です。通っていただくペースに関しては担当する歯科衛生士がしっかり診てくれています。人それぞれ口腔内の状態によって通うペースは異なりますが、ご自宅でのケアがうまくできない方に関しては短いスパンで来ていただくこともありますね。ただ、患者さんの負担にならない、通いやすいペースでお越しいただくことを重視しています。こちらからしつこくこの日までに来てくださいと押しつけたのでは、歯科通院自体が嫌になってしまいかねませんし、それでは元も子もありません。今までご自身の歯に興味がなかった方に少しでも興味を持っていただけるように心がけ、一人ひとりに合ったオーダーメイド治療を意識しています。

患者の意思を尊重し、納得の歯科治療提供をめざす

診療する上で大事にされていることがあれば伺えますか。

伊藤光彦院長 荒井歯科医院5

大学病院に在籍していた時、開業医から紹介されてきた患者さんたちからよく耳にしたのが、抜かれた、削られたといった「歯科医院でこんなことをされた」「あんなことをされた」という不満の言葉でした。そういった言葉が出ないよう、事前にある程度予測を立て、患者さんが望まないことはしないことを大事にしています。「絶対にインプラントしたほうがいい」「必ずこの歯を抜いてください」といったことは言いません。患者さんには「こういう可能性がありますが、どうしますか?」というような聞き方をし、治療に関わるメリットとデメリットをお伝えして、納得した治療を提供するようにしています。私がいいと思う治療を、必ずしも患者さんがいいと思うとは限りません。治療においては、選択肢が多いほうが安心すると思いますので、いくつか選択肢を提示して、患者さんに考えてもらうスタイルを重視しています。

今後の展望について教えてください。

長年通っていただいている患者さんもたくさんいますので、そういった方たちが通い続けやすいクリニックでありたいと思っています。荒井先生の時代からの患者さんも、新しくお越しくださる方も安心して通っていただけるようにしたいですね。歯科医院はどうしても長いお付き合いになりますので、地域の皆さんのかかりつけ医になれるようこれからも精進していきたいです。これまで口腔内の各種スキャナーを用いた研究などの分野でも研鑽を積んできましたので、今後は機材などの導入も検討し、積極的に治療に生かしていけたらと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

伊藤光彦院長 荒井歯科医院6

ご自身で気になるような症状があればぜひ一度お越しください。もちろん当院で解決できないことに関しては適切な医療機関を紹介しています。早期に発見・診断をして、重症であれば大学病院などに紹介し、専門の先生に診てもらうことが大切です。何年も放置して、お越しいただいた時にはもう抜歯しか選択肢がないなんてことがないようにしたいですし、ひどくなってから治療するのでは費用もかかってしまいます。ご自身の健康な歯を少しでも多く維持できることが何より大事だと思います。当院ではそのお手伝いができたらうれしいです。どんなに些細なことでも結構ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/35万円~(費用には個人差がございます)、セラミックを用いた補綴治療/8万円~、インプラント治療/約25万~(費用には個人差がございます)

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