高山 将旭 院長の独自取材記事
たかやま内科・消化器内視鏡クリニック
(瀬戸市/三郷駅)
最終更新日:2026/02/13
愛知環状鉄道線・瀬戸口駅から車で約7分の場所に、「たかやま内科・消化器内視鏡クリニック」がある。2026年2月開院の同クリニックの院長は、瀬戸市で生まれ育った高山将旭(まさあき)先生。大学病院などで消化器疾患および内視鏡検査の研鑽を積み、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本消化器病学会消化器病専門医の資格を取得した。同クリニックが掲げる理念は「早く気づき、早く守る」。高山院長は「病気を早く見つけることが、患者さんやご家族の人生を守ることにつながります。体の違和感があったら、遠慮せずに相談してほしいですね」と語る。その思いの原点となる経験や、開院の経緯、専門分野である内視鏡検査について詳しく聞いた。
(取材日2026年2月2日)
早期の発見と治療をめざし内視鏡検査に臨むクリニック
医師を志した理由と、開院された経緯を教えてください。

医師を志したのは、高校生の時に家族を突然亡くしたことが大きなきっかけです。あまりに急なことだったので、「もう少し一緒に過ごして、親孝行ができる時間が欲しかった」という思いが残りました。医学部を卒業して大学病院や基幹病院で経験を重ねる中で、病気の早期発見が、その後の患者さんやご家族の人生を大きく左右することを痛感してきました。だからこそ、「自分が育った地域で、安心して相談できる医療を届けたい」という気持ちが強くなり、瀬戸市での開業を決意しました。
内視鏡を専門に選ぶことになったきっかけを教えてください。
研修医の頃、内視鏡検査を経験する機会を多くいただいたことが、消化器内科を専門に選んだきっかけでした。内視鏡で病変を見つけることにやりがいを感じましたし、それが患者さんの不安を取り除くことや次の治療に進むことにつながっていく手応えもありました。胃や大腸はもちろん、十二指腸や肝臓・膵臓・胆嚢などを扱う特殊な内視鏡も幅広く経験する中で強く感じたのは、内視鏡検査は「病変を見つけて終わり」ではないということです。早期の段階であれば、その場で治療につなげられる可能性もあります。早期発見・早期治療に直結できるところに、内視鏡検査の大きな魅力を感じています。
診療において、先生が最も大切にされている理念は何でしょうか。

理念は「早く気づき、早く守る」という言葉に集約されます。特に、内視鏡という自分の専門性を生かして病気の早期発見・早期治療につなげ、この地域に少しでも貢献できたらと思っています。これまで大きな病院に勤務し、数多くの患者さんの診療に携わってきましたが、病気が進行した状態で見つかるケースも決して少なくありませんでした。だからこそ、地域の最初の窓口であるクリニックで、早く異常に気づけるよう体制を整えていきたいと考えています。一方で、「内視鏡検査が怖い」と感じる方も多いと思います。ですから、少しでも内視鏡検査への不安を和らげて、検査のハードルを下げることもめざします。
検査機器を取りそろえ、さまざまな疾患に対応
内視鏡検査について教えてください。

胃と大腸の内視鏡検査を行います。胃内視鏡検査は通常、細いスコープを鼻から入れて行いますが、鼻腔が細いなどの理由で難しい方は口から対応する予定です。当院の検査機器はAIの支援システムを搭載しており、小さなポリープも見落とさないことをめざします。ただし、すべてのポリープを取れば良いというわけではありません。切除が不必要なものもありますので、消化器病専門医・消化器内視鏡専門医としてきちんと見極め、患者さんの負担やリスクを第一に考えた診療を大切にします。また、がんが見つかった場合など、当院での対応が難しいと判断した際には、速やかに連携病院へつなぎます。
内視鏡検査の不安を減らすための工夫はありますか?
大腸内視鏡検査の前処置は、個室で行えるようにしています。テレビと専用トイレを備えた個室を2部屋用意しました。検査前の不安や緊張、他人の目が気になるといったストレスを少しでも減らし、「ここなら検査を受けてもいいかな」と思っていただけるような環境を整えました。また、痛みに不安がある方は、うとうとと眠っているような状態で検査を受けていただくために、希望に応じて鎮静剤などを使用できるようにしました。私はこれまで多くの内視鏡検査に携わり、研鑽を積んできました。そのため、痛みが出やすい場面などを熟知していますので、技術面からも患者さんの痛みや不安軽減に努めていきます。
CTや超音波検査なども導入されているそうですね。

はい。患者さんにとっては、1つのクリニックで検査が完結できるほうが、通院の負担が軽くなります。あちこちの医療機関を回る負担を減らし、スピード感を持って診断をつけることを重視しています。消化器というと胃や大腸のイメージが強いかもしれませんが、肝臓や膵臓、胆嚢も専門分野です。これらの検査にはCTや超音波検査が欠かせません。CTでは少ない被ばく量ながら鮮明な画像が得られるもの、エコーは肝臓の脂肪量を数値化できるものを導入しました。こうした検査で早期発見をめざし、必要に応じてフォローしていきたいと考えています。
どんな悩みでも気軽に相談できるクリニックをめざす
風邪や生活習慣病、花粉症などの相談も可能でしょうか。

もちろんです。消化器の専門である前に、地域の皆さんのかかりつけ医のような存在でありたいと思っています。風邪や発熱、高血圧症や糖尿病といった生活習慣病、さらには花粉症などのアレルギー相談まで、どんな症状でも気軽に来院してください。安心して受診いただけるよう、発熱の方は専用の外来を設け、入り口から動線を分けました。地域の医師会とも連携を密にし、必要に応じて信頼できる専門機関へご紹介したいと考えています。そのため、「どこに行けばいいかわからない」というときも、遠慮なく相談してほしいですね。
通いやすいクリニックをめざし、工夫していることを教えてください。
大きく分けて2つあります。1つ目は環境面です。当院は内視鏡検査を受ける患者さんが多いことが予想されますので、緊張や不安を抱えて来院される方も少なくないと考えました。そうしたネガティブな気持ちが少しでも和らぐように、優しくて温かい空間になるよう設計をお願いしました。待合室を吹き抜けの開放的な造りにしたのは、少しでもリラックスして過ごしていただきたいからです。2つ目は、できるだけ患者さんを待たせないオペレーションです。待ち時間を減らすために、原則予約制を取り入れました。初診でもウェブや電話で予約を受けつける予定ですので、ご活用ください。また会計は、キャッシュレス決済としてカード払いに対応します。
最後に、地域の皆さまにメッセージをお願いします。

私は、病気の早期発見・早期治療をめざして医師になりました。だからこそ、「この程度の症状で受診してもいいのかな」と迷ってほしくありません。些細な症状や違和感でも、気軽に相談してほしいと心から思っています。胃の痛みや胸焼け、おなかの違和感、便秘や下痢、あるいは「ご家族にがんの方がいるから自分も不安」というような相談だけでも構いません。大きな症状が出てからでは、治療が長引くこともあります。「早く相談して良かった」と思える未来のために、スタッフ一同精一杯対応しますので、どうぞお気軽にご来院ください。

