松浦 彰子 院長の独自取材記事
日本橋歯ならび矯正歯科
(中央区/小伝馬町駅)
最終更新日:2026/04/09
2026年2月、小伝馬町駅から徒歩1分のエリアに開業した、矯正歯科専門クリニック「日本橋歯ならび矯正歯科」。院長を務める松浦彰子先生は日本歯科大学を卒業後、東京歯科大学の歯科矯正学講座で研鑽を積み、複数のクリニックでの経験を経て同院院長に就任した。幼い頃から歯並びにコンプレックスを抱え、矯正に取り組んだという自身の経験が、歯列矯正の道に進んだ原点だという。「まずは思い描いていることを話していただきたいと思っています」。そんな、患者との対話を大切にする松浦院長に、矯正にかける思いを聞いた。
(取材日2026年3月17日)
歯並びの悩みを原点に、矯正歯科一筋の道へ
まずはご経歴と、開業の経緯をお聞かせください。

2026年2月に、矯正歯科専門のクリニックとして開業しました。法人内には一般歯科のクリニックもありますが、当院は矯正だけに特化した施設として新たに開設したものです。私はもともと法人内のクリニックで勤務医として矯正に携わっており、今回の開業にあたり院長を任せていただきました。それ以前の経歴としては、日本歯科大学を卒業後、東京歯科大学の歯科矯正学講座で矯正の基礎をじっくり学び、その後も複数のクリニックで小児から成人まで幅広い年齢層の矯正に携わりながら研鑽を重ねてきました。また、当院は矯正歯科を専門としておりますので、精密な診断と安全な治療に不可欠なセファロエックス線撮影装置や歯科用CTを完備しています。規格性の高い撮影データをもとに、科学的根拠に基づいた治療計画を立案できる環境を整えています。
矯正歯科を専門にされた経緯について伺ってもよろしいですか?
私自身、幼い頃から歯並びにコンプレックスを抱えていました。もともと反対咬合(受け口)があり、歯科医師だった父のもとで年少の頃から矯正装置を着けていたんです。幼稚園にも毎日着けて行っていました。人前で口を開けることにためらいがあったことをよく覚えています。歯並びの悩みは見た目だけの話ではなく、心や体の健康にも深く関わっているものだと、子どもながらに身をもって実感することができました。この経験を生かし、一人でも多く、歯並びに困っている方に寄り添いたいという思いが、歯科医師になり矯正歯科を専門にする原点になっています。
矯正は長期にわたり通院する必要がありますが、通いやすさの面ではいかがですか?

当院は小伝馬町駅から徒歩1分、人形町駅から徒歩7分、馬喰横山駅から徒歩5分と、複数の路線からアクセスしやすい場所にあります。路面に面した1階にありますので、初めての方にも入りやすいのではないかと思います。この辺りはビジネス街の印象が強いかもしれませんが、実はマンションも増えていて、ファミリー層の方もお住まいなんです。矯正の通院頻度はワイヤー矯正で数週間に1回、マウスピース型装置を用いた矯正の場合は2〜3ヵ月に1回程度ですので、毎週のように通う必要はありません。少し足を延ばせば百貨店もありますし、お仕事帰りやお買い物のついでなど、何かご用事と絡めて楽しみながら通っていただけるエリアだと思います。
一人ひとりのゴールへ導くため、患者の声に耳を傾ける
患者さんとの最初のカウンセリングで、大切にされていることはありますか?

