少しの血便も見逃さないで
速やかな大腸内視鏡検査を勧める理由
あけぼの橋内科・内視鏡内科
(新宿区/曙橋駅)
最終更新日:2026/01/15
- 保険診療
トイレの後に「もしかして、血便?」と思う瞬間は珍しいものではない。もし、そんな経験が一度でもあったら「大腸内視鏡検査ができるクリニックを早めに受診してください」と注意を呼びかけるのが「あけぼの橋内科・内視鏡内科」の大久保恒希院長だ。血便は多くの場合は痔が原因だが「どうせ痔だろう」と油断はできない。大腸内視鏡検査で大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎などが「ない」ことを突き止める必要がある。血便はどのような病気の可能性があるのか、同院が行う苦痛のない大腸内視鏡検査のための工夫などと併せて、大久保院長に詳しく話を聞いた。
(取材日2025年12月25日)
目次
血便は大腸の病気を知らせるサイン。大腸内視鏡検査を習慣化するきっかけにもなる
- Q血便とは具体的にはどのようなものなのでしょうか。
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A
▲患者に寄り添い、安心して検査を受けられる環境を整える
トイレットペーパーに血がつく、便器が赤く染まる、赤黒い便が出る、黒っぽい便の後で水の中が赤く染まった……などさまざまなタイプがあります。1回でも血便があったら大腸内視鏡検査の適用になるので、早めに受診するようにしてください。例えば鮮やかな赤い血がトイレットペーパーや便器につく場合、痔が原因ということがほとんどですが「どうせ痔だろう」と自己判断で放置するのはお勧めできません。なぜならば、仮に痔だとしても大腸のほうに何も問題がない証明にはならないからです。大腸がんではないことが圧倒的に多いとはいえ「大腸がんではない」と確認するためにも大腸内視鏡検査は必須といえるでしょう。
- Q大腸ポリープはすべて大腸がんになるのですか?
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A
▲症状や不安を丁寧にヒアリングし、適切な検査を提案
大腸ポリープにはさまざまな種類があり、すべて大腸がんになるわけではありません。がん化しやすいのは腺腫というグループで、いかにして良性の段階で発見し必要に応じて切除できるかが予防の鍵です。また、クリニックで検査と同時に切除できる大腸ポリープもありますが、適切な切除法を見極める力が問われます。私はその点、大腸内視鏡を専門とし、数々の総合病院で研鑽を重ね、高度なESD治療まで行ってきたので、その分野のエキスパートといえます。さらに、一度切除したからといって油断できません。大腸ポリープができやすい体質の方もいるので、定期的な大腸内視鏡検査で早期発見・治療を繰り返すことがより確実な予防につながります。
- Q大腸ポリープを良性のうちに切除するのが大事なのですね。
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A
▲落ち着いた空間で、検査前の緊張も和らぐ
大腸ポリープの切除は、たとえ一部でもがん化の可能性がある組織を取り残さないことが重要です。当院では良性の大腸ポリープに対して、スネアという金属の輪を引っ掛けて締めながら切除するという手法で対応しています。的確に切除するためには繊細な技術が問われますが、私はこれまで国立国際医療センターなどで十分な研鑽を積んできました。併せて、すでにがん化が疑われる大腸ポリープに対して行うEMR(内視鏡的粘膜切除術)や、ESDという大規模病院で行うような治療も経験しています。そういった経験から、病変に対しEMRやESDが必要かどうか適切に診断し、ESDが必要であった場合に迅速に大規模病院に紹介することも可能です。
- Q血便はどのような大腸の病気の可能性がありますか?
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A
▲プライバシーに配慮した更衣室
例えば血便や下痢が続くとき、潰瘍性大腸炎の可能性もあります。近年、患者が急増している潰瘍性大腸炎は原因不明の炎症性腸疾患で、若年層に多く国の指定難病です。確定診断には大腸内視鏡検査が必須ですが、早期治療で入院やステロイド内服を回避できることもあります。私はその領域に関しましても専門としており、入院での加療までも携わってきましたので、安心してご来院ください。その他、血便は感染性腸炎や虚血性腸炎、憩室出血が疑われる例もありますが、場合によっては高次医療機関への紹介が必要で、何よりも大腸がんやポリープのサインでもあります。健康診断で便潜血陽性の場合も含め、放置せず早めに大腸内視鏡検査を受けましょう。
- Qこちらの大腸内視鏡検査の特色を教えてください。
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A
▲先進の内視鏡設備を備え、快適で安全性に配慮した検査を実施
大腸がん予防のためにも、大腸内視鏡検査は患者さんが定期的に受けるモチベーションを維持できるかどうかがとても重要です。だからこそ「また受けよう」と思っていただけるように、当院では安心して楽に受けられる検査にこだわっています。鎮静剤や鎮痛剤を使うのはもちろん、それだけでは対処が難しい小さな痛みさえも、長年にわたり培ってきたテクニックを駆使して排除するのが目標です。厳しいトレーニングを受けてきた軸保持短縮法のほか、先進の無送気水侵法も習得しています。診断に関しては、ヒューマンエラーを防ぐための補助機能としてAIを導入するなど、常に進化し続ける大腸内視鏡検査を提供しているので、気軽にご相談ください。

