三宅医院

三宅啓史 院長

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市営地下鉄線ブルーライン・踊場駅から程近い、内科・小児科・外科クリニック「三宅医院」。昭和44年に開業以来、町のかかりつけ医として、子どもからお年寄りまで多くの人々に頼りにされている。父から医院を譲り受け、2代目院長を務めるのが三宅啓史先生。どこか人懐っこい笑顔とテンポのよい語り口が印象的だ。三宅先生のもともとの専門は消化器外科。10年在籍していた大学病院では、数々のオペを行ってきた外科医でもあった。現在は内視鏡検査に力を入れながら、生活習慣病の治療にも根気強く取り組んでいる。医院は三宅医院長がここで診療を始めた平成11年に全面改装。明るく広々とした院内には、年季の入った診療机や木製ベンチなども置かれ、医院の40年の歴史を感じさせる。インタビューでは、クリニックの診療スタンスや医師としてのこれまでの道のり、尊敬する父のこと……たっぷりお話しいただいた。
(取材日2012年2月23日)

昭和44年開業。以来長きにわたり町のホームドクターとして信頼を集める

―クリニックにはどのような疾患の患者さんが来院されるのでしょう?

一番多いのは、高血圧、高脂血症、糖尿病など、いわゆる生活習慣病の患者さんです。なので、おのずと中高年の方が多くなり患者さんの年齢層は高めですが、このような住宅街のなかにある医院ですので、風邪のシーズンなどには小さいお子さんや若い方も大勢いらっしゃいます。この町で診療を続けて40年以上、私が引き継いでからも10年が経ちますが、父の代からの患者さんも少なくありません。なかには、おじいちゃん、おばあちゃんとその子ども夫婦、そしてお孫さんの3世代で来てくださるご家族もいらっしゃるんですよ。こうして患者さんたちと長いお付き合いができるのも親父のおかげだとありがたく思っています。

―現在、力を入れている治療について教えてください。

私自身が大学で消化器外科を専門にしてきたので、胃、腸など消化器疾患の検査、診断、治療に力を入れています。画像が鮮明な最新のデジタル内視鏡を導入し、内視鏡検査によるがん検診も熱心に取り組んでいます。あとはやはり、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病ですね。当院は横浜市指定の特定健診実践医療機関として特定健康診断、通称「メタボ健診」にも対応しています。生活習慣病の治療は長い期間継続して行うのが特徴です。その名の通り、生活習慣に深く根ざしているため、治療の成果は患者さんに負う部分が当然大きくなります。そのことをまずご本人に理解をしていただき、自分の状況、体にちゃんと向き合えるよう、患者さんの意識を変えることが、一番重要であり一番難しいところでもあります。

―クリニックの診療スタンスは?

クリニックでは「対話と説明を大切に、患者さんと共に進む、患者さん主体の医療を」をポリシーに、患者さんとの密なコミュニケーションとわかりやすい説明に努めています。よく医者の前に出ると、言いたいことが言えなくなってしまう人いらっしゃいませんか?  本当は自分の意見や疑問点をぶつけてみたいけれどそれができない、「こんなこと聞いてもいいのだろうか?」と躊躇してしまう……。しかしそれは、患者さんと医者、互いにとって無駄な遠慮であり、医療において必要のないものだと私は思っています。わからないことがあればぜひ尋ねてもらいたいし、話したいことがあるのならぜひお聞きしたいですね。大事なのは最初の一歩。その一歩を患者さんが踏み出しやすいそんな雰囲気の医院にしたいですね。

―診療の際、具体的に心がけていることは何でしょう?

患者さんへの説明では、一気に話さず、途中まで話して「ここまでは大丈夫ですか?」、また途中まで話して「わからないところはありませんか?」と、少しずつ区切って確認しながら前に進むようにしています。そして話すときは専門用語をできるだけ使わず、難しい言葉や意味を噛み砕いて、どんな年齢の方にも理解していただけるように気をつけています。診察室では「ふんふん」と理解していても、ドアを出た途端に「あれ、どういうことだっけ?」となってしまう患者さんもけっこう多いので、そういう時は、受付のスタッフに尋ねてもらってもいいですし、もう一回診察室に入ってきてもらっても全然かまいません。きちんとご理解いただけるまで、しっかりご説明いたします。

記事更新日:2016/01/24


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