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井坂文隆 院長の独自取材記事

井坂矯正歯科

(横浜市保土ケ谷区/保土ケ谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR横須賀線保土ヶ谷駅西口の目の前。駅前ビル4階にある「井坂矯正歯科」は、歯の裏側に装置を付ける、表から見えない矯正が評判の矯正専門歯科医院。大学の矯正科で学んだ後、裏側矯正のパイオニア的存在の先生のもとで5年間経験を積んだ井坂文隆院長が1998年に開業。矯正装置が表から見えない裏側矯正という特性上、「裏側矯正だったらやりたい」という女性から高い支持を得ている。矯正専門の歯科医師の道を選んだ理由、裏側矯正という高度な技術をどういった気持ちで身に付けたのか、そして井坂院長が目指す矯正歯科医院の理想の姿などを伺った。原色が大好きという井坂院長は、明るい笑顔で丁寧に話す。そういった真摯な姿勢が、矯正に興味を持つ多くの人々に安心を与えているようだ。
(取材日2012年6月21日)

人と違った歯科医療を、と考え矯正歯科を選択

歯科医師を目指したきっかけは何ですか?

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サラリーマンをしていた父は私が幼い頃から、「手に職を持って一国一城の主になってほしい」と言っていました。自然に刷り込まれた感じですね(笑)。父のいとこが歯科大学に通っていて、よく遊んでもらったので、歯科医師を選んだのはその影響があるかもしれません。父も祖母も医学の道に行かせたいと思っていたので、その気持ちを素直に受け入れたように思います。あまり悩まず進路を決めましたね。弟も医学の道に進み、今は医師をしていますので、兄弟そろって少しは親孝行ができたのかなと思います。子どもの頃はプラモデルを作るのが大好きでしたし、細かい作業が好きなので、歯科医師は私に合っている職業だと感じています。

大学生活で印象に残っていることはどんなことですか?

実は応援団に入っていたんです。18歳の頃はやんちゃでしたし、背が高いので目立ったようで、「生意気そうなやつがいる」と言われて引っ張られ、応援団に誘われました。水泳が好きだったので、水泳部に入ろうと思っていたのですが、自分でも驚くぐらい誘われてすんなり応援団に入ってしまいました(笑)。目立つことが好きだったからですね。大きな団旗を何時間も持たなければなりませんので、応援団は筋トレ部といった感じでした。勉強でおもしろかったのは、入れ歯や銀歯や被せ物を作る実習ですね。歯の彫刻を作る実習もありました。歯は一本一本形が違いますので、とても細かい作業なんです。でもそれが楽しかったですね。私が作った歯の彫刻は大学で永久保存版となりました(笑)。

どのような経緯で矯正歯科を専門とすることになったのですか?

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正直、自分が大学の矯正科に残るとは思っていませんでした。もともとは口腔外科に行きたいと思っていたんです。卒業試験に合格した後、顧問の先生に報告に行き、そこで「補綴(ほてつ)科とか小児歯科とか矯正科に進んでみたら」と言われました。私が口腔外科に行きたいと思ったのは、少しほかの人と違うことをしたいと思ったからなのですが、それまで意識したことのなかった矯正科を勧められて、興味を持ったんです。そして卒業後、大学でさらに2年間歯科矯正を学ぶ機会を得て、専門的なことをしっかりと勉強しました。学んでいくうちにどんどん矯正への興味が強くなり、これを専門にしようと決めました。

裏側矯正は職人技の世界。成人女性からのニーズがアップ

大学の医局を出てからさらに5年間矯正歯科の経験を積まれたのですね。

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はい。医局では先輩も遅くまで残っていましたし、教授の手伝いもあり、とてもハードでしたが、さらに教科書にない臨床経験を積むために、ほかの大学にいらっしゃった先生の矯正歯科医院を紹介してもらいました。その先生は裏側矯正のパイオニア的な存在で、実際の技術を見た時にとても感動しました。裏側矯正はまだ珍しい時代でしたので、医局の先生方に「井坂は裏の世界に行った」とからかわれましたよ(笑)。裏側矯正はまさに職人の世界です。師匠である先生と兄弟子である先輩の職人技を見て覚えるという感じでした。私は歯科にはアーティスティックな部分も大切だと思っています。頭で考えていることをいかに表現するかが求められます。表現するには手作業が必要ですし、そしてセンスも必要なんです。そういったことも学ぶことができた、とても大切な5年間でした。

この場所に開業することを決めた理由は何ですか?

