安良岡 高志 院長の独自取材記事
しぶや駅前あんしんクリニック
(渋谷区/渋谷駅)
最終更新日:2026/03/04
各路線の渋谷駅から徒歩3分、オフィスビルの4階に「しぶや駅前あんしんクリニック」はある。2026年2月に開院した同院は、内科・消化器内科として胃と大腸の内視鏡検査に力を入れている。白を基調とした明るい院内には、検査室のほか下剤服用のための個室やリカバリースペースを備え、平日は夜9時まで、土日祝日も診療と、働く世代が受診しやすい環境づくりにこだわったという。院長の安良岡高志先生は大学病院や総合病院で研鑽を積んだ消化器内視鏡の専門家。穏やかで落ち着いた雰囲気だが「患者さんの症状や不安に対して責任を持って解決策を提示したい」と語る言葉が頼もしい。長年おなかの不調に悩む人にも寄り添いたいと話す安良岡院長に、診療への思いを聞いた。
(取材日2026年2月12日)
患者の不安に向き合い、責任持って解決策を提示
渋谷駅前に開院されましたが、クリニックの特徴をお聞かせください。

当院は渋谷駅からすぐ近くのオフィスビル4階にあり、内科、消化器内科として胃と大腸の内視鏡検査に力を入れています。院内は内視鏡検査を受ける方と一般診療の方とでスペースを分けた設計になっています。一般診察室、内視鏡検査室のほかに、大腸内視鏡検査の前処置として下剤を服用するための個室や検査後のリカバリースペース、カフェスペースなども設けており、検査を受けやすい環境づくりにこだわりました。また、系列の渋谷駅前耳鼻咽喉科とも連携しており、患者さんの症状や相談内容によっては互いに紹介もスムーズです。私自身は消化器内科が専門ですが、一般内科の診療にも対応していますので、発熱や風邪といった症状でも気軽にご相談いただけます。
これからどのような患者さんを診ていきたいと考えていますか。
これまで私は大学病院や総合病院で、胃がんや大腸がんを心配されるような40代、50代以上の患者さんを中心に診てきました。その後、池袋のクリニックでは30代、40代前後の若い方を中心に診療してきたのですが、そこでは「10代の頃からずっとおなかが痛い」「数年前から食事をするとすぐ気持ち悪くなる」といった慢性的な悩みを抱えている方が非常にたくさんいることを実感しました。中には複数の病院を回っても解決せず、検査をしても異常がない、薬をもらっても良くならない、という方もいらっしゃいます。渋谷でも池袋と同じようにこの近隣で働く30代、40代の方がメインの患者層になるのではないかと考えています。慢性的なおなかの悩みに寄り添った診療を心がけていきたいですね。
診療において大切にされていることを教えてください。

医療機関に来られる患者さんは、何らかの症状や不安を抱えていらっしゃいます。まずはきちんと診察して病状を見極めることです。クリニックという性質上、すべてをこの場所で解決できるわけではありませんから、場合によっては、より専門的な検査や治療ができる大きな病院へご紹介します。例えば、慢性的な胃腸の機能障害の方に対しては、少なくとも症状や不安を軽減できるように、そして何かしらの解決策を提示することを大切にしています。はっきりしないからと言ってそこで突き放すのではなく、わからないならちゃんと次の高次医療機関へとつなげる、それは医療者として当然のことだと思っていますし、私が大事にしている姿勢です。紹介先は、患者さんのお住まいの近くや希望を伺って決めています。
働く世代に寄り添い、受けやすい内視鏡検査を追求
胃と大腸の内視鏡検査について教えてください。

