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武内 清隆 院長の独自取材記事

武内歯科医院

(横浜市磯子区/磯子駅)

最終更新日:2023/11/15

武内清隆院長 武内歯科医院 main

JR根岸線磯子駅西口から徒歩3分。閑静な住宅街の一角、マンションの1階に「武内歯科医院」はある。待合室は落ち着いたカラーのインテリアが配置され、シックな印象。また、流れているBGMも心地良く、初診でも緊張せず待てる。院長は2代目となる武内清隆先生。明るく気さくな人柄で、ちょっとした相談もしやすい先生だ。カウンセリングや、モニターを用いた症状や治療の説明など、患者の気持ちに立った診療を心がけている。本来の歯を残す保存治療をポリシーとしながら、手を抜かない丁寧な治療を行っている。クリニックではマイクロスコープも導入し、高い精度が要求される根管治療などにも対応している。クリニックについて、これまでの歩み、治療へのこだわりなどの話を武内院長に聞いた。

(取材日2013年8月26日/更新日2022年10月5日)

治療スタイルを求め、重ねた自己研鑽の日々

長く地域に根差されているクリニックですね。

武内清隆院長 武内歯科医院1

そうですね。近年に改装をしていますので新しく見えるでしょうが、開業から数えると、40年がたちます。代々、歯科医師の家系で、祖父の代からだと、3代目。横浜に岩亀通りと呼ばれている地区があるのですが、戦時中に祖父はそこで開業しました。また、8人兄弟だったそうで、長男は医師だと聞いていますが、祖父含めそのうちの3人は歯科医師。そして、親戚にも多数いますので、根っからの歯科医師の家系といってもいいのかもしれません。そんな歴史あるクリニックを父から引き継ぎ、院長となりました。以前は副院長として、父も一緒に治療にあたっていました。

お父さまの背中を見て歯科医師をめざされたのですか。

祖父も父も歯科医師で、小さい頃から働いている姿も見てたのですが、実は歯科医師をめざそうと決めたのは結構遅いんですよ。反発ということではないのですが、将来は別の職業に就きたいと考えていたこともありました。決めたのはそろそろ進路を、という高校時代。当時、自分にはどんな職業が向いているのか、いざ考えてみると、父とか祖父の姿が思い浮かんだり、なぜだか、これまでのちょっとした思い出も浮かんでくるんですよ。小さい頃に母親に怒られ、帰りたくないからとこのクリニックに来て、仕事をしている父を見ていたり(笑)。両親からは大変だぞとも言われていたのですが、結局、歯科医師の道に進んだのは、環境がそうだったというのも大きいような気がします。蛙の子は蛙ではないですが、こうして日々、クリニックで患者さんを治療している自分を振り返ってみても、歯科医師は合っていると思いますし、もちろんやりがいを感じています。

これまでの歩みをお聞かせください。

武内清隆院長 武内歯科医院2

大学時代は勉強と試験のハードな毎日という印象しか残ってないですね。小さい頃から歯科医師が身近にいて、父の治療も見ていますし、どこかできっと、余裕だろうと感じていた部分があったのかもしれません。でも、実際はそうではなくて。サークルにも入らず、資格を取るために無我夢中にひたすら勉強の毎日。卒業してすぐ、関内にある林歯科医院へ勤務しました。約2年間でしたが、今までの一番の思い出でもあり、恩師との出会いでもあります。保険が一般的だった時代から、自由診療のみで治療を行っていたクリニックです。「技は見て覚えろ」というスタンスは正直にいうと苦労しましたね。でも、この時代に身につけたことはとても役立っていますし、得るものが大きく、治療スタイルの基礎になっています。その後は、インプラント処置を学ぶために聖路加病院口腔外科で勉強しています。

妥協のない治療を心がける

治療のこだわりを教えてください。

武内清隆院長 武内歯科医院3

父の代から変わらず、できる限り患者さんの天然歯を残していくということです。一昔前は、削ったり詰めたりというのが当たり前な時代もありましたが、昔から父は保存治療にこだわりを持っていました。僕も保存治療には賛成ですし、何よりいつまでも自分の歯があって食事ができるって素晴らしいことじゃないですか。なので、クリニックのポリシーとして、天然歯を残すということに力を注いでいます。また、一切妥協しない丁寧な治療を心がけています。これは、先ほどの林歯科医院で学んだものです。基本的な治療工程を省かずに行っていくということ。当たり前に感じるかも知れませんが、手を抜かないというのが最も大切だと感じます。そして、天然歯を残すためにも、質の高い治療を行うためにも、歯の疾患のもととなっている原因を明確にすることがすべての始まり。なので、患者さんの口腔内の状況を正確に把握するということにもこだわりを持っています。

