全国のドクター14,166人の想いを取材
クリニック・病院 160,259件の情報を掲載(2026年3月24日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 尼崎市
  4. 塚口駅
  5. ほり内科クリニック
  6. 堀 雄一 院長

堀 雄一 院長の独自取材記事

ほり内科クリニック

(尼崎市/塚口駅)

最終更新日:2026/03/12

堀雄一院長 ほり内科クリニック main

阪急神戸線塚口駅から徒歩9分の住宅街に、2026年3月「ほり内科クリニック」が開院する。院長の堀雄一先生は関西医科大学卒業後、日本消化器病学会消化器病専門医や日本肝臓学会肝臓専門医など複数の資格を取得し、内視鏡検査にも精通する実力派だ。曽祖父の代からこの地で医療に携わってきた歴史を受け継ぎ、「医は仁術」の志で開業を決意した。暖色系でまとめられた院内は、不安を抱えた患者を温かく迎え入れる雰囲気だ。「気軽に相談できるけど、医療の質は高いというのをめざしています」と穏やかに話す堀院長。専門性を前面に出すのではなく、患者のモヤモヤに寄り添い一緒に解決していく姿勢を大切にしたいという。診療方針や患者との向き合い方について話を聞いた。

(取材日2026年2月6日)

曽祖父から受け継いだ「医は仁術」の精神で開業

まずは、こちらで開業された経緯についてお聞かせください。

堀雄一院長 ほり内科クリニック1

曽祖父の代からこの地で医療に携わる家に生まれ、父からその歩みを聞いて育ちました。曽祖父の座右の銘である「医は仁術」「鬼手仏心」という言葉は、幼い頃から深く刻まれています。どれほどテクノロジーが進歩しても、医療の根本は人と人との信頼関係にあると考えます。医療は機械の修理と異なり、対話と関わりの上に成り立つものだからです。曽祖父の言葉は、時代が進むほど重みを増すように感じます。こうした思いを胸に医師としての道を歩む中で、大学院生時代に恩師から「最も情熱を注げるものに打ち込みなさい」と言われました。自らを問い直した時、迷いなく浮かんだのがプライマリケアでした。対話を通じて患者さんがより良い方向へ進む手助けをしたい。その思いこそ、私が最も情熱を注げるものだと気づいたのです。曽祖父が志を持ってこの地で医療を始めてから幾世代。その志を受け継ぎ、地域の皆さまのお役に立ちたいとの思いで開業を決意しました。

先生が内科を専門に選ばれた理由を教えてください。

学生時代は精神科志望だったんですよ。ただ、やはり体も診たいと思うようになりました。家族や知り合いにパッと相談されたとき、全般的にアドバイスできる医者になりたかったんです。それで内科を選び、日本内科学会総合内科専門医を取得しました。消化器病専門医や肝臓専門医も取得したのは、患者さんに「ここで全部解決できないのか」と思わせたくなかったから。「肝臓は見れますけど専門医資格は取っていません」では、患者さんにとって不安ですよね。必要な資格はすべて取得して、幅広い症状に対応できる体制を整えました。専門性を前面に出すというより、地域のかかりつけ医として何でも相談していただける存在でありたいと考えています。

クリニックの設備や内装へのこだわりを教えてください。

堀雄一院長 ほり内科クリニック2

開業医は門番のような役割だと思っています。ここで解決できることなのか、大きな病院に紹介すべきなのかを適切に判断する。そのために必要十分な検査機器をそろえました。胃内視鏡や大腸内視鏡、エコーに加え、AIを活用した胸部エックス線診断システムも導入しています。心臓の影に隠れた病変など、通常のエックス線では見つけにくいものも検出できるので、患者さんに還元できると確信しました。内装は暖色系でまとめています。病院らしい青や緑だと寒々しく感じますが、オレンジやブラウンなら、患者さんもほっとするかなと。院内処方も行っており、ご希望の方には一包化にも対応しています。薬局に行く手間を省きたいという声に応えたかったんです。

