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澤田 紫乃 院長の独自取材記事

まめレディースクリニック

(川崎市宮前区/鷺沼駅)

最終更新日:2026/03/18

澤田紫乃院長 まめレディースクリニック main

東急田園都市線・鷺沼駅から徒歩4分の場所に、2025年12月に開業した「まめレディースクリニック」。木目を基調とした院内は温かな光に包まれ、不安を和らげてくれる。院長の澤田紫乃先生は、女性の心と体の不調全般を診る“女性医学”を専門とする。女性医師ならではのきめ細かな視点に加え、「女性が少しでも長く健康で幸せに過ごせるように」という想いを胸に、患者一人ひとりに寄り添った診療を行っている。漢方治療にも精通し、骨粗しょう症の治療や転倒・骨折の予防にも力を入れるなど、幅広い視点で女性の健康をサポートできる体制が整う。「患者さんに『ここに来て良かった』と思っていただけるクリニックにしたい」と語る澤田先生に、開業への思いや診療方針、院の特徴を聞いた。

(取材日2026年2月18日)

女性に関わる病態全般を診る女性医学のクリニック

開業までの経緯からお伺いできますか。

澤田紫乃院長 まめレディースクリニック1

聖マリアンナ医科大学での臨床研修終了後、そのまま医局に入り、産婦人科医としてのスタートを切りました。産婦人科の専門分野は、がん治療、お産、不妊治療、それ以外を広く診る女性医学の4つに分かれ、一通り経験した後に専門を選ぶのが一般的です。私もこの流れで、医局ではさまざまな診療・治療に携わりました。例えば、卵巣を取った患者さんの治療後のヘルスケアのための外来を立ち上げたり、約3年間不妊治療に従事したりもしました。女性医学を選んだのは、患者さんと話す時間が好きで、体調が良くなったときの笑顔や、また来てくださることが励みになるからです。長く関わって健康を支えていけることが女性医学の魅力だと思います。また、漢方治療や骨粗しょう症治療にも興味があったので、2021年頃から診療と並行して外部の先生のもとで勉強しました。そして昨年、今までの学びを患者さんに還元したいという想いから開業に至りました。

女性医学とはどういうものでしょう?

女性医学は、月経にまつわる問題をはじめ、女性の心身に関わるさまざまな病態の診断・治療、そしてQOL向上のための予防を行う分野です。基本的にはホルモン剤や漢方など、内科的な治療が中心となります。薬の処方においても、選択肢が広い分、それぞれの特性を深く理解した上で使い分けるには相応の知識が必要です。患者さんが長期的に薬を服用することも多いからこそ、私自身は「なぜその薬を選ぶのか」をきちんと説明できるようになりたいと思い、女性医学に興味を持つようになりました。漢方も同じで、産婦人科でよく使われる薬は限られているため、よりこまやかで柔軟な対応ができるように研鑽を積んできました。治療の引き出しが多いほど、患者さんにより合った選択肢を提案できると思っています。

クリニックの名前の由来を教えてください。

澤田紫乃院長 まめレディースクリニック2

クリニック名は短く、覚えてもらいやすいものにしたいなと考えていました。私の旧姓が「遠藤」なので、そこから「まめ」が出てきました。実は、私が医師になったきっかけとしては、内科医として開業している母の勧めや、頑張って医師として働いている母の背中を見てきたことなどが大きいんです。最初は母と同じように内科に進もうと考えていたんですが、女性の一生に寄り添えることに魅力を感じて、産婦人科を選びました。母は内科を継いでくれたらなお良かったと思っていたかもしれませんが、そんなことは一切言わずに応援してくれましたし、開業にあたってもやりたいようにやりなさいと言ってくれました。「まめ」には、そんな自分の原点を忘れないという想いがあります。

幅広い年代の健康と予防をサポート

現在、どのような方が通われているのでしょう?

