宮坂 翔宇 院長の独自取材記事
港区大門ハートライフクリニック
(港区/大門駅)
最終更新日:2026/03/13
浜松町・大門エリアで働く人のメンタルヘルスを支えることを目的に、2026年に開業した「港区大門ハートライフクリニック」精神科・心療内科を掲げる同院の宮坂翔宇(みやさか・しょう)院長は、順天堂大学卒業後、内科や精神科の診療経験に加え産業医学も学び、働く人の健康を多角的に捉える視点を培ってきた。さらにAGAやEDなどの自由診療にも携わるなど、さまざまな悩みに向き合ってきた。オフィスワーカーが行き交う浜松町・大門エリアの立地を生かし、働く人が気を張らずに足を運べる場をめざしたそうだ。精神科にありがちな重い雰囲気を感じさせないよう、木目調の家具やクリーム色の壁紙を採用。「肩の力を抜いて話していただける場所にしたいですね」と穏やかに語る宮坂院長に、クリニックのこだわりや診療への思いを聞いた。
(取材日2026年2月26日)
多彩な経験を強みに、働く人に寄り添う場所を
まずは、こちらで開業された経緯を教えてください。

精神科を中心に据えながら、これまで経験してきた総合診療やAGAなどの知見も生かし、働く方が抱えるさまざまな悩みをまとめて相談できるクリニックにしたいと考えていました。場所選びで重視したのは、オフィスワーカーが多く、日々の生活動線の中で立ち寄りやすいエリアであることです。浜松町駅から徒歩3分、大門駅から徒歩1分というこの立地は、まさにイメージどおりでした。都会的な雰囲気と下町らしさが共存する街の空気も気に入っていますし、周辺には企業も多いため、産業医学で学んだ視点を生かせる環境でもあると感じました。開業場所としてこの地域を選んだのは偶然でしたが、後になって母方の祖父が設立した会社がすぐ近くにあったことを知り、不思議なご縁を感じました。この場所で医療に携われることに特別な意味を感じています。
先生のこれまでの歩みについてお聞かせください。
2019年に順天堂大学医学部を卒業しましたが、直後に新型コロナウイルス感染症の流行に見舞われ、社会や医療現場が大きく変化する中で医師としてのキャリアをスタートすることになりました。臨床研修は国際医療福祉大学熱海病院で行い、急性期医療から地域医療まで幅広い医療を経験しました。三田病院や山王病院などでも診療に携わる機会があり、港区の都市型医療や都市部特有の多様な医療ニーズにふれる経験となりました。また成田病院では救急科と精神科を回り、コロナ禍で新規開院した病院の立ち上げにも携わりました。その後、産業医科大学で産業医学を専門的に学び、働く人の健康を職場環境や社会的背景から捉える視点を得ました。東京に戻ってからは総合診療クリニックで内科領域の幅広い疾患の診療経験を積み、その後は精神科診療に携わりながら自由診療の分野にも取り組んできました。
明るく落ち着いた院内が印象的ですが、内装のこだわりを教えてください。

精神科にはどこか暗い印象を持たれる方もいるかもしれません。そのイメージを変えたいと思い、壁はクリーム色にして明るい雰囲気にしました。待合室には1人ずつ囲いのあるプライベートシートを設け、周囲を気にせず過ごせるようにしています。充電もできるので、待ち時間もゆっくり過ごしていただけると思います。診察室はご家族の付き添いにも対応できるよう広めに設計しました。また、体調が優れない方や採血が苦手な方にも対応できるよう診察用ベッドを備えています。窓から外の景色が見えるのも気に入っているポイントです。ロゴデザインにもこだわりました。エレベーターを降りてすぐ目に入るロゴはオレンジ基調で温かい印象にし、受付側は黒と金の英語表記でスタイリッシュに仕上げています。保険診療と自由診療の両方に対応するクリニックの二面性を表現しました。
うつになる前に手を打ちたい。心と体の悩みを支える
こちらではどのような症状の方が多く来院されますか?

