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元田 親章 院長の独自取材記事

あけぼの循環器・内科クリニック

(広島市東区/広島駅)

最終更新日:2026/02/19

元田親章院長 あけぼの循環器・内科クリニック main

広島駅前から程近い県道70号沿いに位置する「あけぼの循環器・内科クリニック」。循環器内科を専門としながら、一般内科や生活習慣病の診療にも幅広く対応している。将来的には訪問診療も視野に入れ、通院が困難になった患者を最後まで診続けられる体制づくりを構想中だ。院長を務める元田親章(ちかあき)先生は、広島大学や東京の大学、在宅医療専門のクリニックなどで多彩な経験を積んできた。急性期医療の前線から、患者の生活に寄り添う在宅医療までを見つめてきたからこそ見えてきたクリニックの役割とは何か。これまでの歩みや診療への思い、そして今後の展望について話を聞いた。

(取材日2026年1月22日)

臨床の場でも研究の場でも経験を積んだ循環器内科医

先生が医師をめざしたきっかけについて教えてください。

元田親章院長 あけぼの循環器・内科クリニック1

学問的な興味が先にありました。体の仕組みや成り立ちを知ることが好きで、遺伝子のような難しい話まではわからなくても「なぜこうなっているのか」を考えるのが面白かったんです。受験勉強をしている中で、一緒に勉強していた友人が医学部をめざすと聞いたことがきっかけで、自分も医学部を受けてみようと思いました。循環器を選んだのは研修医時代です。心臓外科の手術に立ち会い、実際に動いている心臓を触らせてもらった時、理屈ではなく感覚的に「すごい」と感じました。生きている臓器を目の前にして、ここまで人の命を直接支えている臓器はないと思ったんです。その体験が強く印象に残り、心臓に関わる仕事を続けたいと考えるようになりました。

地元広島だけではなく、東京の大学やクリニックでのご経験もあるそうですね。

広島大学卒業後はJA広島総合病院や土谷総合病院で循環器内科医として経験を積みました。特に土谷総合病院では症例数も多く、レジデント同士で夜遅くまで検査や対応に追われる日々でしたが、当時は大変というよりも楽しかったという記憶のほうが強いですね。その後大学に戻り、不整脈を中心に診療を行っていましたが、基礎研究などへの関心が強くなり、2012年から慶應義塾大学で研究員として勤務することになりました。慶應義塾大学では臨床から少し距離を置く形になり、同時に非常勤で在宅診療メインのクリニックでも働き始めました。それまで急性期病院しか知らなかった私にとって、完治が見込めない患者さんを最後まで診る在宅医療の現場は非常に新鮮で、医療の別の役割を実感する大きな経験になりました。

臨床だけでなく研究にもこれまで携わってこられたかと思いますが、その中で得たものはありますか?

元田親章院長 あけぼの循環器・内科クリニック2

基礎研究に携わったことで、普段の診療で使っている薬や治療法が、どれほど多くの研究の積み重ねによって成り立っているのかを実感しました。薬を使うことで体の中で何が起こり、その結果として症状がどのように変化することが期待できるのか、感覚だけでなく理論的に考えられるようになったと思います。新しい薬が出たときにも、「この薬はどういう仕組みなのか」「どんな患者さんに向いているのか」を自然と考えるようになりました。基礎研究を経験したことで、治療の選択に自分なりの根拠を持てるようになったことは、今の診療に大きく生かされています。臨床と研究、その両方を経験できたことが、医師としての視野を広げてくれたと感じています。

地元広島の地に密着し、住民を支える

この地で開業しようと思ったきっかけを教えてください。

元田親章院長 あけぼの循環器・内科クリニック3

開業を考え始めたのは、2024年の春頃です。東京での勤務も続けられる状況ではありましたが、どこで開業するかを考えたときに、最終的に広島を選びました。理由の一つは、広島大学時代からの人脈があり、相談しやすい環境が整っていることです。循環器の診療では、手術や高度な検査が必要になる場面も多く、そうした時にすぐに連携できる病院や先生方が身近にいるのは大きな安心材料でした。また、バス移動が中心になる点が、以前勤めていた在宅クリニックのあった西船橋の地域性とよく似ていると感じました。通院が難しくなった方をどう支えていくかまで見据えた診療を行うには、こうした地域でクリニックを構える意味があると考え、この場所での開業を決めました。

