松田 康暉 院長の独自取材記事
神戸松田歯科E+
(神戸市兵庫区/御崎公園駅)
最終更新日:2026/02/13
御崎公園駅3番出口すぐの場所にある「神戸松田歯科E+」は、2025年、松田歯科医院の分院として忙しい現代人のために開院した。院長を務めるのは、松田康暉先生。大阪歯科大学附属病院の歯内治療科や、本院の松田歯科医院での研鑽を経て、技術を培ってきた。「時間がないからと治療を諦めてしまう患者のニーズに応えたい」と語る松田院長は、短期集中治療の必要性を痛感し、同院を開業。受診の際のハードルの高さを感じさせないホテルライクな空間で、患者に寄り添う松田院長に、診療にかける思いや同院の特徴などを聞いた。
(取材日2025年12月23日)
「頻繁に通えない」を解決する超短期治療
開院の経緯を教えてください。

本院である松田歯科医院のコンセプトは、時間をかけた丁寧な診療で最高の治療をめざすことです。ですが、実際に多くの患者さんと接し、私自身も生活する中で、「頻繁に通うことが難しい、どうしても時間がかけられない」という方が多いことにも気づきました。例えば、「もうすぐ結婚式がある」「海外赴任が決まっている」といった期日がある方や、働き盛りの方々です。リタイアされた方に比べて、現役世代の方はどうしても通院の時間が確保しづらく、治療を諦めてしまうケースも少なくありません。そうした声を無視して、時間をかけることだけを正義として押し通すことが、本当に正しい医療なのか?と常々疑問を感じていたんです。そこで、忙しい現代人のニーズに応え、諦めずに治療を受けていただける場所を作りたいと考えたのが、今回の開院の経緯です。
これまでどのように研鑽を積まれたのでしょうか?
まず卒業大学である大阪歯科大学で半年間、そして父が院長を務める本院の松田歯科医院で半年間研鑽を積みました。本院では先輩の先生方に厳しくもんでいただきましたし、大学では歯内治療科に所属しました。大学病院には紹介で来られる患者さんが多く、年齢層も学生さんから80代の方までさまざまでした。症状としては、歯の根っこの先に膿がたまっていたり、他院で「抜歯しかない」と言われたりした難しいケースが多かったです。私は一般大学を出てから歯学部に入り直したため、スタートが遅れているという自覚がありました。そこで研修医時代からとにかく勉強会にたくさん参加して、必死に吸収してきました。それが今につながっていると思います。
「超短期治療専門」と掲げられていますが、具体的にどのような治療ですか?

一般的に歯科治療で期間がかかってしまう大きな理由は、例えばかぶせ物を作る際に「削る・型採りをする・外部の技工所に送る・完成品が戻ってくる」という工程があるためです。当院では、院内に専属の歯科技工士が常駐しているので、その日のうちに作製・対応が可能です。さらに、多くの歯科医師が在籍し情報を共有できる体制や、新たな設備を導入しやすい環境も整えています。歯科医師の技術、整った設備、院内技工の体制がそろうことで、短期集中治療が可能になっています。もちろん、すべての症例が必ず1日で仕上がるわけではありませんが、無駄な待ち時間をなくし、必要な治療工程を凝縮して行うものだとイメージしていただければと思います。
歯科恐怖症でも通い続けられるように
診療において、特に心がけていることはありますか?

歯科医師としての理想を押しつけすぎないようにしています。もちろん医学的な正解やゴールは伝えますが、それを一方的に押しつけて患者さんに納得していただけなかったとき、「じゃあ治療できません」と終わってしまうのが一番良くない形だと思います。ですので、診療では何よりも傾聴を重視していて、初診時を含めてカウンセリングの時間はしっかりと確保しています。お話しする際も、できるだけ話を遮らず、あえて砕けたわかりやすい言葉を使うなどして、しっかり聞くことを心がけています。その上で、双方が納得できるゴールを定め、「これなら何ヵ月」「何週間」と期間の目安も必ず最初に決めてから、初めて治療に入るようにしています。
歯科恐怖症の方に対しては、どのような対応をされていますか?
歯科恐怖症の方に対しては、静脈内鎮静法も用意しています。ただし、当たり前のことですが、歯科治療は人生で1回行って終わりではありません。数年後にまた治療が必要になったとき、毎回同じ恐怖を味わうのであれば、それは根本的な解決とは言えないと思います。ですから、どうしても難しい場合は鎮静法を使い無理強いはしませんが、通常の麻酔でできる部分は試していただき、「つらくなかった」という経験を積んでもらうことで、普通の歯科治療も受けられるように少しずつサポートしていきたいと考えています。
院内の設備や内装について、こだわったポイントを教えてください。

設備面ではデジタル歯科に力を入れています。口腔内スキャナー、歯科用CT、そして顔のデータを取り込むフェイススキャンをすべて重ね合わせることで、包括的なプランニングができ、手順を省略したり、患者さんの不快感を減らしたり、時間を短縮したりすることにつながります。内装はホテルライクな上質さを意識しつつ、無機質になりすぎないよう、照明には暖色系を取り入れて温かみを出しました。診療室2部屋とカウンセリングルーム1部屋は完全個室ですが、天井を高く設計することで閉塞感を感じさせないようにしています。中には長時間滞在される方もいらっしゃいますので、少しでもリラックスしていただけるよう空間づくりにはこだわりました。
口の健康は、人生の質を左右する
ところで、歯科医師になったきっかけを教えてください。

父も歯科医師ですが、私自身はまず一般大学に進学しました。当時はアメリカンフットボールをやっていて、それをしっかりとやりきりたいという気持ちが強かったんですね。大学進学の時点で「歯科医師になるのかどうか」という話もありましたが、少しワガママを言って一般大学へ進ませてもらいました。そこでやるべきことはやりきったのですが、将来を考えた時に、改めて父にお願いして歯科大学へ編入させてもらった形です。幼い頃にたまに歯科医院へ見に行っていましたが、院長としての父は患者さんとの距離が近い「昔ながらの歯医者さん」だなと感じていました。患者さんと仲良く喋りながら治療をして、信頼されている姿はすごいなと思っていましたね。
休日はどのようにお過ごしでしょうか?
昔からキャンプが好きで行っているのですが、最近は忙しくて泊まりでのキャンプには行けていないので、友人と日帰りキャンプをしたり、サウナに行ったりして、アウトドア感を味わってリフレッシュしています。普段はずっと院内にいるので、休みの日には外に出ています。
今後の展望を教えてください。

展望としては、地域に限らず広い視野で考えています。今の本院にも大阪など遠方から来られる方がいますが、「頻繁には通えないけれど、1日なら休みが取れる」というニーズは多いと思います。そうした方々に当院の存在を知ってもらい、幅広いニーズに応えていきたいです。
読者の方へのメッセージをお願いします。
健康なお口は、間違いなく人生の質を良くします。それをめざせるのに治療しないのは本当にもったいないことです。当院に来られる方は、過去に嫌な思いをした、意見を押しつけられた、時間がかかりすぎて通えなかった、怖かったというトラウマをお持ちの方が多いです。そんな方々が勇気を持って一歩踏み出して、当院に来てくだされば、私たちが全力でサポートします。良いお口の中と、良い人生を取り戻すためのお手伝いをさせていただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはジルコニアクラウン/14万3000円~、静脈内鎮静法/11万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