澤田紫乃院長 まめレディースクリニック3

10代前半から80代まで、幅広い年代の方がいらっしゃっています。初経を迎えてから生理関連の何かしらの不調で来られる方が多いですね。生理が重い、量が多い、貧血がある、PMS(月経前症候群)、生理前のメンタル不調、腹痛、頭痛、精神科の先生から一度婦人科の受診を勧められたなどで、保護者と一緒に来られる10代の方もたくさんいらっしゃいます。生理関連以外では、どこかだるい、急に眠れなくなったなども。年齢を重ねてくると、不正出血、子宮が下りてきている子宮下垂や、子宮が出ている子宮脱、それから、腟の乾燥や外陰部の痛みなどで来られる方が多いでしょうか。すべての方に言えることですが、生理関連で何かをする上でのストッパーになっている、パフォーマンスが落ちているといったことがあるなら、まずご相談いただいていいのではないかと思います。

治療はどのようなものになりますか?

基本的には、ホルモン剤や漢方薬、プラセンタ注射などを使って、ホルモンや体のバランスを整えるよう図ります。生理を止めると体に悪いと考える人もいますが、そんなことはありません。逆に、生理の痛みに耐え続けることが、子宮内膜症を放置することにつながってしまう場合もあります。診療では、そういうお話もした上で治療法を提案していきます。本人が納得していないのに、検査や薬の処方を行うことはありません。しっかり説明させていただいた上で、患者さんの意向に沿った治療法を提案します。仕事のストレス、介護、お子さんの問題など、抱えているものを整理していくだけでも気が楽になることもありますから、気軽に相談をしに来ていただければと思います。

骨粗しょう症の予防にも力を入れていると聞きました。

澤田紫乃院長 まめレディースクリニック4

はい。女性は閉経後に骨粗しょう症のリスクが高くなるため、治療と予防に力を入れてきました。骨密度は加齢とともに低下し、さらに筋力の衰えが重なると、転倒から骨折へとつながり、そのまま要介護となってしまうケースも少なくありません。実際、転倒による骨折は男性よりも女性のほうが多いのが現状です。こうした状況を少しでも改善したいというのも、開業を決めた理由の一つです。転倒骨折を防ぐには何より予防が重要です。川崎市では、40歳から70歳までの女性は5年に1度、市の検診で骨密度検査を受けられます。当院では被ばくのない超音波を用いた15分程度の骨密度検査が受けられます。検査で骨粗しょう症のリスクがあると判断した方には、転倒防止につながる運動のアドバイスや、必要に応じた治療をご提案しており、将来の骨折を防ぐことにつながればと考えています。

「来て良かった」と言われるクリニックにしたい

院内のデザインや設備にはどんなこだわりがあるのでしょう?

澤田紫乃院長 まめレディースクリニック5

受付の横に個室のカウンセリングルームを設けており、ピルの服薬指導などをここで行っています。当院は男性の付き添いは原則控えていただいていますが、状況に応じてこちらでお待ちいただくことも可能です。診療室や内診室の造りは一般的なものだと思いますが、内診の際、目隠しカーテンは使いません。顔が見えないほうが恥ずかしくなくていいという方もいらっしゃるかもしれませんが、患者さんの表情が見えるほうが痛みを感じていないかなどがわかり、声もかけやすいです。患者さんも何をされているのかわかったほうが不安が少ないのではと思ってそうしています。

スタッフさんたちについてもお聞かせいただけますか。

スタッフは私のほか、受付が2人、看護師が2人在籍しています。看護師の2人は、私が病院で勤務していた頃からの顔なじみで、明るく社交的な方々です。受付スタッフも、元気の良いあいさつや患者さんへのこまやかな配慮を大切にした、優しい対応をしてくれています。婦人科は、どうしても緊張を感じやすい場所だと思います。そんな中で、スタッフが緊張を和らげる声かけをしたり、患者さまの既往歴や状況に応じて柔軟に動いてくれる姿を見る度に、とても頼もしく感じています。私は、このチームを “最高のワンチーム” だと思っています。

今後の展望を教えてください。

澤田紫乃院長 まめレディースクリニック6

女性たちが少しでも生活しやすくなるよう、お手伝いできたらなという思いがあります。開院にあたり、地域の小児科の先生に、「女性の婦人科のお医者さんがこの辺に少なかったのでありがたいです」とお声をかけていただいたことは、すごくありがたく、印象的でした。当院ができたことで、地域の女性の方の婦人科受診のハードルが下がるとうれしいですね。婦人科は全世代の女性を診るところですから、年齢に関わらず、お悩みがあれば来てほしいと思います。他科とも連携しながら患者さん一人ひとりにベストを尽くし、多くの患者さんに「ここに来て良かった」と思ってもらえるようなクリニックにしていきたいです。