梅本 健太 院長の独自取材記事
UMEMOTO DENTAL OFFICE
(川崎市高津区/溝の口駅)
最終更新日:2026/03/30
2026年、溝の口駅から徒歩5分の場所に開業した「UMEMOTO DENTAL OFFICE」。院長の梅本健太先生は北海道大学を卒業後、マイクロスコープ治療を専門とする歯科医院で経験を積み、同院では根管治療から詰め物やかぶせ物、外科処置に至るまですべての治療にマイクロスコープを用いる精密治療を実践している。その原動力は「再治療をなくしたい」という一貫した信念。一人ひとりに時間をかけて丁寧な診療を行うため、完全予約制を採用。インプラント治療や矯正は在籍する各分野の専門の歯科医師が担当する総合診療体制も整えている。穏やかな笑顔の奥ににじむ、磨き上げた技術への自信。そんな梅本院長に、精密治療にかける思いや診療方針を聞いた。
(取材日2026年3月9日)
「再治療をなくしたい」、その一心で歩む精密治療の道
まずは、開業に至るまでの経緯をお聞かせください。

北海道大学を卒業後、まず東京都東大和市の歯科医院で研修医として勤めました。そこで、マイクロスコープを用いた治療をメインで行う歯科医院を見学する機会があり、拡大視野のもとで丁寧に治療を進める姿を見て「自分もこの道に進みたい」と感じたのが、今の精密治療を実践する診療スタイルの出発点です。その医院に入職して3年間経験を積んだ後、分院で院長として2年半ほど修行を重ね、マイクロスコープの技術を磨いてきました。数年で実績を出せたら開業しようと、計画的にキャリアを歩んできたかたちです。実は父も歯科医師なのですが、一人ひとりにしっかり時間をかけて丁寧に診たいという自分の方針を大切にしたく、継ぐのではなく独立の道を選びました。溝の口はかつて住んでいた街で、雰囲気にも愛着がありましたので、ご縁もあってこの地での開院を決めました。
精密治療を診療の軸に据えた理由を教えてください。
一番の理由は、再治療をなくしたいという思いです。勤務医として経験を積む中で、治療後に半年から1年ほどで再び症状が出てしまうケースを目にすることがありました。患者さんにとって、一度治療したはずの歯の治療をやり直すのは大きな負担です。だからこそ、材料にこだわり、しっかりとした手技のもと、マイクロスコープを使って精密に仕上げることで再治療を防ぎたい。その一心が当院の診療方針の根幹にあり、さまざまな経験を経てたどり着いた結論でもあります。加えて、マイクロスコープを用いた治療は鏡越しに正しい姿勢のまま行えるため、術者の体への負担が少ないという利点もあります。長い歯科医師人生を見据えたとき、安定した精度を保ち続けられることもこの道を選んだ理由の一つです。
院内の空間づくりや設備面でこだわった点を教えてください。

「歯科医院っぽくないように」というのが一番のこだわりです。シンプルでありながら上品さも感じていただけるよう、内装のデザインにはかなり力を入れました。院内は個室の診察室にマイクロスコープを設置し、メンテナンス専用のスペースは別に用意しています。検査室にはCTやセファログラム撮影装置を備えつつ、広めに設計することで圧迫感を軽減しました。インプラント治療システムも品質にこだわり、厳選した物を採用しています。感染対策としてヨーロッパの厳しい基準に基づいたクラスBの滅菌機や、空気中の細菌・ウイルスを除去するための機器も導入し、患者さんとスタッフの双方を守れるよう環境を整えました。完全予約制ですから、落ち着いて治療を受けていただけるかと思います。
一人ひとりに向き合い、全治療にマイクロスコープを
マイクロスコープを使うと、治療はどのように変わるのでしょうか?

