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向井 隆文 院長の独自取材記事

【2026年6月開院予定】メディカルパーク辻堂

(藤沢市/辻堂駅)

最終更新日:2026/02/27

向井隆文院長 【2026年6月開院予定】メディカルパーク辻堂 main

【2026年6月開院予定】※開院前の情報につき、掲載情報が変更になる場合があります。
女性のための医療拠点として藤沢市辻堂に新たに誕生する「メディカルパーク辻堂」。向井隆文院長は、大学病院で培った高度な専門性と、患者の心に寄り添う真摯な姿勢を兼ね備えた気鋭の医師だ。日本産科婦人科学会産婦人科専門医として、また女性医学の専門家として、生涯にわたる女性の健康課題に向き合ってきた。本院である「メディカルパーク湘南」で生殖医療の研鑽も積み、開院後はこれまでの経験を統合。不妊治療を軸としながらも全世代の女性を支える、トータルヘルスケアの拠点をめざすという。開院準備中の向井先生に、新たなクリニックにかける思いなどを聞いてみた。

(取材日2026年1月28日)

生殖医療を軸に、女性のためのトータルヘルスケアを

これまでのご経歴と、法人との関わりを教えてください。

東邦大学の産婦人科に在勤し、日本産科婦人科学会産婦人科専門医を取得。その後、女性医学についても深く学びました。大学病院では更年期診療や思春期、老年期の医療、さらには悪性腫瘍の治療まで幅広く担当。キャリアの節目を迎え、新たに生殖医療という専門ジャンルを深めたいと考える中で希望条件に最も合致したのがこの法人でした。実は同じ産婦人科の医師である父がこちらの理事長と以前から縁があったこともありましたが、一番の決め手はやはり、生殖医療で豊富な実績を持つこの環境で、自分自身をさらに高められると感じたこと。現在は本院である湘南台の「メディカルパーク湘南」で、婦人科外来を中心に診療にあたりながら、知識と技術の向上に努めています。

大学病院ではどのような診療を手がけられましたか?

女性のライフステージに合わせた多角的な治療を行っていました。具体的には、更年期特有の症状や、思春期・老年期のホルモンバランスに伴う不調への対応です。また、がんなどの悪性腫瘍の分野にも深く関わっていました。特に印象に残っているのは、更年期の症状で来られていた患者さんたちですね。眠れない、憂鬱だといった深刻な悩みを持ち、ふさぎ込んでいる方もいらっしゃって、体の不調がQOL(生活の質)に大きく影響することを目の当たりにしました。患者さんの症状に合わせてホルモン療法など行っていましたが、少しでも早く症状を軽くして、快適に笑顔で生活してほしいと思いながら治療に取り組んでいましたね。

新しいクリニックではどのような医療を提供したいとお考えですか?

生殖医療を軸に、思春期から老年期まで幅広い年齢層の女性をサポートできるクリニックをめざします。不妊治療と初期の妊婦健診に加え、経験から得た女性医学の知見を生かし、世代を通じた「女性のためのトータルヘルスケア」を実践したいと考えています。例えば、更年期障害や骨粗しょう症の管理、月経困難症の相談など、地域の女性たちが「まずはここに相談しよう」と思える窓口でありたいですね。高度な生殖医療を提供する一方で、一般的な婦人科診療においても質の高い医療を提供し、すべての女性が健康に過ごすための伴走者となれるよう準備を進めています。分娩や手術を行える体制ではありませんが、必要に応じて本院へのスムーズな移行が可能です。

常に気持ちに寄り添い、オーダーメイドの治療を提供

生殖医療を一つの軸とされるのですね。

当院では不妊の原因を探る検査からタイミング法・人工授精などの一般不妊治療に対応するほか、本院との連携を軸とした高度不妊治療まで広く対応する予定です。例えば、体外受精で採卵前に必要な注射などの準備はアクセスの良い当院で行い、採卵自体は本院で受けるといった体制も可能でしょう。大切なのは、単に妊娠をめざすだけでなく、母体の健康状態や将来的な健康リスクまでも見据えた治療プランの構築です。特に、治療に伴うストレスによる精神症状に対しては、これまで取り組んできた女性医学の視点を融合させることも重要だと考えます。心身両面のケアを通して、幸せな妊娠・出産、そして育児をサポートしていきたいと思っています。

診療において大切にされていることは何ですか?

