亀之園 俊介 院長の独自取材記事
かめのその歯科クリニック
(鹿児島市/鹿児島中央駅)
最終更新日:2026/01/21
国道3号沿い、鹿児島中央駅のバス停からアクセス可能な「かめのその歯科クリニック」。院長の亀之園俊介(かめのその・しゅんすけ)先生は、鹿児島大学を卒業後、鹿児島、福岡、宮崎で臨床経験を積んできた。特に宮崎では7年間分院を任され、日々数多く訪れる患者を一人で診療。虫歯治療から入れ歯まで幅広い症例に携わってきた。「痛いときだけ行くのではなく、痛くならないように通ってほしい」と語る亀之園院長。長年の経験から、痛みが出てから歯科医院に駆け込むのではなく、痛くならないように予防歯科に通うことの重要性を痛感し、2025年12月、地元鹿児島で開業した。今回は亀之園院長に、診療方針や開業への思いなどを聞いた。
(取材日2025年12月29日)
県内外で培った今までの知見を、故郷・鹿児島へ
これまでのご経歴を教えてください。

2012年に鹿児島大学を卒業し、1年間の初期研修を経て、鹿児島市内、福岡、そして宮崎の歯科医院で勤務医として働いてきました。宮崎の時は、週の半分は分院に行って一人で患者さんを診ていたので、実質的には分院長のような役割でしたね。約7年間、数多くの患者さんを診てきました。層としてはご年配の方や50代前後の方が中心で、その方が連れてこられるお子さんも多かったです。虫歯の治療から入れ歯の作製まで、幅広い症例に携わってきました。
これまでのご経験の中で、今の診療スタイルに通じるものは何でしょうか?
多くの患者さんと接する中で、技術はもちろん大事だけれど、それ以上に人と関わる仕事であることを強く感じました。何より、患者さんに気持ち良く通ってもらうことが一番大切だと考えています。特に、歯科医院が怖いという方には、痛みがないような治療を心がけるのはもちろんですが、何をされるかわからない怖さを解消するために、前もってしっかり説明をすることを意識しています。患者さんがやりたくないことは無理にせず、説明と同意、「インフォームドコンセント」を徹底し、納得して治療を進めることを大切にしています。
開業のきっかけと、この場所を選ばれた理由を教えてください。

宮崎のクリニックの先生がとても良い方だったので、そのまま勤務医として続けていくことも考えましたが、40歳を過ぎたあたりで自分の理想の歯科医院をつくりたいという思いが芽生え、出身地である鹿児島に帰るタイミングで開業を決めました。この場所は、交通量の多い大きな国道沿いでとても目につきやすく、アクセスが良いのが魅力でした。また、近くに小学校や短期大学があり、若い世代やそのご家族が多く住んでいる地域なので、幅広い層の方に来ていただけるのではないかと考えました。以前、すぐ近くの地域で2年間働いていたこともあり、土地勘があったのも大きかったですね。
クリニック名の由来は何でしょうか?
私の苗字の「亀之園」という名前は珍しいので、そのままクリニック名にすることで覚えていただきやすいかなと考えました。鹿児島には「〜之園」という苗字は多いですが、亀之園はあまり見かけないと思います。親しみやすさを込めて、カメをモチーフにしたロゴマークもつくりました。
歯科医師の都合を押しつけない、寄り添う治療
診療で大切にされているモットーはありますか?

患者さんが不快な思いをしないことを第一に心がけています。院内を清潔できれいに保つことも、また来たいと思っていただくための大切な要素だと思っています。治療に関しては保険診療を主にしています。「保険診療で大丈夫です」という方に無理に自由診療を勧めることはありません。もちろん自由診療の選択肢もご説明しますが、あくまで患者さんに選んでいただく方針です。セラミックやジルコニア、ノンクラスプデンチャーといった自由診療も、ご希望に合わせて丁寧に対応しています。
どのような診療に特に力を入れていらっしゃいますか?
虫歯治療と予防歯科には特に力を入れています。最近は皆さんの意識も上がっていますが、それでもまだプラークが残っている方は少なくありません。歯科医院できれいにするだけでなく、日頃からご自身でケアできるようブラッシング指導を重視しています。お口の中がきれいになること自体、気持ちが良いですよね。その気持ち良さを皆さんに提供したいと考えています。また、宮崎での経験を生かし、入れ歯治療にもこだわっています。型採りを丁寧に行い、噛んだ時に痛くない、しっかり噛める噛み合わせの調整に努めています。
患者さんとのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

診療室に通した際にしっかり「院長の亀之園です」とあいさつをすることから始めています。 また、無言で椅子を倒すと患者さんは驚かれますから、「今から椅子を倒しますね」「今から削りますね」と、処置の一つ一つに対して必ず声かけをするようにしています。嫌な思いをさせない接遇を心がけ、患者さんの希望に沿った治療ができるよう努めています。
どのような患者さんに特に来ていただきたいですか?
学校が近いので、若い方やそのファミリー層にも来ていただきたいですし、これまで力を入れてきた入れ歯治療などを通じて、ご年配の方にも頼りにしていただければうれしいです。特定の層に限らず、地域の全年齢層の方々に幅広く来ていただきたいですね。
受付横のキッズスペースで子ども連れでも安心の治療を
設備や内装はどういった特徴がありますか?

歯科用CTはもちろん、高圧蒸気滅菌器を導入しています。衛生面へのこだわりは当院の強みですね。ほかにも、飛沫を防ぐ口腔外バキューム、さらに医療用空気清浄機も設置しています。感染症対策を徹底し、常に清潔な環境を保つようにしています。内装は白を基調とした清潔感のある印象を大切にしました。深い茶色を配置して落ち着きを出し、アクセントカラーにはカメをモチーフにした淡い緑を使っています。また、入り口からバリアフリーのスロープを設け、トイレにはおむつ台も設置しました。キッズスペースを受付のすぐ横にしたのは、スタッフが目を配れるようにし、親御さんに安心して治療を受けていただくためです。ユニットは現在3台ですが、最大5台まで増やせる開放感のある空間になっています。駐車場も7台分完備しています。
お忙しい日々かと思いますが、休日の過ごし方について教えてください。
休日も平日も、1万歩を歩くことを日課にしています。開業にあたって、自分が病気で休むようなことがあれば患者さんに迷惑をかけてしまうと思い、健康にはかなり気を使うようになりました。実は以前、体重が90キロを超えていた時期があったんです。ですが診療後のジムで、現在は79キロまで減りました。歯科医師を長く続けていくためには健康寿命が大事ですからね。あとは、アクション映画を観たりして過ごすことが多いです。
今後の展望について教えてください。

患者さん第一のクリニックでありたいと思っています。歯科医師側の都合で治療を押しつけるのではなく、患者さんの希望を最優先にしています。 「今は痛いところだけ治したい」という方には無理に全体的な治療を勧めず、まずは応急処置から行うなど、お一人お一人の気持ちに寄り添った診療を続けていきたいです。
最後に、地域の方へメッセージをお願いします。
「歯科医院は痛いときだけ行く場所」というイメージを、少しずつ変えていきたいと思っています。痛くなる前に通っていただくことで、お口の中が清潔になる気持ち良さをぜひ知っていただきたいです。 常に患者さんの気持ちを第一に考えてまいりますので、何かお困りのことがあれば、お気軽にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックの詰め物/6万円程度、セラミックのかぶせ物/12万円程度、ノンクラスプデンチャー/12万円程度

