田中 啓慎 院長の独自取材記事
戸ヶ崎さつき歯科
(三郷市/八潮駅)
最終更新日:2026/05/15
戸ヶ崎二丁目入口バス停留所から徒歩2分のショッピングセンター内に位置する「戸ヶ崎さつき歯科」。院長を務める田中啓慎先生は、日本大学松戸歯学部付属病院の小児歯科で研鑽を積み、地域の歯科クリニックでも分院長として、子どもから高齢者まで幅広い診療を手がけてきた。2026年4月には同院を開業。精密検査を重視し、歯科用CTや口腔内スキャナーを導入。また、院内感染防止のために先進のプラズマ滅菌機を採用するなど、患者が安心して診療が受けられるよう衛生管理も徹底する。今回のインタビューでは、温かく朗らかな人柄で患者と真摯に向き合ってきた田中院長に、診療にかける思いをじっくりと語ってもらった。
(取材日2026年4月14日)
大学病院で磨いた力を土台に、地域のかかりつけ医へ
とても明るい院内ですね。どのような思いでクリニックをつくられたのですか?

患者さんが気軽に足を運べるようにアットホームな雰囲気を大切にしたいと思い、設計を依頼しました。最近は照明のトーンを抑えたモダンなクリニックも増えていますが、ここは「身構えることなく、入りやすいクリニックにしたいな」と考えました。開業したのは勤務医時代に培った経験を生かして、もっと患者さんとしっかり向き合える環境をつくりたいという思いがあったからです。大学生の頃からずっとこの近隣で暮らしてきたので、自分のクリニックを構えるなら土地勘のあるこのエリアでと決めていました。当院はショッピングセンター内にありますので、駐車場も利用できて車での通院にも便利ですし、お買い物のついでに立ち寄っていただくのもお勧めですよ。
歯科医師を志したきっかけと、ご専門とする小児歯科について教えてください。
父が医師だったこともあり、幼い頃から医療が身近にある環境で育ちました。両親から強く勧められたわけではありませんが、自然と人の健康を支える仕事に就きたいと思うようになり、日本大学松戸歯学部へ進学しました。当初は歯科口腔外科も考えていましたが、歯科医師として患者さん一人ひとりに幅広く対応できる力を身に着けたいと考え、小児歯科の道を選びました。小児歯科は、虫歯治療はもちろん、必要に応じて外科的な処置まで行う、歯科診療のほぼ全領域をカバーする分野です。歯を削る技術や知識は練習やセミナーで学べますが、小児歯科で何より大切なのは、実際に子どもと向き合い、気持ちを理解しながら信頼関係を築く経験です。そうした積み重ねが今の診療に生きており、この道を選んで本当に良かったと感じています。
開業されるまでに、どのような環境で経験を積んでこられたのですか?

卒業後は「日本大学松戸歯学部付属病院」の小児歯科に入局し、5年間みっちり臨床に取り組みました。上司に教わりながら、子どもの性格や反応に合わせた対応の幅を広げられたことは、今の診療の大きな支えになっています。人はそれぞれ違いますから、一つのやり方では通用しません。その経験が、臨機応変に対応できる今の自分をつくってくれたと思います。また、大学病院での勤務と並行して一般の歯科医院でも研鑽を積み、お盆と年末年始以外はずっと働いているという多忙な生活を送っていました。歯科医院の分院長として、子どもから大人までさまざまな症例に向き合った経験もあり、入れ歯やかぶせ物を含む歯科診療全般に対応できる技術を身につけることができました。
子どもから大人まで、気持ちを大切にした診療
お子さんの診療で大切にされていることを教えてください。