精神科全般を診ていますが、特に注力しているのは不眠症や適応障害といった「うつになる前」の段階での早期対応です。都市部では仕事のストレスや生活リズムの乱れなどが重なり、心身の不調が少しずつ積み重なっていく方も少なくありません。うつ病は発症してしまうと回復までに時間を要することも多いため、その前段階で適切にケアしていくことが大切だと考えています。若い世代では環境の変化をきっかけに不眠や適応障害で悩む方が多く、40〜50代では更年期や子育て、介護などの負担が重なって体調を崩される方も少なくありません。仕事に行けなくなり外出が減り、人と会わなくなり、楽しかったことも楽しめなくなる。そうした悪循環に陥る前に相談していただければと思います。
精神科と自由診療の関係について教えてください。
精神的な不調を抱えている方は、AGAによる薄毛やEDといった悩みを併発していることも少なくありません。こうした症状はストレスや生活習慣とも関係することが多く、精神科の診療とも決して無関係ではないと感じています。また、長時間働く方に多い胃腸の不調や慢性的な体調不良などについても相談を受けることがあります。仕事のストレスや生活習慣の影響で体調を崩される方も多く、体と心の問題が重なっているケースも少なくありません。総合診療の経験もありますので、花粉症などの身近な体調の悩みから、性感染症の相談、飲酒後の体調不良など、日常的な体の不調についてもご相談いただくことがあります。一見別の問題に見える症状でも、背景を見ていくとつながっていることは少なくありません。そうした悩みを一つの場所で相談できることに意味があると考えています。
診察で大切にされていることを教えてください。

あまり堅い雰囲気の診察ではなく、少し肩の力を抜いて話していただけるような診察を心がけています。診察では、その方がどんな人生を歩んできたのかを少しずつ聞きながら全体像を把握していくスタイルです。もちろん目の前の悩みへの対応が最優先ですが、心を開いていただけたタイミングで背景まで含めて理解していくことが大切だと思っています。また、休職や復職などに関わる診断書についても、その方の仕事環境や生活背景を丁寧に確認した上で作成することを大切にしています。診断書はその後の働き方や生活に影響する大切な書類でもあるため、できるだけその方の状況に即した内容になるよう心がけています。
気軽に相談できる場所であり続けるために
忙しい方でも通いやすいように工夫していることはありますか?

このエリアで働く方は昼休みや仕事帰りに来院されることが多いと考え、診療時間を11〜20時に設定しました。完全予約制ではありますが柔軟に対応しており、状況によっては夜の時間帯や土日の診療にも対応しています。オンライン診療にも対応しているため、転勤などで遠方に移られた方でも同じ主治医のもとで治療を続けることができます。
今後、力を入れていきたいことをお聞かせください。
精神科診療を中心に、働く方が安心して相談できるクリニックとして地域に根づいていくことを大切にしたいと考えています。その上で自由診療についても、患者さんのニーズに合わせながら少しずつ広げていきたいと思っています。花粉症が重症な方へ自費診療や性感染症のご相談や検査なども対応しておりますので、悩んでいる方はご相談いただきたいですね。また現在は訪問診療についても力を入れて取り組んでいきたいと考えており、今後は地域や企業との連携も視野に入れています。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

忙しい都市生活では、気づかないうちにストレスを抱えてしまう方も少なくありません。都市部では仕事のストレスや生活リズムの乱れなどが重なり、心身の不調が少しずつ積み重なっていく方も多いと感じています。心の不調だけでなく、睡眠・男性機能・花粉症など生活の質(QOL)に関わる悩みも含めて相談いただけます。私自身も10年以上DJを続けており、音楽やフェスにふれる時間は大切なリフレッシュになっています。眠れない、休日に休まらない、楽しいことが楽しめない、会社に行くのがつらいなどの症状があれば「気のせいかな」と流さず、早めに相談してほしいと思います。真面目な方ほど無理を重ねてしまうことが多いですが、環境や働き方を少し見直すだけでも本来の力を取り戻せる方も少なくありません。抱え込まず、まずはご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはAGA治療/5000円~、ED治療(1錠)/550円~、重症花粉症に対する注射治療/3万3000円~(保険適用の場合もあるため要相談)、性感染症の検査(クラミジア・淋菌など)/5000円~
※自由診療の内容や費用の詳細はお気軽にご相談ください。