対話を通じて一人ひとりの「モヤモヤ」を解消

診療において大切にされていることは何でしょうか。

堀雄一院長 ほり内科クリニック3

対話によって、患者さんのモヤモヤを一つ一つ解消していくことを大切にしています。医療機関に来る方は何かしら相談事を抱えていますが、その背景は本当にさまざまです。「本当は来たくなかったけど、家族に言われて来た」という方もいれば、「半年前の健康診断結果をずっと持っていた」という方もいるでしょう。「痩せろと言われるのが嫌だな」と思いながら来院される方も少なくないと思います。そういう方々に画一的な説明をしても意味がないんですね。一人ひとりの生活リズムや事情に合わせて、「じゃあここから取りかかりましょうか」と一緒に考えていく。私がよく使う言葉でいえば「寄り添う」ということになります。

患者さんへの説明で工夫されている点はありますか?

紙を出してペンで書きながら説明するようにすることです。マニュアルのような冊子を渡すこともできますが、一緒に話が進んでいく感じがリアルタイムでわかるほうが整理しやすいと思うんです。大事なことだけ書いてお渡しすれば、ご家族と一緒に見たり、落ち着いて振り返ったりできますから。質問の仕方にも工夫があります。診察室に入ってくるなり話が脱線してしまう方もいらっしゃいますので、「今日一番お困りのことは何ですか」と最初に伺うようにしていきます。苦痛が多い方はなかなかご自身でまとめにくいものですから、こちらで整理して「つまりこういうお困りということでよろしいでしょうか」とお返しします。

患者さんとの関係性で意識されていることを教えてください。

堀雄一院長 ほり内科クリニック4

一番大事なのは対等性だと思っています。私たちはどうしても「先生、先生」と呼ばれてしまいますが、上から指示されても素直に受け入れにくいですよね。たまたま友達が医者で、専門知識を持っているから教えてもらう。そのほうがずっと受け取りやすいじゃないですか。そういう感覚で接していきたいと思っています。患者さんご自身が何に困っているのかよくわからない状態で来られることも実は多いんです。そういうときこそ、言語化したり視覚化したりして見やすくして差し上げて、一緒に伴走していく。押しつけるのではなく、同じ目線で考える。そんな関係性を築いていきたいですね。

「ちょっと話しておこう」と思える場所をめざして

医師として心がけている姿勢についてお聞かせください。

堀雄一院長 ほり内科クリニック5

30歳頃に担当した60歳の患者さんから、医師としての成長のきっかけをいただきました。その方はがんと向き合いながらも、最後まで穏やかでいらっしゃった。むしろ私のほうが動揺していて、「これではいけない」と痛感したんです。それ以来、自分のメンタルを整えることに取り組んできました。医師が静かでいれば、患者さんが怒っていようが動転していようが、情緒は伝染して向こうも落ち着いていかれる。こちらの心拍数が一定なら適切に判断ができます。患者さんにとって、痛みを訴えているときに医師がハラハラしていたら不安ですよね。安心していただける存在でありたいと思っています。

クリニックの体制と今後の展望を教えてください。

対象は小学校高学年から高齢者まで幅広く対応しています。お子さんを連れたお母さんの来院も大歓迎です。スタッフは看護師3人、事務9人で、内視鏡検査部門があるため少し多めの体制になっています。バリアフリー設計で、車いすの方もスムーズに移動していただけます。めざしているのは「ちょっと話しておこう」と気軽に思ってもらえる場所。何か気になることがあったとき、「こういうときはとりあえずあそこに行けば大丈夫」と思っていただけるような存在として、なるべく長く正しく機能していきたいですね。気軽に相談できるけれど、医療の質は高い。その両立を追求し続けます。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

堀雄一院長 ほり内科クリニック6

気になる症状や検査結果を、一緒に考えていきましょう。これが私からのメッセージです。健康診断の結果が気になっているけれど、なかなか病院に行けずにいる方も多いのではないでしょうか。「痩せなさいと言われるかも」「何か悪い病気だったらどうしよう」といった不安を抱えたまま、受診を先延ばしにしてしまう気持ちはよくわかります。でも、そのモヤモヤを一人で抱え込む必要はありません。当院では、患者さんお一人お一人の事情や生活に合わせて、どこから取りかかるかを一緒に考えていきます。曽祖父の代から続くこの地で、信頼関係を大切にした医療をお届けしたい。どうぞお気軽にご相談ください。

Access