こちらのクリニックの診療内容や患者層について教えてください。

診療科目は循環器内科を中心に、一般内科や生活習慣病の診療にも幅広く対応しています。循環器というと専門性が高く、年配の方が多い印象を持たれがちですが、実際には風邪や体調不良など、身近な症状で受診される方も少なくありません。そのため年齢層は特に限定せず、若い方から高齢の方まで幅広く診ています。循環器内科としては、心不全や不整脈、高血圧などを中心に診療し、より専門的な治療や検査が必要な場合は、大学病院などと連携して対応します。設備や医療機器についても、これまで使い慣れてきた物を導入し、診療しやすい体制を整えました。まずは「地域のかかりつけ医」として気軽に相談してもらえる存在でありたいと考えています。

生活習慣病と循環器疾患は大きな関わりがあるのでしょうか?

元田親章院長 あけぼの循環器・内科クリニック4

生活習慣病と循環器疾患は非常に密接な関係があります。例えば、高血圧が続くことで心不全につながったり、糖尿病が原因で心筋梗塞を起こしたりするケースは決して珍しくありません。循環器の病気は突然起こるイメージを持たれがちですが、その背景には長年の生活習慣が関わっていることが多いのです。クリニックでは、すでに重い心臓病を抱えている方を診るだけでなく、そうなる前の段階で介入することを大切にしています。若い世代や働き盛りの方には、将来大きな病気にならないための予防を重視し、高齢の方にはその人の生活背景や体力に合わせた無理のない治療を心がけています。日常の診療から予防まで一貫して関わっていきたいですね。

訪問診療も視野に、外来と在宅をつなぐ医療をめざす

ゆくゆくは診療訪問も行っていきたいと伺いました。

元田親章院長 あけぼの循環器・内科クリニック5

現時点では外来診療が中心ですが、将来的には診療訪問にも力を入れていきたいと考えています。循環器の患者さんは、高齢になるにつれて通院が難しくなるケースが多く、状態が悪化してから救急搬送されることも少なくありません。そうなる前に、日常の変化を自宅で把握できる体制を整えることが重要だと感じています。いきなり大規模に始めるというよりは、外来で診てきた患者さんが通院困難になった際に、そのまま在宅で診療を継続できるかたちを理想としています。顔なじみの医師が自宅に訪問することで、患者さんやご家族の不安も軽減できると思っています。外来と在宅を切れ目なくつなぐ医療を、少しずつ実現していきたいです。

在宅医療の重要性は、以前勤められていたクリニックで実感されたのでしょうか?

非常に強く実感しました。在宅医療の現場を経験したことで、医療の役割は「治療すること」だけではないと強く感じるようになりました。特に循環器の患者さんは、高齢になると急激に状態が変化し、病院でできる治療が限られてくる場面も少なくありません。そうしたときに、これまで診てきた医師が自宅まで診に行けるという体制は、患者さんにとってもご家族にとっても安心につながると思っています。病院では治療が難しくなった方を、そのまま見放すのではなく、場所を変えて診続ける。その選択肢を用意しておくことが、これからの地域医療には必要だと感じています。

改めて、今後の展望についてお聞かせください。

元田親章院長 あけぼの循環器・内科クリニック6

まずは、この地域で信頼されるインフラのようなクリニックになることが一番の目標です。循環器内科として専門的な診療を提供しながらも、「何かあったらまず相談してもらえる存在」でありたいと考えています。今後は、病気になる前の人を診ることや、最終的に通院が困難になった方を診ることに力を注ぎたいです。

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