マイクロスコープを通すと視野が20倍から30倍に拡大されますので、肉眼では捉えきれない細部まで確認しながら処置を進められます。口の中は暗いのですが、マイクロスコープのライトで照らしながらしっかりと見て治療できるという点も大きいですね。実際に見ながら処置を行うことで削る量を最小限に抑えられますし、詰め物やかぶせ物の段差もなくしやすく、汚れがたまりにくく再発のリスクを下げることが期待できます。当院では根管治療だけでなく、詰め物やかぶせ物の形成、外科的な処置まですべてマイクロスコープを用いて行っているのが特徴です。なお、保険診療でも自由診療でもマイクロスコープは使いますが、自由診療の場合はより質の高い材料と十分な時間を確保して行います。その違いを最初にご説明し、患者さんご自身に選んでいただくかたちです。
専門的な治療はどのような体制で行われていますか?
私が担当するのはマイクロスコープを使った詰め物やかぶせ物、根管治療が中心で、インプラント治療や矯正、難度の高い抜歯などはそれぞれの専門の歯科医師が、月に1度来院して診療にあたっています。私も一通りの治療はできますが、やはりそれぞれの専門家にはかなわない部分があると自覚しています。そのため自分の担当に集中し、各分野のスペシャリストの力を持ち寄るかたちで質の高い総合診療をめざしています。また、私はお子さんの治療にも対応しています。前に勤めていた歯科医院では小さなお子さんを診ることが多かったため小児歯科には慣れています。お子さんの場合も同じようにマイクロスコープを使って精密な診療に努めています。
患者さんと接する際に大切にしていることを教えてください。

一人ひとりにしっかり時間をかけて丁寧に行うことが、私の診療の核にあります。完全予約制で1枠45分、自由診療の場合は1時間以上を確保しているのもそのためです。治療中はどんな場面でも患者さんへの声がけを欠かさないようにしていますし、不快な思いをさせないよう常に意識しています。また、歯科医院に来ること自体が不安な方は多いので、まずは日常のお話を交えてリラックスしていただき、そこから食生活なども伺います。お口の中の状態と普段の暮らしの情報を合わせてみると、トラブルの原因が見えてくることも少なくありません。こうした考察は歯科衛生士にも共有しており、チーム全体で患者さんの背景まで理解した上で治療を進めるよう心がけています。
一生涯寄り添う、地域のかかりつけ歯科医院へ
スタッフさんとのチームづくりについて教えてください。

現在は私のほかに歯科衛生士が2人、歯科助手が1人の4人体制に加え、各専門の先生方が月に1度来院する体制です。スタッフの採用にあたっては協調性を重視しました。少人数だからこそチームとして連携することが大切で、毎日の朝礼と終礼では患者さんの情報を必ず共有しています。検査結果だけでなく、その方の性格まで把握し、心配性な方にはより丁寧に説明するなど一人ひとりに合わせた対応ができるよう「人となりまでつかんでほしい」とスタッフには伝えています。仕事とプライベートのメリハリも大切にしていて、残業はほぼ発生しない体制を整えています。スタッフが気持ち良く働ける環境があってこそ、患者さんにも丁寧な応対ができると考えているからです。
治療後のフォロー体制はいかがですか?
当院では治療とメンテナンスを同時に進めていきます。メンテナンスはいわば歯の土台を整える作業で、土台が崩れるとどれだけ良い治療をしても長持ちしにくくなります。歯科衛生士が担当制でしっかり診ていき、治療が終わった後も定期的にメンテナンスを続けて状態の変化を見守ります。もし異変があれば早い段階で対処できますので、早期発見・早期処置という点でもとても大切です。私は、永久的とまでは言いきれなくとも、できる限り長持ちする治療を提供したいと考えています。その上でメンテナンスを積み重ねていくことが、お口の健康を長く守る一番の近道です。歯科医師会にも所属しており、必要に応じて近隣の病院と連携できる体制も整えています。
最後に、地域の方々へメッセージをお願いします。

歯科医院から足が遠のきがちな方も多いと思いますが、不安を感じさせないよう、院内の空間づくりからスタッフの応対まで丁寧に整えています。安心して通える場所でありたいという思いは常に大切にしています。当院ではすべての治療にマイクロスコープを用い、できる限り再治療のない精密な治療を心がけています。インプラント治療や矯正が必要になった場合も、それぞれの専門家が院内で対応できますので、気になることは何でもご相談ください。この溝の口で一生涯、皆さんのお口の健康に寄り添っていきたいと考えています。かかりつけ医として誰でも気軽にお話しいただける、そんな存在をめざしていきます。
自由診療費用の目安
自由診療とはマイクロスコープを用いた根管治療/9万9000円~、インプラント治療/50万円~、ワイヤー矯正/78万6500円~、マウスピース型装置を用いた矯正/108万9000円~ ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