常に患者さんの気持ちに寄り添い、一緒に治療計画を考えていくことです。患者さんが抱えている症状や困り事は、一人ひとり異なります。まずはその訴えを丁寧に聞き取り、解決に向けた選択肢をいくつか提示。それぞれの治療法にはメリットだけでなく、副作用などのデメリットも必ず存在しますので、それらをクリアに説明した上で、「私の考えはこうですが、ご自身はどう思われますか?」と問いかけ、納得感を持って道を選んでいただけるよう心がけています。医師が一方的に方針を決めるのではなく、情報の提供を通じて患者さん自身が治療の主導権を持てるようサポートすることが、信頼関係を築く第一歩だと信じています。患者さんの希望やライフスタイルに合わせた、血の通った医療をここでも提供していきたいですね。

がんの予防や早期発見については、どのような取り組みをされますか?

大学病院では、子宮頸がんの前段階である「前がん病変」の手術を数多く行ってきました。子宮頸がんは、前がん病変の段階で発見できれば未然に防ぐことが期待できる病気です。新しいクリニックでも、子宮頸がん検診で異常が見つかった際のコルポスコピーなどの検査を行える体制を整えたいと考えています。子宮頸がんは、出産や育児という人生の重要な時期に重なることが多く、未然に防ぐことは女性の人生を守ることに直結します。精密検査が必要になったからといって、すぐに大きな病院へ行くのはハードルが高いと感じる方もいるでしょう。そんなときに、クリニックという身近な場所で専門的な診断を受けられることは、大きな安心感につながるはずです。地域の皆さんが安心して検診を受け、万が一の際も迅速に対応できる体制を構築していきます。

全世代の女性を支える、「ライフパートナー」として

若年層に多い悩みや、注意すべき病気について教えてください。

最近では「生理痛は我慢するものではない」という認識が広まり、若い世代の受診も増えています。月経困難症の背景に子宮内膜症などの疾患が隠れていることもあるため、早期受診は重要です。また、現代において懸念しているのは性感染症、特に梅毒の急増です。これは決して他人事ではなく、若い世代を中心に深刻な問題となっています。当院では思春期の無月経の相談から、性感染症の検査・治療まで、プライバシーに配慮しながら対応します。「こんなことで受診してもいいのかな」と迷う必要はありません。将来、妊娠や出産を希望した時に健康な体でいられるよう、今のうちから自分の体に関心を持ってほしいですね。どんな些細な悩みでも、若いうちから気軽に婦人科を利用してもらえるよう、気軽に足を運べる診療環境を整えてお待ちしています。

更年期障害の治療にはどのような選択肢がありますか?

更年期障害の治療は、以前に比べて格段に選択肢が広がっています。代表的なホルモン補充療法(HRT)では、飲み薬だけでなく、皮膚に貼るパッチや、塗るタイプのジェル剤も登場しています。「飲み薬は忘れがちだけど、塗り薬なら続けられる」など、患者さんの好みに合わせて選ぶことが可能です。一方で、血栓症のリスクや乳がんとの関連など、副作用を心配される方も少なくありません。そのため当院では、定期的な血液検査やがん検診をセットでお勧めし、安全性を重視しながら治療を進める予定です。更年期の不調を放置すると、骨密度の低下や精神症状の悪化につながることも判明しています。メリットとデメリットを正しく理解していただき、上手に医学の力を借りることで、つらい時期を笑顔で乗り越えていただけるよう、きめ細かな調整を行っていきます。

読者へのメッセージをお願いします。

患者さんの「こうしたい」というニーズに寄り添い、ともに歩んでいくクリニックでありたいと願っています。不妊治療という大きな目標に向かう方はもちろん、日々の体調の変化に戸惑っている方、将来の健康に不安を感じている方、すべての女性が対象です。生殖医療という高度な専門性と、女性医学というトータルな視点をかけ合わせることで、一人ひとりに合ったオーダーメイドの医療を提供します。これまで培ってきた技術や知識を惜しみなく注ぎ、地域の皆さんに愛され、信頼される場所をつくっていきます。相談しにくい悩みもあるかもしれませんが、どうぞ遠慮なくお話しください。

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