医療法人社団鳳凰会 いえまさ脳神経外科クリニック

医療法人社団鳳凰会 いえまさ脳神経外科クリニック

張 家正 院長

頼れるドクター

22752 df 1 main 1380589309

歩行障害や認知症が手術で治る?その原因となる病気とは

―先ほどお話に出た、認知症などを引き起こす病気とは何ですか?

「特発性正常圧水頭症」ですね。最近テレビなどでよく紹介されますから、ご存じの方も増えたと思います。NHKの番組でも、当院で治療した患者さんを取材していただきました。この病気は何らかの原因で脳脊髄液が脳室にたまって、脳室が拡大し、周囲を圧迫して歩行障害、認知症、尿失禁などを起こします。しかし適切に治療すれば、これらの症状が改善する可能性も高い病気です。脳脊髄液の量を調整するために手術を行い、特発性正常圧水頭症を治療することで、この病気が起こしていた歩行障害や認知症などの症状改善が期待されます。NHKには私も少し登場したのですが、クリニック名は出なかったので、番組を見た方も当院をすぐに探せなかったと言っていましたね。クリニックを宣伝するより、この病気を多くの方に知ってもらうのが目的ですから、まあ私は構いませんけどね(笑)。

―多くの人に知っていただくという狙いは何でしょうか?

認知症の5%は特発性正常圧水頭症が原因といわれます。しかし大半の方は60歳以上でかかる病気。30代、40代の方なら、ちょうどご両親の世代だと思います。そういった年代の方が、急に物覚えが悪くなったり、歩けなくなったりした時も、この病気について知っていれば「仕方ない、もう年のせいだろう」と簡単に諦めないと思うんです。また初期にはパーキンソン病と間違えられやすく、きちんと診断できる医師に診せることも大事です。私が手術をした最高齢の患者さんは94歳。最近急に歩けなくなったと、相談に来られました。調べてみたら典型的な特発性正常圧水頭症で、手術をしたら歩けるようになり、とても元気になりましたよ。その人の寿命は神様が決めてくれます。平均寿命と比較して決まるものではありません。もちろん病気の進行具合によって、完治しないケースもあります。それでも重い認知症や歩行障害が少しでも軽減できれば、生活の質の向上に役立つと思います。

―先生がこの病気を一番多く手術していると聞きました。

まず見つけようとする姿勢が大事です。認知症や歩行障害の患者さんを診察する時、すぐに「パーキンソン病だろう」「もう高齢だから」と一方的に決めず、いろいろな可能性を検討することが、この病気の発見につながっていると思います。さらに重要なことは、薬局や介護施設などで働く人たちへの情報提供。高齢者やご家族と接する機会の多い人が、「お世話をしている人が、歩けなくなった」など変化を感じて、見つけてほしいのです。開業してからは地域の薬局や介護施設と連携を取り、ケアマネージャーや薬剤師会が主催する、区の福祉介護担当者も参加される研究会などと協力して、地域ぐるみのチームワークで病気の発見と治療に力を入れています。それと私は手術がものすごく速いといわれますね。一般の脳外科医がこの手術を担当すると、1時間から2時間程度かかるようですが、私は25分前後。でも手術では手を動かすのが特に速いわけではありません。それもチームワークなんです。看護師と上手に連携して、次の準備を先回りしてやってもらう。それが時間短縮につながります。今はクリニックを開業していますから、手術は依頼を受けた病院や当院と連携をとっている病院で行っています。

記事更新日:2016/01/24


Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
使い分けよう!「総合病院」と「クリニック」
Promotion landing
クチコミ&アンケート回答で毎月5名様に1,000円分のQuoカードプレゼント!!
外出先でもドクターズ・ファイル
Qr doctor

ドクターズ・ファイルの情報をスマートフォン・携帯からチェック!スマートフォン版では、GPS位置情報を利用した最寄りの病院探しができます。

書籍「頼れるドクター」のご案内

ドクターズ・ファイル特別編集ムック「頼れるドクター」を一覧で紹介します。 →全ラインアップを見る

Dento a1
Toshima a1
Taito a1
関連コンテンツ
採用情報『ドクターズ・ファイル』では編集部スタッフを募集しております。 詳細