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桧山 永得 院長の独自取材記事

ひやま脳神経外科頭痛めまいクリニック

(吹田市/千里山駅)

最終更新日:2026/02/13

桧山永得院長 ひやま脳神経外科頭痛めまいクリニック main

千里山駅から徒歩1分。駅前に新しく誕生したメディカルモールの2階に「ひやま脳神経外科頭痛めまいクリニック」はある。院長の桧山永得(ひやま・ながやす)先生は、大阪府済生会千里病院で脳神経外科を立ち上げ、脳卒中センター長として7年半にわたり数多くの患者を診てきた脳神経外科のエキスパートだ。2025年12月に開院した同院では、5分で頭部MRIが撮影できる体制を整え、頭痛やめまい、認知症など幅広い疾患に対応。光に敏感な片頭痛患者に配慮し、色調や照明を抑えた内装も印象的だ。「クリニックに関わる人を幸せにする」という基本理念を穏やかな口調で語る桧山院長に、オーダーメイドの頭痛診療や地域医療への思いを聞いた。

(取材日2026年1月14日)

脳卒中診療の経験を生かし、地域に根差した医療を

まずは開業までの経緯についてお聞かせください。

桧山永得院長 ひやま脳神経外科頭痛めまいクリニック1

2018年から大阪府済生会千里病院で脳神経外科を立ち上げ、脳神経外科部長と脳卒中センター長を7年半務めてまいりました。数多くの救急車を受け入れる病院で、脳卒中患者さんの治療にあたってきた経験があります。その間に外来でもたくさんの患者さんを診させていただいたのですが、そうした方々を引き続き診られる環境をつくりたいと考えるようになりました。自分のキャリアを振り返った時、もう少し患者さんの近くで、日々の健康をお守りする立場で医療に携わりたいという思いが強くなったのです。そしてご縁があり、この千里山に開業するに至りました。

先生が脳神経外科の道に進まれたきっかけを教えてください。

実は家族を心臓の病気で亡くしていて、その際「突然の出来事で家族の生活がこれほど大きく変わってしまうのか」と衝撃を受けたことが原点にあります。脳卒中も同様に、発症すれば一瞬にして患者さんやご家族の人生を変えてしまう病気です。だからこそ、早期発見・早期治療で救える命を救いたいという強い思いがありました。兵庫医科大学を卒業後は、尼崎で脳外科の部長を務めた後、大阪府済生会千里病院に赴任し、脳神経外科の立ち上げから関わってまいりました。もともと脳外科がなかった病院で一からセンターを構築した経験は、今のクリニック運営にも生きています。今後は疾患の早期発見の実現に加えて、後進の育成にも力を入れていきたいと考えています。脳の病気で苦しむ方を一人でも減らすことが、私の使命だと思っています。

クリニックの設備や検査体制について教えてください。

桧山永得院長 ひやま脳神経外科頭痛めまいクリニック2

当院のMRIは脳の検査を5分以内に撮影することが可能です。先進のAI技術を用いて「きれいな画像」と「短い検査時間」の両立を実現しております。従来のMRIは15~20分かかることも多く、狭い空間や大きな音が苦手な方には負担が大きいものでした。MRIが苦手な方はぜひ当クリニックにご相談ください。また、病院勤務で築いた連携体制を生かし、緊急性の高い疾患が見つかった際にはすぐに近隣の脳卒中センターへ搬送できる体制も整えました。院内は片頭痛の患者さんに配慮して色調を抑え、目に刺激の少ない照明を採用。車いすでも通りやすい広々としたバリアフリー設計で、どなたにも安心してお過ごしいただけます。

薬と生活習慣改善の両面から頭痛の根本治療をめざす

頭痛の診療ではどのようなことを大切にされていますか。

桧山永得院長 ひやま脳神経外科頭痛めまいクリニック3

丁寧な問診と診察から頭痛の原因や特徴を突き止めます。治療はその人に合ったオーダーメイドな薬物療法を提案し、同時に片頭痛に対して非常に有効な生活習慣の改善指導を経験豊富な「専門の看護師」が行います。頭痛の薬は数多くありますし、漢方で改善が見込める症状もあります。患者さんの症状や生活背景を詳しく伺い、その方に合った処方を組み立てていくので、一人ひとり違った処方になるのです。しかし、薬だけで頭痛の解消が見込めるとは限りません。というのも頭痛には、現代人の働き方やストレスの多い生活スタイルが影響している面もあるんです。そこで当院では、診察後に専門知識を持つ看護師から生活習慣改善のためのアドバイスを受けていただく時間を設けています。また、注射薬である抗CGRP製剤を希望される方には院内で専門看護師から安心して注射を受けてもらうことができます。

