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中山 冴子 院長の独自取材記事

金沢さくら医院

(横浜市金沢区/金沢文庫駅)

最終更新日:2021/10/12

中山冴子院長 金沢さくら医院 main

京急本線の金沢文庫駅東口から徒歩4分のビルにある「金沢さくら医院」。エレベーターで3階にあがるとクリニックのエントランスがあり、明るく開放的な空間が広がっている。同クリニックは4階にも検査室があり、2フロアで各種検査に対応。疾患の早期発見、予防に尽力している総合健診クリニックだ。明るい笑顔とはつらつとした雰囲気が印象的な中山冴子先生は、2020年11月に院長に就任。忙しい毎日だが、健康診断に対する不安な気持ちを少しでも軽減できるよう、受診者の話に耳を傾け、検査の説明も丁寧に行うよう心がけているという。「早期発見や予防のためにも、来年も再来年も検査を受けに来たいと思ってほしいです」と言う中山院長に検査・健診の重要性や新設した婦人科外来について語ってもらった。

(取材日2021年1月4日)

さまざまな検査ができる総合健診クリニック

まず、クリニックの特徴を教えてください。

中山冴子院長 金沢さくら医院1

健康診断、人間ドック、各種検診などを行う総合健診クリニックです。定期健診、特定健診、雇入時健診、婦人科検診、乳がん検診、企業健診など幅広く対応していますし、人間ドックでは生活習慣病全般を詳細にチェックできる多彩な検査メニューをご用意しています。定期的な健康診断や検診はさまざまな疾患を早期に発見して、早期治療につなげるのに役立つことはもちろんですが、予防という側面があるのです。ですから健康診断や検診をもっと身近に感じてもらい、できるだけたくさんの方に受けていただきたいと思っています。そのために2016年に、駅から近い現在の場所に移転しリニューアルオープンしました。検査前の不安な気持ちを少しでも和らげることができるよう、院内を明るく落ち着いた雰囲気にし、安心して来院していただける環境にしています。

健康診断と人間ドックは、どう違うのですか?

健康診断は健康状態や生活習慣病のチェック、人間ドックはさまざまな疾患の早期発見のための検査とお考えください。一般的に健康診断では、身長や体重、視力、聴力、血圧を測定し、血液検査と尿検査、胸のエックス線画像を撮ります。これらの検査では血圧、肝臓や腎臓の状態、糖尿病、肺炎や肺がんの兆候などを知ることができます。一方、人間ドックは血液検査の項目も健康診断より多いですし、エコーや内視鏡、マンモグラフィ検査といった、健康診断にはない検査もあり、より精度の高い診断をめざすことができます。そのため、がん、脳卒中、心筋梗塞などの早期発見にもつながるのです。

患者さんに安心して来院いただくために、感染症対策にも力を入れているそうですね。

中山冴子院長 金沢さくら医院2

以前から感染症対策には取り組んでいましたが、新型コロナウイルス感染症の流行に際して、さらに力を入れています。感染症拡大を防止するために外出自粛が呼びかけられ、健康診断をためらっている方も多いと思うんです。けれども、日々の健康に不安があったり、気になる症状があったりする方にとっては、検査を受けられないのは不安だと思います。また、疾患の早期発見、早期治療のために、健康診断や各種検診を定期的に受診することは非常に重要です。そのため私たちは、地域の皆さんが安心して検査を受けられるように努めています。来院時の手指消毒や検温実施、共用スペースの定期的なアルコール消毒、院内の温度・湿度管理をし、換気も定期的に行います。さらに、いわゆる「3密」回避の観点から完全予約制にして、人数が分散されるようコントロールしています。

予防のためにも、定期的に検査を受けてほしい

どのような方に検査を受けていただきたいとお考えですか?