子どもはよく「嫌だ」と言いますよね。でも、その短い言葉の中には「痛いから嫌」とか「単に疲れたから嫌」といった複雑な気持ちが隠れています。それぞれの「嫌だ」を丁寧にくみ取り、その子に合ったアプローチをとれるのが自分の強みだと感じています。無理やり治療を進めるのではなく、子どもなりに「やらなくちゃ」という気持ちになれるよう話をしながら導いていくことを心がけているんです。それと、治療の前には練習の時間を設けて、小さなことでもしっかり褒めます。ちょっと大人に見られるとうれしくなる子は多いですよね。例えば幼稚園の年少さんに「年長さんくらいできるじゃん、すごいね」と声をかけることもあります。「かっこ良くできたんだ!」という成功体験の積み重ねが、次の一歩につながっていくんだと思います。
大人の診療では、どのようなことを心がけていますか?
患者さんと協力しながら治療を進めていくことを大切にしています。こちらが「必要な治療です」と考えていても、ご本人が納得できていないと「やらされた」という感覚になってしまうと思うのです。実際に、昔説明の行き違いからトラブルになった経験もあり、それ以来、治療内容や必要性については特に丁寧にお伝えするようにしています。また、お互いの考えに配慮を持つことも大事にしていますね。例えば、医学的には必要な治療であっても、患者さん自身が「やりたくない」と感じている場合には、無理に押し進めることはしたくありません。医師として必要な考えはお伝えしつつも、最終的には患者さんが自分で選び、前向きに治療に向き合えることを大切にしたいですね。
治療が一段落した後の通院について、お考えをお聞かせください。

症状がひどくなってから歯科に駆け込み、治療が終わるとまた足が遠のいてしまう。そしてまた悪くなって受診する……この繰り返しでお口の状態がどんどん崩れていく方は、実は少なくないんです。その悪循環を断ち切りたいという思いから、定期的に気軽に通える歯科でありたいと考えています。最初のきっかけは治療であっても構いません。治療が落ち着いた段階で「今回は大変だったと思うので、今後こうならないように定期的にチェックしましょうね」とお声がけするようにしています。理想を言えば、もしこの先お引っ越しされたとしても、新しい土地で歯科に通い続ける習慣が自然と身についている。そんな状態をつくるお手伝いができれば良いなと思っています。
歯科から足が遠のいていた人も、まずは気軽に相談を
田中先生のお話から、歯科に苦手意識を感じている方も通院できるようにという配慮が感じられます。

今まで歯科に足を運べなかった方が「ここなら安心して行けるな」と感じてくださること、それが私にとって大きな目標です。お困りの方はどなたでも受け入れたいという気持ちで診療にあたっていますし、考えすぎずに、思い立ったら肩の力を抜いて行けるようなクリニックの雰囲気づくりを大切にしています。これまでの経験でさまざまな患者さんを診てきましたから、どんな状況でも落ち着いて対応できると思っています。まずは一度足を運んでいただいて、お話を聞かせてもらえたらうれしいです。それで、もし「やっぱりまだ難しいな」と感じたとしても、それは構いません。ただ、少しでもその不安を和らげるお力になることを、いつも大切にしています。
地域の中で、どのようなクリニックでありたいとお考えですか?
お口の中のトラブルを何でも相談できて、そのまま長く通い続けていただける。そんな場所でありたいと思っています。多くの方は何かしらの困り事を抱えて最初の一歩を踏み出されると思いますが、大切なのはそこで終わりにしないことです。治療をきっかけに、今の状態をしっかりキープしていけるよう、その先まで患者さんと一緒に取り組んでいきたいと考えています。そのために、ちょっとしたことでも気軽に声をかけていただけるような、距離の近い存在をめざしています。私の強みは、子どもから高齢の方まで幅広い対応ができることだと考えています。少しでも皆さんの日々の生活の質が上がるように、歯科医師としてサポートしていけたらうれしいですね。
最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

まだ歯科に行ったことがないお子さんはもちろん、過去につらい思いをして長年歯科から足が遠ざかっている方まで、年齢を問わず、どなたでも気軽にいらしてください。「ちょっとした気がかりがある」、それが来院のきっかけで十分ですし、必ずしも治療を前提にする必要はありません。他の歯科で提案された治療について「これってどうなのかな?」といった疑問を解消するために当院を活用していただくのも一つの手段とお考えいただければ。歯の痛みや不具合を放置して悪化してしまうと、治療が大がかりになり、その分日数もかかってしまいます。将来を見据えて健康な歯を残すためにも、トラブルは小さなうちに対処していくのが一番ですので、まずはご相談いただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/80万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/100万円~、小児矯正/40万円~

