横井 健太郎 院長の独自取材記事
よこいこどもクリニック
(京都市南区/西大路駅)
最終更新日:2026/02/12
西大路駅より徒歩12分ほど、西小路通沿いのクリニックビル3階にある「よこいこどもクリニック」。20年以上小児科診療に携わってきた横井健太郎院長が「すぐに相談できる身近なかかりつけ医になりたい」と、2025年12月に開院した。診療では、迅速に結果がわかるアレルギー検査やインフルエンザ検査などを導入。忙しい保護者の負担軽減に努めている。また、風邪や慢性的な症状の他「様子を見ていいのかわからない」という場面での相談にも積極的に対応。「些細なことでも早めに受診すれば、不安の解消につながりますから」と呼びかけているそう。子どもと保護者を第一に考える横井院長に、開業の経緯や診療の特徴、今後の展望などを聞いた。
(取材日2026年1月5日)
20年以上の経験を生かし、安心と利便性を届けたい
まずは、これまでの経歴からお聞かせください。

2002年に京都府立医科大学を卒業後、20年以上にわたり、大学病院や総合病院で小児科診療に携わってきました。急性疾患はもちろん、アレルギーや発達、慢性疾患、生活習慣に関わる相談など、幅広い症例を経験しています。小児科医を志したのは、自分自身が病院にお世話になることが多く、そこで小児科の先生に助けてもらった経験からです。自分も同じように子どもたちを助ける医師になりたいと考えるようになりました。現場で培った知識と経験を生かし、一人ひとりに合わせた丁寧な診療を提供したいと考えています。
20年以上、小児科の診療経験を重ねてきた中で、開業を決意したきっかけは何だったのでしょうか?
総合病院などで診療を続ける中で「病気だけを診るのではなく、子どもの成長・発達・生活背景まで含めて、長く寄り添える医療」を実現したいという想いが強くなりました。「すぐに相談できる身近なかかりつけ医」の存在が、ご家族にとって大きな安心につながると思っています。また、開業している知人の医師から声をかけられたり、友人から「開業に向いているのではないか」と背中を押されたりしたこともあります。この地域は医療機関が少なく、地域の方が困ったときにすぐ足を運べる場所をつくりたいと考え、開院を決意しました。
院内のこだわりを教えてください。

お子さんが威圧的な雰囲気を感じることなく、安心して受診できる雰囲気づくりを大切にしています。内装は明るく温かみのある空間を心がけ、私の好きなブルーをテーマカラーに、爽やかで清潔感のあるデザインに統一しました。利便性の面での特徴としては、1階に駐車場と駐輪場、調剤薬局を併設するビルにあり、院内には靴を脱いで上がれるキッズスペースや自動精算機を導入しています。また、安全面への配慮として、完全予約制を採用することで、待合のスペースが密にならないよう工夫。予約時間の前後の方しかいない状態をつくり、感染予防と待ち時間の短縮を両立させました。
迅速な検査や幅広い相談対応で保護者の負担軽減めざす
どのような相談内容が多いですか?

現在は、発熱や咳、鼻水といった一般的な風邪の症状で来院する方が多いです。当院では、単なる急な病気だけでなく「少し気になる」「様子を見ていいのか不安」という段階でのご相談も幅広く受けつけています。具体的には、長引く便秘や腹痛、食欲低下、過敏性腸症候群(IBS)、また朝が起きにくかったり立ちくらみを伴ったりする起立性調節障害など、慢性的な症状に関する相談が増えています。加えて、喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎といったアレルギー疾患、発熱・胃腸炎を繰り返しやすい虚弱体質の診療にも積極的に取り組んでいます。育児の悩みや生活リズム、発達に関するちょっとした違和感など、どんな些細なことでも気軽にご相談ください。早めに受診していただくことで、不安の軽減や適切なフォローにつなげることを大切にしています。
特に注力している診療についてお聞かせください。
当院では、15分ほどで結果が出るアレルギー検査装置を導入しています。検査を外部の業者に委託した場合、結果が出るまでに1週間ほどかかるため、結果を聞くために再度来院しなければなりません。しかし当院では、受診したその日のうちに結果がわかりますので、すぐに具体的な対策をお伝えできます。また、インフルエンザなどの迅速検査においても、発熱後12時間程度の早期段階で、24時間経過後と同等の精度で検出できる装置を備えました。これにより「まだ検査ができないから、明日また来てください」と伝えることなく、その場で診断してすぐに治療薬を処方できる体制を整えています。これらの西洋医学による検査・治療に加え、お子さんの体質や生活習慣、心身のバランスを総合的に判断し、必要に応じて東洋医学や漢方の視点を取り入れる「ハイブリッド診療」を行うことで、一人ひとりに適した医療の提供をめざしています。
保護者の不安や負担の軽減にもつながりそうですね。

そうですね。特に共働きの親御さんにとって、検査結果を聞くために再度仕事を休んで来院することは大きな負担だと思うんです。当院では、一度の受診で完結できるメリットがあります。また、スケジュールの立てやすさも重視し、予約システムによって診察時間が指定できるようにしました。インフルエンザなどの迅速検査により「白黒はっきりさせて、その場でお薬を処方できる」体制を整えることで、何度も足を運ぶ手間を省き、親御さんの「早く安心したい」という気持ちに寄り添うよう配慮しました。早めに受診・相談していただくことが、結果として適切なフォローとご家族の安心につながるのではと考えています。
子どもの成長を見守り、地域とともに歩んでいく
お子さんとの関わり方で、意識していることはありますか?

お子さんが当院を「怖い場所」ではなく「話を聞いてくれる先生がいる場所」と感じてもらえるよう意識しています。一人ひとりの性格や年齢に合わせ、できるだけお子さんのペースを尊重し、安心できるような声かけを心がけています。本人・保護者・私が三位一体となって同じ方向を向き、治療に取り組める関係性を築くことが理想です。症状や検査結果だけで判断するのではなく、家庭の状況や生活環境、保護者の方の不安や迷いまでを深く理解し、なぜこの治療方針が必要なのかを丁寧に共有することを大切にしています。
今後、どのようなクリニックにしていきたいとお考えですか?
地域の子どもの健康を長期的に見守る頼れるかかりつけ医として、さらに医療体制を充実させていきたいです。アレルギー診療はもちろん、生活習慣や発達に関する相談体制も強化し、病気の治療だけでなく予防医療や育児サポートにも広く取り組んでいきたいと考えています。めざすのは、単なる一時的な受診場所ではなく、お子さんの成長を継続して見守り、地域とともに歩んでいけるクリニックです。西洋医学と東洋医学を組み合わせた診療など、多角的な視点から心身のバランスを整えることをめざし、一人ひとりが健やかに育っていけるよう、安心感のある医療を追求し続けます。
地域の方や読者へメッセージをお願いします。

お子さんの体調について「こんなことを聞いてもいいのかな」と迷う必要はありません。少しでも不安を感じたときや、どこに相談すべきかわからないときは、いつでもお気軽に当院へお越しください。私たちは、ご家族の気持ちに寄り添い、一緒に解決の糸口を探していくパートナーでありたいと願っています。迅速な検査による負担軽減や、一人ひとりに合わせた丁寧な診療を通じて、地域の皆さんにとって、安心できる身近な存在となれるよう努めます。お子さんとご家族の笑顔のために、全力でサポートしていきます。