治療を開始する前の丁寧なカウンセリングでゴールを共有することはもちろんですが、治療が進む中で生じる疑問や変化に対しても、その都度しっかりとお話しし、常に同じ方向を向いて進めることを大切にしています。ちょっとした会話の中から、ご本人も意識していなかったご要望が見えてくることがありますし、効率だけを優先して型どおりに進めるだけでは伺えないお話もあります。矯正は自由診療でお金がかかりますし、かかる期間も長いですから、何か想定と違うことが起きた場合にも、お互いが気持ち良く終えられるよう、最初の段階で丁寧にすり合わせることを大切にしています。
カウンセリングを経て、使用する装置はどのように決めるのですか?
当院ではマウスピース型装置を用いた矯正をはじめ、裏側ワイヤー矯正、白い装置を用いた表側ワイヤー矯正など、複数の選択肢をご用意しています。例えばマウスピース型装置で矯正を始めても、歯並びなどによっては部分的にワイヤーを併用したほうが良い場面も出てきます。その際は現状をきちんとご説明し、ご了承いただいた上で進めますのでご安心ください。私は装置はあくまで一つの道具に過ぎないと考えています。大切なのは最終的にどこにたどり着きたいかというゴールであり、それを実現するために何を使うかは、お口の状態やご希望に応じて柔軟に選んでいきます。装置ありきではなく、患者さんと一緒にゴールから逆算して最善の方法を考えていくという姿勢を大切にしています。
矯正を始める年齢について、目安はあるのでしょうか?

本格的な矯正治療は永久歯が生えそろってから行うケースが多いですが、歯並びの土台を整えるために、小児期からの早期矯正が有用な場合もあります。当院では反対咬合や交叉咬合、歯列の乱れなど、早期の対応が望ましいケースにもしっかりと対応しています。将来的に仕上げの矯正が必要になる場合が多いですが、丁寧にご説明した上で、その方にとって適切な時期をご提案しています。
安心して頼り続けられるクリニックをめざして
開業されたばかりですが、現在の診療体制について教えていただけますか?

現在、当院の歯科医師は私一人で、最初のご相談から処置の完了まで一貫して担当させていただいています。今後患者さんが増えてきた際には人員を増やすことも考えていますが、今はお一人お一人にじっくり向き合える環境ですね。すぐ近くに法人グループのクリニックがあるので、クリーニングなどで対応が必要な場合には、歯科衛生士に応援に来てもらえるよう体制を整えています。
院長に就任されて生活の変化はございましたか?
以前はシフト制で勤務していましたが、勤務医だった頃よりも、クリニック全体の運営や、患者さんお一人お一人への責任感をより強く意識するようになりました。また、生活のリズムにも変化がありましたね。小学生の息子がおりまして、朝のうちに夕飯の支度を済ませてから出勤するのが日課になっています。子どもに向き合える時間は限られていますが、その分、日々の一つ一つを大切に過ごせているように感じています。
今後、どのようなクリニックにしていきたいですか?
矯正の世界は進化のスピードがとても速く、新しい技術や手法が次々に出てきます。これまで積み重ねてきた経験はもちろん大切な土台ですが、そこに安住することなく、新しいものもしっかり学んで取り入れていく必要があると感じています。ただ、どれだけ技術が進んでも、最後に大切なのはやはり人と人とのつながりだと思うんです。矯正は2年3年と長いお付き合いになりますし、お子さんの場合は7年8年、さらにはそれ以上になることもあります。どれだけデジタル技術や医療機器が進歩しても、私たちがめざすのは患者さんのQOL(生活の質)の向上です。そのためには、お一人お一人との信頼関係が何よりも大切だと考えています。治療を終えた患者さんが、ご自身の満足だけでなく、大切なご家族やご友人にもお勧めしたくなるような、信頼関係を築いていきたいですね。
最後に、矯正を迷っている方へメッセージをお願いします。

もし迷っていらっしゃるなら、まず一度足を運んでみていただけたらと思います。迷われているということは、それだけ真剣に考えてくださっている証拠ですから。矯正は患者さんの状況と先生の考えによってさまざまなアプローチがありますので、一人で迷い続けるよりも、私たちのような専門家の意見を聞いてみてほしいんです。いろいろな先生がいて、いろいろなやり方がありますから、ご自身に合ったクリニックで始めていただくのが一番だと思っています。ホームページの情報だけではわからないことも、直接お話しすることでご自身の中で判断する材料がそろってくるはずです。納得した上で矯正を始めていただきたいので、気軽に相談してみてください。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/88万円~、裏側ワイヤー矯正/132万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~、小児矯正/55万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