胃や大腸の内視鏡検査は、まだまだ抵抗のある検査だと思いますので、まずはそのハードルを下げることを意識しています。そのため、当院ではつらさに配慮した検査をめざしています。鎮静剤を使用した検査を実施しています。また、胃と大腸の内視鏡検査を1日で行うことも可能です。どちらの検査も食事制限が必要ですので、それが1度で済むというのは大きなメリットではないでしょうか。ただし、ご高齢の方など体への負担が心配される場合は、別日での検査をお勧めすることもあります。患者さんの年齢や状態に応じて柔軟に対応していますので、ご不安な点があれば遠慮なくご相談ください。
診療時間や診療日について、工夫されていることはありますか。
この地域はオフィスビルが多く、働いている方が患者さんの中心になるだろうと想定しています。平日は夜9時まで診療を行っており、お仕事帰りにも立ち寄りやすい体制を整えました。また、土日祝日も診療していますので、平日に検査の時間を取りにくいお忙しい方にもご利用いただきやすいかと思います。特に大腸カメラは前処置として下剤を飲んでいただき、腸の中をきれいにするために数時間必要ですから、平日だと半日か1日、お休みを取らなければなりません。土日に検査を受けられれば、そうした負担も軽減できるのではないでしょうか。さらに、健診の設備も整えていますので、胃カメラや大腸カメラと組み合わせた健康診断も可能です。
女性医師も在籍しているそうですね。

はい。当院には私のほかに長尾先生と島田先生、2人の医師がおり、長尾先生は女性医師ですので、大腸カメラに抵抗がある女性の患者さんにも安心して検査を受けていただけると思います。お二人ともとても雰囲気がやわらかく、相談しやすい先生ですので、何でも気兼ねなくお話しください。また、私は院長として、スタッフが1日でも長く働きたいと思えるような職場環境をつくることも大切にしています。当院ではスタッフの意見を聞きながらクリニック運営をしていきたいと考えています。働く人が生き生きしていれば、その雰囲気は患者さんにも伝わって、気持ちの良いクリニックだと感じていただけると考えています。
自分を振り返りながら、より良い診療をめざして
先生が消化器内科に進まれた理由をお聞かせください。

初期研修の2年間でさまざまな診療科を経験する中で、消化器内科の「明快さ」に惹かれました。患者さんが困っている症状があれば、それに対応した検査を行います。胃カメラや大腸カメラ、CTといった検査はビジュアルとして目に飛び込んでくるので、医療として明確だと感じたんです。さらに、吐血している患者さんに胃カメラで目視しながら止血処置を図ったり、胆管に詰まった石の除去に対応したり、緊急的な処置があることも医師としてのやりがいを感じて、この道に進みました。一方、最近は検査しても異常が見つからない胃腸の機能障害で悩む方も多いので、奥が深い分野だと感じています。
医師として大切にしているポリシーをお聞かせください。
医師としての20年弱を振り返った時、良くなった患者さんに感謝されるのはもちろんうれしいのですが、正直に言うと、うまくいかなかった経験が今の自分をつくり上げたように感じています。研修医の時、整形外科で手術前の患者さんを診察しました。心臓の音が少し気になったのですが、全身の検査結果には何も異常がありませんでした。手術を終えて退院されましたが、その後今度は心臓の病気で入院されたんです。あの時、気になったことを念のために循環器の医師に相談していれば、早く治療に取り組めたかもしれないという思いは忘れられません。日々の診療を振り返りながら、次に生かしていく、それが私のポリシーです。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

長年にわたって慢性的なおなかの不調に悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。いくつもの病院を回っても解決しないまま苦しんでいる方をたくさん見てきました。簡単に解決できない問題であっても、次へつなげるお手伝いを必ずいたします。また、ちょっとした胃腸の不安で検査を受けたいという方もどうぞお越しください。内視鏡検査への抵抗感を少しでも和らげられるよう、院内環境や検査体制を整えていますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。もちろん、一般的な風邪やちょっとした体調不良でも構いません。渋谷駅から近く、夜9時まで、土日祝日も診療し、働く皆さんにとって通いやすいクリニックでありたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは胃内視鏡検査/1万9800円、大腸内視鏡検査/3万3000円、胃・大腸内視鏡検査(同時実施)/4万9500円、鎮痛剤(オプション)/5500円