中山冴子院長 金沢さくら医院3

できれば35歳を迎えた方、40歳以上の方は必ず受けていただきたいです。40歳を過ぎると生活習慣病やがんのリスクが高くなるといわれているので、健康診断だけでなく、人間ドックも受診してほしいと思います。早期発見、早期治療のために検査は有用ですが、それ以前に、予防という観点から検査を受けてほしいです。例えば脂質異常症であれば、お食事や運動など、日々の生活習慣を見直すだけで改善につながることもあります。また検査をすることで、ご自身の健康に対する意識が変わる方もいます。健康診断や人間ドックを、「病気を見つけるため」ではなく、治療をしないよう「予防のため」に受けてほしいですね。

婦人科の検診にも力を入れているそうですね。

日本は本当に検診率が低く、例えば子宮頸がんの検診率はアメリカでは7割以上ですが、日本では4割弱といわれています。近年は若い女性の子宮頸がんが急増していますが、早期治療をすれば予後がまったく違うので、婦人科のがん検診は20代の方にも受けていただきたいです。また閉経すると骨粗しょう症や脂質異常症のリスクが高くなります。骨粗しょう症は、自覚症状がないので無頓着な方が多いのですが、意外と怖い状態です。それほど高齢でなくても、気づかないうちに骨折をしていて、そのまま寝たきりになってしまうこともあるんですよ。私の専門が婦人科ということもあり、女性には年齢を問わず、婦人科検診を受けていただきたいです。

先生はなぜ婦人科を専門にされたのですか?

中山冴子院長 金沢さくら医院4

同じ女性として、体だけでなく心の不調にも寄り添い、共有できると思ったのが、婦人科を志した理由です。女性の体の悩みは、思春期から老年期に至るまで続きますが、心の不調が伴うことも少なくありません。年齢によっていろいろな症状がありますし、個人差も大きい。けれども男性の医師だと、わかりにくいこともありますし、相談しにくいですよね。例えば生理痛や出血の量、サイクルといった不調。それから妊娠・出産による体の不具合や、産後の不安な気持ちなど、女性だからこそわかる悩みもあります。私も子どもを授かり、妊娠、出産を経験したので、実感をもって皆さんの悩みや不安に寄り添うことができるようになりました。

検診後もフォローアップできる婦人科外来を新設

院長として、今後の展望をお聞かせください。

中山冴子院長 金沢さくら医院5

皆さんにもっと健診を身近に、受けやすく感じていただくために、さらにスムーズな検査と丁寧な説明ができる体制を整えたいと思っています。そのために、医師や検査技師の増員を予定しています。また、2021年から横浜市からの補助で受診ができる各種がん検診に対応できるようになりました。子宮頸がん・乳がん検診を当クリニックで受けた方が、「今度はここで健診も受けてみようかな」と、健診を受けるきっかけになればと思っています。また、婦人科は1月から外来を新設しましたので、外来診療も精一杯対応していきます。

婦人科外来を新設しようと思われたのは、なぜですか?

検査結果の判定にはAからGまであって、E判定以上は早急に精密検査が必要なのですが、C判定は「要経過観察」で文字どおり、次回の検診まで様子を見ましょうということなんですね。次の検診はいつかといえば、一般的には1年後か2年後になるでしょう。ところが例えば子宮筋腫の場合、閉経前で生理があると筋腫が大きくなるリスクがありますので、3ヵ月後に大きくなっていないか確認したい。放置すると悪化する可能性があり診療が必要ということで、D判定の「要医療」となるのです。そうなると大きい病院など別の医療機関で再検査ということになりますので、経過観察とお薬の処方など対応できる診療や、検診後のフォローアップができるよう、婦人科外来を新設しました。

では最後に、地域の皆さんや読者へのメッセージをお願いします。

中山冴子院長 金沢さくら医院6

病気を見つけるためではなく、予防のために検査を受けてください。もちろん生活習慣病に対する不安や、気になる症状があれば、できるだけ早く検査をして、早期発見、早期治療につなげていただきたいです。また婦人科検診に対しては、「痛い、怖い」というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、できるだけ負担を軽減したいと考えて、スムーズで痛みが少ない検査と不安を取り除けるよう時間をかけたご説明を心がけています。特に乳がんや子宮頸がんといった女性特有のがんは、若い世代での発症も多いので、20代・30代の女性にも積極的に検査を受けていただきたいです。婦人科外来では検査後のフォローアップだけでなく、生理時や更年期の不調など女性特有のお悩みにも対応しますので、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

日帰り人間ドック/4万5100円 (税込み)
婦人科検診/2万2000円 (税込み)

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