お子さんの頭痛についてはいかがでしょうか。

小児の頭痛では非発作時にケロッとしていることが多く、保健室で20〜30分休んで調子が落ち着き、平気そうにしているので仮病と誤解されてしまうケースも少なくありません。実際、こうした誤解が続くと学業に影響し、最悪の場合は不登校につながってしまうことも考えられます。また、大人の頭痛よりも腹痛や吐き気、下痢や便秘といった消化器症状が前面に出ることがあり、頭痛と気づかれないまま原因不明の体調不良として見過ごされてしまうこともあるでしょう。当院では、まずMRIで脳腫瘍などの器質的疾患がないことを確認してから治療を開始します。お子さんに使える薬の用量や年齢、体重をしっかり説明し、親御さんにも安心していただけるよう心がけています。

妊娠や授乳中の方への対応についても伺えますか。

桧山永得院長 ひやま脳神経外科頭痛めまいクリニック4

妊活中や授乳中の方の頭痛治療は、実は頭痛専門の外来でも高度な対応が求められる分野です。多くの医療機関では「妊活しています」と言われた時点で「薬は出せません」となってしまうことがほとんどだと思います。しかし、月経周期と妊娠を確認しているタイミングを詳しくお聞きすれば、「ここまでは今までの薬が使えますよ」「このタイミングからはこの薬をやめてください」といった具体的なアドバイスができるのです。授乳中も同様で、母乳への移行を心配して我慢されている方が多いのですが、ある種の薬は授乳のタイミングを調節することで使用することができます。こうした専門的な指導と併せて、生活習慣の改善もご提案することで、妊活中や授乳中であっても頭痛と上手に付き合っていける方法を一緒に探していきたいと考えています。

関わるすべての人を幸せに。地域で支える脳の健康

認知症やめまいの診療についても教えてください。

桧山永得院長 ひやま脳神経外科頭痛めまいクリニック5

認知症の外来では、まず問診の段階で、ご自身で自覚して来られたのか、それともご家族など周囲の方に勧められて来られたのかをお聞きしています。ご本人は心配していても、検査の結果「認知機能は落ちていない」と科学的に判断できれば、それだけで大きな安心につながります。認知機能のチェックは専門の看護師が個室で行いますので、人の目を気にせず落ち着いた環境で受けていただけます。めまいについてですが、私は「頭痛とめまいは相関していることが多い」という考え方を持っています。特に更年期や閉経後の女性で、もともと持っていた片頭痛が変化して、めまいやふらつきだけが残るというケースがあるのです。そうした方には片頭痛の治療を行うことで、めまいの改善が期待できることもあります。

診療で大切にされていることや、スタッフさんについてお聞かせください。

当院の基本理念は「クリニックに関わる人を幸せにする」ことです。この「人」には患者さんはもちろん、ご家族、そしてスタッフやその家族も含まれています。皆さんを幸せにするにはどうすれば良いかを常に第一優先にして行動すれば、うまく進んでいくのではないかというのが私の考え方です。スタッフの採用では、キャリアや資格、年齢は一切問わず、しっかり接遇ができる方を優先しました。「この人は患者さんに想像力と思いやりを持って接してくれそうだ」と感じた方を選んだところ、医療経験のない方も多かったのですが、今ではとても良い接遇で患者さんやご家族に接してくれています。わざわざ時間をつくって病院に来られる方は、何か不安や痛みを抱えておられます。そこに寄り添えるスタッフたちに恵まれたと、心から感謝しています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

桧山永得院長 ひやま脳神経外科頭痛めまいクリニック6

当院は平日夜7時まで診療しています。都心で働いている方にも、帰り際に「地元で受診して帰ろう」と思っていただけたら、と。また、近隣の脳神経外科の先生方と休診日をずらし、「頭痛がつらいのに、どこも休診で受診できない」ということがないよう、地域全体で患者さんを支える体制を整えています。地域の先生方とは「一緒に支えていきましょう」と温かいお言葉をいただき、連携しながら診療にあたっています。頭痛、めまい、物忘れ、脳卒中後のフォローまで、幅広い世代の皆さんの脳の健康をお守りできるクリニックでありたいと思っていますので、気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

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