なので、マイクロスコープを導入されているのですね。

これまで肉眼で確認できなかった歯や口腔内の状況を把握でき、根管治療をはじめ精度重視の治療に欠かせないものと考えています。導入以前からルーペを使用した治療を行っていたので、詳細な診察を行うというのは僕の特色ですね。虫歯治療でも削るのを最小限に抑えられたり、審美歯科でもより完成度の高い診療を提供するために役立てられるので、重宝しています。ただ、マイクロスコープに限っては歯科医療の先進国といわれるアメリカでは、ほとんど普及しているものなのですが、日本ではまだまだ数が少なく保険診療外となっているので、患者さんにとってハードルが高い面もあります。ですが、自身の口腔内や症状をしっかりと把握しておきたいという方も少なくないので、徐々にですが希望される方も増えてきています。

患者さんに自身の症状をわかりやすく伝えることにもこだわりをお持ちと伺いました。

武内清隆院長 武内歯科医院4

症状だったり、受けている治療内容だったり、わからないと不安じゃないですか。ユニットを見ていただければおわかりだと思いますが、大型モニターを設置しています。応急処置が必要な場合を除いてまず、初診であればカウンセリングや症状の検査をします。そして、口腔内をモニターに映して説明しながら一緒に確認してもらい、納得してもらった上で治療をスタートさせています。この間も画像を見て、こんな状態だったとは、と驚かれていた患者さんもいました。説明しやすいというのもありますが、歯も体の一部ですから、少しでも歯や口腔内の状態を知ってもらいたいというのもありますね。デンタルケアの意識向上にもつながりますし、患者さんに伝える、そしてわかってもらうのは重要なことです。

自分の歯を大切に、気兼ねなく通えるクリニックに

奥さまは矯正を専門とされているのだそうですね。

武内清隆院長 武内歯科医院5

そうですね。当クリニックの矯正治療をやってもらっています。近年のお母さんはどなたも、子どもの歯についての意識が高いですから、お子さんが多いですね。また、中高齢者の方でも結構矯正を希望される方は少なくありません。虫歯治療で来た患者さんでも、歯並びが気になっているという方には、矯正のご相談にも乗りますよ。矯正は短期間で完了するものではないですし、程度の差こそあれ、私生活での違和感もありますから、手軽ではない部分もありますが、負担をできる限り抑え、精度にこだわった矯正治療を提供するための体制を整えているので、ご安心いただければと思います。

休日は、どうお過ごしになられていますか?

子どもと遊ぶのがほとんどですね。家族サービスです。男の子と女の子2人。こう言うのもなんなのですが、わが子ながらかわいくて(笑)。成長を見守るというのが一番のリフレッシュになっているかもしれません。上の子はアウトドアが好きなようで、いろいろな場所に行きたがります。もともと、僕はサーフィンが趣味なので、この間は子ども用のサーフボードを用意して千葉まで一緒に行きました。あとは、同じくらいの子どもがいる友人と、たまに山で釣り大会とかバーベキューなどもしたりすることもあります。

最後にドクターズファイルの読者にメッセージをお願いします。

武内清隆院長 武内歯科医院6

当クリニックのスタイルは開業してから今まで、そして今後も変わりません。それは天然歯を残すお手伝いをしていくということです。そのために治療だけではなく、患者さん一人ひとりに合った予防歯科やデンタルケアのアドバイスも行っています。保険から自由診療まで、一般歯科から審美歯科、矯正治療、顎関節症のお悩みまで、幅の広い体制を整えていますので、歯のトラブルでお悩みの方やちょっとした相談でも、お気軽にお立ち寄りいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マイクロスコープを用いた根管治療/2万2000円~、セラミック/9万9000円~、ジルコニア/12万円~、インプラント/49万7500円~(税込)、1期矯正治療/42万9000円~、2期矯正治療/81万4000円~
※矯正治療には別途カウンセリング費用3300円~などがかかります。
※金額はあくまで目安です。症例によって異なります。詳しくはクリニックまでお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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