経験を積ませてもらった病院に入る時に、そこにお世話になるのは5年と決めていたので、その後は開業しようと思っていました。出身が広島で、私は長男ですので、地元に戻ろうかなとも考えていたのですが、開業のための物件を探していたら、この場所が見つかり、父には「地方で矯正歯科専門医院をやっていくのは大変だろうから、横浜でやってみたらどうだ」と言われました。実は私が2歳ぐらいの時に、父の仕事の関係でこの辺に住んでいたらしいんです。そんな縁もあり、父に背中を押してもらった形でここでの開業を決意しました。一般の歯科医院と違って、矯正歯科の滑り出しは厳しいと覚悟していましたし、地道に前に進んで行こうと思っていたので、同窓の先生方や保土ヶ谷区で開業されている先生方にあいさつに回ったりもして、多くの方々の支えや励ましもあって、ようやくこの地域でしっかりと地に足をつけてやっていけるようになりました。

患者はどういった年代の方が多いですか?

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成人と子どもの比率は6対4ぐらいですね。裏側に装置を付けて矯正する方法を希望する女性が多いので、20〜40代の成人女性が一番多い層だと思います。女性は見た目が若いので実年齢がわかりにくいんですよね(笑)。子どもの時に矯正しなかった人、表側に矯正装置を付けることにどうしても抵抗があった人は、「裏側に装置を付けて矯正できるならやりたい」と言っていらっしゃいます。裏側の矯正は装置が見えないというメリットもありますが、一方で歯磨きにコツが必要といった点などもあります。それでも皆さん、「装置が見えない状態で矯正ができるのだったら」という高いモチベーションを持っているので、途中でやめる人はいませんね。

治療計画から算出した治療期間と費用は患者との約束事。きちんと守る医師でありたい

井坂院長が矯正歯科に惹かれた理由は何ですか?

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歯が動くということが不思議でした。個人が持っている天然の物を使って整えていくということが面白いなと。入れ歯や銀歯などを作る補綴(ほてつ)科や歯根の治療などを行う保存科は、壊れた物を修復する治療で、まさに歯科の醍醐味だと思いますが、それとは違い、矯正は既存の物で区画整理をするイメージなんです。再構築という感じでもありますね。天然の素材を使って全く違う物を作り上げるというか、理想的な形を作る歯科医療です。「個性正常咬合」という言葉を聞いたことがありますか?最近永久歯の数が足りない子どもが増えているのですが、その場合、乳歯を使ったり、人工物で補ったりして矯正をしていきます。成人であれば、虫歯の治療で人工物を入れてあることが多々あります。それを加味して矯正を行います。それぞれの個性を踏まえて一番いい形を作り上げるのが「個性正常咬合」です。私は一人ひとりに合う「個性正常咬合」を作っていきたいと思っています。

治療を進める上で気をつけていることはどういったことですか?

まず、検査診断後に治療計画をしっかりと患者さんに説明するのですが、その中で治療にかかるトータルの期間と費用をあらかじめ明確にお伝えしています。これは患者さんとの約束であり、私はその約束をきちんと守ることが非常に重要だと考えているんです。トータルの期間が設定できれば1回の治療の内容も綿密にスケジューリングできますし、患者さんにとってもゴールが意識できるのでモチベーションを維持しやすくなります。そして、患者さんに「次回は30分でこういった治療を行います」と約束をしたら、その通り進めていきますので待合室でお待たせすることもほとんどありません。患者さんに遅刻をされると計画通りいかなくなってしまうので、遅刻のないようご協力いただいています。また費用についても、患者さんに安心して治療に向き合っていただくために、最初に総額をお伝えして毎回のチェック費用などはいただかない定額制でしているんです。

お忙しい中、どうやって気分転換をされていますか?

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休みの日は映画館で映画を観たり、美味しい物を食べに行くことが気分転換になりますね。ストレス解消と肩こり防止のために、週2回水泳をしています。細かい作業も多いですし、かなり集中して仕事をしているので、以前は身体の筋がこってしまって悩まされた時期もあったのですが、水泳をするようになってからだいぶ楽になりました。それから大好きな原色の服を着ることも良い気分転換になっています。いろんな人に「先生、目立つね」と言われますが、当院のスタッフはもうすっかり慣れたようです(笑)。

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